カイジが訴える「だまされちゃダメ!」―。逗子署は9日、逗子文化プラザで「振り込め詐欺撲滅のつどい」を開催した。横須賀市出身で漫画家の福本伸行さん(53)が一日署長を務め、防犯ボランティアら約160人と「撲滅」を宣言した。 集いでは、福岡英一署長が「逗子市では昨年1月から6月までに6件計940万円の被害があったが、これ以後、振り込め詐欺は発生していない」と報告後、ギャンブルを題材に主人公「カイジ」の生き方を描く漫画の作者として知られる福本さんに一日署長の委嘱状を手渡した。 福本さんは、制服制帽に身を固め、「私たちは振り込め詐欺の撲滅に取り組む」と宣言。「母のところにも金を要求する電話があったが、近所の人に相談して事なきを得た。何人かと話すと本人確認にたどり着くと思うので周りの人に話してください」と呼び掛けた。 県警音楽隊の演奏でつどいが閉幕すると、福本さんらはJR逗子駅前に移動。福本さ