「青春18きっぷ」の発売シーズン（春・夏・冬）の多客期などを中心に，東京—大垣間で運転されている臨時快速“ムーンライトながら”は，2013（平成25）年夏シーズンまでJR東日本田町車両センター（→大宮総合車両センター）所属の183・189系で運転されてきましたが，冬シーズンからは大宮総合車両センター所属185系により運転されるようになりました． 初日の下りはB4＋B7編成で運転されました．終点の大垣では223系と並ぶ姿も展開されました．185系は通常は，修善寺行きの“踊り子”で東海道本線では三島までしかその姿を見ることができないため，夜間帯の臨時快速といえども，三島以西，大垣までを行く185系の姿は新しい光景の誕生となりました．

JR四国は，予讃線の特急“しおかぜ”に使用している2000系特急形気動車の老朽取換えのため，8600系特急形直流電車の量産先行車を新製すると発表した． 8600系のデザインは，建築デザイン経験のある社員がメーカーと共同で行ない，「レトロフューチャー」をコンセプトに，ノスタルジックな鉄道車両のイメージを「未来特急」としてデザインされている． 車両の制御方式は発電・回生ブレーキ付VVVFインバータ制御．主電動機には，全閉外扇式三相かご形誘導電動機を採用し，省メンテナンス化を図る．車体傾斜機構に空気ばね車体傾斜方式を採用することで，台車構造の簡素化による省メンテナンス化と，到達時分の確保を両立させる．最高運転速度は130km/h． 量産先行車はTc＋Mcの2連2本が製造され，2014（平成26）年6月以降，高松—松山間の“いしづち”に使用される予定．

2013（平成25）年12月3日（火）から翌4日（水）にかけて，近畿車輛の充電形バッテリ電車「Smart BEST」が四国に向けて輸送されました． けん引機は徳庵—吹田貨物間が岡山機関区所属のDE10 1743，吹田貨物—高松間が新鶴見機関区所属のEF65 2037でした．

2013（平成25）年12月3日（火）から4日（水）にかけて高松へ甲種輸送された，近畿車輌自社開発の自己充電形バッテリ電車「Smart BEST」が，12月6日（金）未明，高松—三本松間で走行試験を行ないました． 四国内では初めての走行で，今後も高徳線，鳴門線，徳島線で走行試験が実施されるもようです．

2013（平成25）年7月5日（金），松山運転所所属のキハ32　4「海洋堂ホビートレイン」が多度津工場から出場しましました． 今回の入場中にラッピングのデザインが変更され，オレンジ色と青色ベースの新たなデザインとなりました． なお，同車は高松駅（6日），松山駅（7日），高知駅（13日）での展示会が，窪川駅（13日）での出発式が予定されています．

2013（平成25）年7月2日（火）から4日（木）にかけて，DE10＋気動車6両＋DE10の試運転列車が九州内を一周しました． 編成は下り方から，DE10 1638＋キハ47 8159＋キハ47 74＋キハ47 8076＋キハ185-6＋キハ186-3＋キハ47 4509＋DE10 1195で，竹下→博多→久留米→由布院→庄内→由布院→庄内→由布院→大分→都城→鹿児島中央→吉松→熊本→竹下と走行しました．2013（平成25）年10月から運転を開始するJR九州のクルーズトレイン“ななつ星 in 九州”を想定した列車と思われます．

JR東日本は，南武線にE233系を導入すると発表した． 1編成当たりの定員が従来の205系の848名に対し，約1割多い924名となることから，混雑の緩和が図られる．また，205系と比較して約7割の消費電力量で走行することができるほか，車内照明がすべてLED化されることで，従来の蛍光灯に比べ約6割の消費電力量となる． 導入されるのは，6連35本の210両で，2014（平成26）年度から営業運転を開始する予定． 画像：南武線のE233系イメージパース（JR東日本提供） 記事：編集部

2013（平成25）年7月1日（月）から香川県観光協会主催で開幕する「うどん県時間旅行物語」のキックオフイベントとして，6月30日（日），ことでん琴平線琴電琴平駅においてレトロ電車の出発式と高松築港までの特別運行が行なわれました． 出発式には「うどん県」副知事の要潤さんが登場しました．レトロ電車は「うどん県時間旅行物語」のヘッドマークを掲げ，12月1日までの土日祝日に1日1往復運転されます．なお，6月30日については特別運行が片道のため，仏生山→琴電琴平間で回送運転されました．

2013（平成25）年4月7日（日），ことでん琴平線では，旧形電車特別運転が高松築港—琴電琴平間で1往復行なわれました．編成は琴電琴平方から300号＋23号の2連でした．

2013（平成25）年3月1日（金），大阪市営地下鉄谷町線に所属している30系3093編成が，大日検車場から森ノ宮車庫へ回送されました．廃車のためと思われます． 同編成が回送されたことにより，大阪市営地下鉄の路線からセミステンレスの30系が消滅することになります．

NHKラジオ「みんなでつくる音の風景・にっぽん鉄道紀行いまむかし」鉄道にまつわるエピソード，写真，音を募集中 NHKラジオでは年末特集番組として「みんなでつくる音の風景・にっぽん鉄道紀行いまむかし」を放送します．28年の歴史を持つ「音の風景」では，にっぽんの鉄道を多数取り上げてきました．わたしたちの生活に密着した鉄道は，実にさまざまな表情を見せてくれます．今回はその「音の魅力」にじっくり迫る75分． 「むかし家族で乗った近所の電車」「思い出の鉄道旅行」「自慢のSLベストショット」「おいしかった駅弁」「はじめて降り立った東京」「修学旅行で」など，「いま」でも「むかし」でも，にっぽんの鉄道にまつわることなら何でも結構です．あなたの思い出やエピソードを写真や音とともに番組にお寄せください！． 当日は放送と同時に「らじる☆らじる」でネット配信．番組ホームページ上では番組の内容とストリーミング映像が

2012（平成24）年11月7日（水），下関総合車両所から115系1編成（下関方からクハ115-2520＋モハ114-1193＋モハ115-1109＋クハ115-2616）が出場しました．この編成は両先頭車が旧F-07編成から，中間車が旧G-03編成からそれぞれ転用されています．出場にあわせ，両先頭車は広島リニューアル色から瀬戸内色に塗装変更されています． 出場時には両先頭車に「F-07」のステッカーが付いたままでしたが（写真），この編成は出場後R-04編成となるようです．

伊予鉄不動産では，「伊予鉄道株式会社創立125周年記念オリジナルフレーム切手帳」を発売しています．これは郵便局が発行した「伊予鉄道創立125周年記念オリジナルフレーム切手」と，フレーム切手を収納する「オリジナル切手帳」をセットにした商品で，オリジナルフレーム切手は，2012（平成24）年9月14日に創立125周年を迎えた伊予鉄道車両を題材としたものです． 写真：「伊予鉄道株式会社創立125周年記念オリジナルフレーム切手帳」のイメージ（いよてつ坊っちゃん列車オンラインショップから）

2012（平成24）年10月13日（土），JR四国多度津工場にて毎年恒例の「鉄道の日」記念イベントである『きしゃぽっぽまつり』が開催されました． 会場では検修作業公開やPR室での展示，鉄道用品販売や各種バザーのほか，現役引退後，同工場で保管中の国鉄急行色キハ65 34＋キハ58 293を使用した構内体験乗車も実施され，多くの鉄道ファンや家族連れがショートトリップを楽しむ姿が見られました．

愛媛県の新居浜東港黒島ふ頭で，2012（平成24）年4月27日（金）から6月10日（日）まで最後の一般公開が行なわれた，もと青函連絡船の「羊蹄丸」ですが，7月11日（水）午後，解体のため多度津港にえい航され，船舶解体会社の工場岸壁へ着岸しました． 多度津港では多くのファンや青函連絡船を懐かしむ人の姿が多く見られました．「羊蹄丸」は，アスベストなどの有害物質や内装などを撤去したあと，11月から来年2013年7月にかけて解体作業を実施予定とのこです． 「羊蹄丸」は1965（昭和40）年に就航し，青函連絡船として1988（昭和63）年まで活躍．引退後は東京お台場の「船の科学館」で一般公開されていました．

東日本大震災の被災地に「アンパンマントロッコ」を走らせるJR東日本・JR四国・JR貨物による共同プロジェクト『アンパンマントロッコにのろう！』ですが，各地での運転を終え，JR四国高松運転所所属のキハ185-26＋キクハ32-502の2両が．2012（平成24）年7月12日（木）から翌13日（金）にかけて，津田沼から高松まで甲種輸送されました．けん引機はJR貨物新鶴見機関区所属のEF65 2077でした．

伊予鉄道松山市内線では，松山市で開催されるプロ野球『マツダオールスターゲーム2012』第2戦をPRするため，「松山オールスター号」を2012（平成24）年7月1日（日）から運行しています． ボールに見立ててラッピングされた2100形2110号の車体には，野球のボールの縫い目が，愛媛特産のミカンをイメージしたオレンジ色で描かれています． 7月1日午前，松山市駅市内線乗り場では，運行に先立ち松山市長らのテープカットがあり，出発を祝いました． 「松山オールスター号」は，ゲームが行なわれる7月21日（土）まで運行される予定です．

大阪環状線に唯一残っていた，一ツ家踏切（大阪市天王寺区茶臼山町・天王寺—新今宮間）が，2012（平成24）年7月1日（日）未明に閉鎖されました． 同踏切は朝のピーク時には1時間に環状線と関西線の電車が最大51本通り，54分間，遮断機が下りたままの「開かずの踏切」となっていました．そのため無理な横断が電車を止めるケースも相次ぎ，廃止が決定されました． なお，この区間は，大阪環状線外回り線が関西本線をまたぐという特殊な構造となっているため歩道橋の設置は難しく，地下道の設置も見送られたため，今後横断の際は周辺の既存の地下道をう回することになります．

2012（平成24）年7月1日（日），JR四国高松運転所所属の「アンパンマントロッコ」編成（キクハ32-502＋キハ185-26）が，銚子→成田間で運転されました．けん引機は，試運転時と同じく，JR東日本宇都宮運転所所属のDE10 1202でした．

愛知県名古屋市熱田区の名古屋鉄道神宮前駅北側に隣接する，名古屋鉄道の神宮前1号踏切とJR東海の御田踏切ですが，2012（平成24）年6月30日（土）をもって廃止となりました． 同踏切は，ラッシュ時には1時間のうちほとんどが閉まったままで，「開かずの踏切」と呼ばれていました．なお，歩行者と自転車が通行できる130メートルの歩道橋が2017（平成29）年3月までに建設される予定です．