今回の質問は「夏真っ盛り、自宅のエアコン設定温度は?」。結果は、最近のエコ/省エネへの関心の高まりを反映してか、「クールビズ」の推奨設定にもなっている「28℃」以上が合わせて計3割を超えた。先日、明治安田生命が発表した「夏に関するアンケート調査」でも同様の数字が出ており、エコ意識が着実に浸透している様子が伺える。 東京電力のWebサイトによると、冷房の設定を1℃上げる(27℃から28℃に変更)と、CO2は半年間で約11キログラム、電気代は670円節約できるという。環境によくて、しかも電気代が抑えられる。ちょっとした我慢で、すごく良いことをした感じになるが、こうした数字は冷静に受け取る必要もありそうだ。数字の根拠を調べていくうちに、なにやら“ツッコミどころ”が多いことに気がついたのである。 3.5カ月の冷房生活 東電に限らず、CO2削減効果や電気代節約の根拠として挙げられることが多いのが、財
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