こころオブ・ザ・デッドの冒頭先行公開6ページを題材に、かがみのネームから目黒先生がどのような意図とテクニックにより最終形を作ったかを分析し、ネームのお勉強をする試み。 講師は江藤俊司さん(漫画原作者)。ネームには作家の個性と思考法が反映されるため、以下の分析はあくまで江藤さんの理解であり、目黒先生の意図とは必ずしも合致しない可能性があることをご了承下さい。 ○1ページ目 【読者の視線誘導はS字が基本】 ↓ ・かがみのネームのモノローグ、吹き出しの位置を調整し、S字に沿わせている 【アクションシーンでは俯瞰は避ける】 ↓ ・かがみのネームでは全ての要素を入れると俯瞰視点にならざるを得ない。 ・アクション的な構図では俯瞰視点は基本的にやらない。 ・俯瞰は客観的な視点、神の視点。説明のためのコマなどに用いる。 ・俯瞰には全体を一望できるメリットがある。シーンが変わった時など位置関係を示すのには良