自分自身の分身であるアバターを持ち、現実世界さながらの生活を体感することができるネット上の三次元仮想社会「セカンドライフ」(以下、SL)。全世界での登録者数は約980万人(10月1日現在)を超え、SL内で流通する通貨リンデンドルは実際の米ドルにも換金できることから、新しいビジネスの場としても各企業から注目を集めている。その一方で、 「カジノやバーチャル売春などの性産業による違法性や倫理性が問題になっています。実際アメリカではFBIがSLで行われているギャンブル行為を視察。こうした事態を受けて、SLを運営管理するリンデン・ラボ社は、ギャンブル行為の全面禁止を発表しました。今後もさまざまな違法行為が浮き彫りになっていくでしょう」(IT業界関係者) という。 土地代数十万円、制作費数千万円!? しかし、日本では相変わらず多くの企業の参入が続いており、その数は約100社ともいわれ、トヨタや日産、ソ