コラム −小笠原陽介− 教えなければチェーン日記は滅びない 2006年9月29日 相変わらずなくならないのか、という気がしつつ、現状を考えればなくなるはずもない、という気もする。チェーンメールや、その変形としてのブログやSNSでのチェーン日記だ。 なぜなくならないかと言えば、そういうことは好ましくない、と教える場がないからだ。教えられていなければ知らないのも、やってしまうのも当然のことだ。そして、それを知らない人は、ネット上で日々増えているのだ。これまでネットをほとんど使っていなかった人が使うようになることもあるだろうし、そうでなくとも若い人がどんどん入って来る。 かつてパソコン通信の時代には、比較的狭いコミュニティだったこともあって、そういうことを教え合う雰囲気があった。時にはお節介に、または押し付けがましく感じられる「教えたがり」な人がいたりもしたが、とりあえず有効に機能していたと言え