男子50キロ競歩でゴール後、倒れ込む山崎勇喜。係員の誘導ミスによる周回不足で競技場に入り、途中棄権扱いとなった=長居陸上競技場【 共同 】 ■幻のゴール 「あの瞬間は金縛り状態になってしまいましたよ。あきれてしまうようなことですね。この大会は来年の北京五輪の選考会でもあるんです。そこで途中棄権ということは、結果が残らないということなんです。評価のしようもないから、山崎は来年の日本選手権で結果を残さなければいけなくなったんですね。非常に怒っていますよ」 TBSの生中継で解説を担当していた日本陸連の鈴木茂雄競歩部長は、あきれ返ったようにこう言った。9月1日、世界陸上大会8日目の男子50キロ。入賞を狙っていた山崎勇喜(長谷川体育施設)が、競技役員の誘導ミスで1周早く競技場へ入ってしまい、途中棄権という結果に終わってしまったことについてだ。 「6月のサロマ湖100キロウルトラマラソンを歩いた時も