【ニューヨーク支局】米インターネット検索大手ヤフーが17日、最大手グーグルのマリッサ・メイヤー副社長を最高経営責任者(CEO)に起用した。ヤフーのCEO交代は過去5年で5人目。ここ数年は、経営戦略と企業統治の両面で混乱の一途だった。消費者向けサービス・技術分野の実績が買われたメイヤー氏だが、剣が峰のヤフーを救うには力量が未知数だ。37歳、妊娠6カ月 「2つ目のいいニュース」。CEOが発表された16日、メイヤーCEOは、自身のツイッターでつぶやいた。 37歳の女性CEOは妊娠6カ月。「10月初めの出産を予定している」という。私生活でも大忙しのメイヤー氏が登用されたのは、ヤフーの苦難を象徴する。 1990年代半ばに創業したヤフーはネット業界では老舗だが、主力の広告収入ではグーグルやインターネット交流サイト(SNS)最大手フェイスブックの後塵(こうじん)を拝し、金融危機後も株価は15ドル前後と低