3万冊収蔵の「本棚劇場」という圧倒的な場を仮想空間に展開。並べた本の表紙からブックレビューを読んで購入する。そんなメタバース時代に向けた取り組みをKADOKAWAが始めた。1997年以来、紙の書籍と雑誌の市場は縮小するばかり。その中でわずかに光明が見られるのが電子書籍の売り上げ増だ。もはやリアルVSデジタルの構図ではない。デジタルを使ってリアルの本をどう売るか。その課題を解決しなければ、紙でこそ担保される「出版の多様性」が失われてしまう。出版界におけるデジタル活用で一歩先を行くKADOKAWAの試みを取材した。
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