パソコンデスクが片付け不要で本格的なベッドに変身する家具を、横浜市中区の家具メーカー「伸晃産業」が開発した。まだ認知度が低く、年間60台程度しか売れていないというが、家守広道社長(56)は相当数の需要があるとみており、「狭い学生寮や当直が多い医療現場など、さまざまな場面で活躍できる」と普及に自信を見せている。 「id bed(アイディー・ベッド)」と名付けたアイデア製品は、幅214センチのデスクの上にノートパソコンや資料などを広げたままで、簡単な操作で格納されていたベッドを引き出せ、すぐにデスク作業に戻ることもできる。ワンルームマンションやSOHOのほか、泊まり勤務や仮眠が必要な職場、学生寮や社員寮、子ども部屋などで、狭いスペースの悩みを解決できるのが売りだ。帰宅困難時の非常用ベッドにもなる。 家守社長は「仕事が長引くと、ソファで寝ているような職場にぜひ1台導入してみてほしい。ソファは