マジシャンとして生計を立てるにはどうすればよいのか。 マジシャンを志す多くの人が、この問題にぶつかります。残念ながら、マジックを一生懸命練習しても「稼げること」には繋がりません。 そう、マジックのタネや仕掛け、演技理論は本やDVDから学べても「マジックでお金を稼ぐ方法」について学べる機会は多くありません。そもそも再現性のある形でノウハウ化するのが難しいからでしょう。なので、あえて書いてみます。 この記事では「いかにしてマジックでお金を稼ぐのか」について、私の知りうる限りのことを書きます。もちろん、私も試行錯誤の渦中ですが、少しでも参考になれば幸いです。 ※クリエイターの方々にも、もしかしたら参考になる部分があるかも。 はじめに 最初に私の懐事情についてお話すると、今の所、年間を通してマジックで受け取る報酬は同世代の一般的なサラリーマンよりはおそらく多いと思います。形態としてはフリーランスの
ダレン・ブラウンのホームページでは、自身のスキルや知識に関する41冊の推薦図書リストと2本の論文が公開されている。自著「メンタリズムの罠」(Tricks of the Mind)の中でも、そうした分野について詳細に掘り下げられていて、ここでは主にその最新版が列挙されている。 The Core | Derren Brown http://derrenbrown.co.uk/the-core/ 2018年4月上旬、大々的なサイトデザインの変更に伴い、現在こちらのページは閲覧できなくなっている。 以下では、2017年7月11日時点の邦訳版も合わせて調べてみた。現時点では、19/41タイトルが邦訳されているようだ。 また、推薦図書にはそれぞれダレン・ブラウンによる一言コメントが添えられている。 HYPNOSIS(催眠術) 私のキャリアは学生時代に催眠術師として活動するところから始まった。特にセラピ
数年前、「オンライン教育サービス」という言葉が世間を賑わせた。スマホの普及に伴い、インターネットに接続できる環境であれば、自宅や外出先などどこにいても好きな時間に受講できるのが魅力となり、日本でも似通った事業が進出。特に海外では、高額な授業料ゆえに教育を受けられない貧困層の存在や学生ローンの負債問題を背景に当時大きな注目を集めた。 興味深いことに、マジックもこれと似た性質にあると思う。お高いDVDやら本やらで、そう易々とのめり込める分野でないのは確かだ。それもマジックが好きな友人が近くいなければ、なおさら右も左もわからない世界が広がっている。 こう考えてみると、マジックの世界にもオンライン動画サービスがあれば、それはそれである程度は成立しそうな気がする。 そして実際、そうした考えを視野に入れたYouTubeチャンネルが多々あるのだから面白い。 例えば、「52 Kards」は次世代のマジシャ
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よくレパートリーは3~4つくらいでいいとされるが、本当に持ちネタを全て使い切ってしまった場合、マジシャンとしてどんなことができるのだろう。この問題に対し、マジシャンのドミニク・レイエスでおなじみの「Merchant of Magic」において、次のような5つの対処法を紹介している。 Running out of Magic Tricks | Merchant of Magic http://blog.magicshop.co.uk/2014/06/running-out-of-magic-tricks.html 持ちネタを使い果たしてしまうことは誰にでも起きうることだと思う。 ・イベントにゲストが数人しかいなかったとき ・調子に乗って、持ちネタを大量放出してしまったとき ・リピーターがいたため、持ちネタが想定よりも限られてしまったとき ・会場が狭く、グループ全体にマジックを披露しなくてはな
2016年12月1日、経済ニュースサイト「Business Insider」がマジック専用の共有サイト「Art of Misdirection」の内幕やそれを通じて、今日のマジック業界が抱える課題を掘り下げた記事を公開した。これは今の日本のマジック業界にも言える話で、もしかしたらこの手のサイトがどこかに転がっているかもしれない。 The world’s magicians fought a hidden war over an ultra-secret website dedicated to stealing magic tricks | Bussines Insider http://www.businessinsider.de/inside-art-of-misdirection-ultra-exclusive-private-torrent-tracker-magical-pira
「これは現実じゃない」。頭ではそうわかっていても、頬を撫でる風や水しぶきに思わず声が出て体がこわばる。それが、ブランコに乗って空中を疾走するVR(Virtual Reality / 仮想現実)アトラクション「アーバンコースター」を体験した感想だ。このアトラクションのアレンジバージョンは現在、池袋の高層ビル「サンシャイン60」の展望台にも設置されている。 このVRアトラクションを制作するのが、株式会社ハシラスの代表であり、プロデューサーを兼ねる安藤晃弘氏だ。もともとは、江戸伝統の奇術である手妻を披露する「手妻師」だったという異色の経歴を持つ彼。「人を楽しませることが好き」という安藤氏が手掛けるVRアトラクションとは、どのような世界なのか。VRのいまと可能性について話を伺った。 取材・文:HIP編集部 写真:大畑陽子 すべてのクリエーターが安価で新しい表現方法を手に入れることができる。「これは
また、ノーマルを1回転として、1.5回転させるとシングルアクセル、2回転させるとダブルという技になります。 同様に逆回転はシングルアクセルリバース、ダブルアクセルリバースです。 狙ったとおりの数だけ回転させ、落とさずキャッチできるようになることを目指して練習しましょう。 より速く回転する「ソニック」 手の甲側でペンを素早く回転させて横へ移動する基本のトリックです。 中指と薬指でペンを挟んだ状態で、親指の付け根にペンの端をひっかけます。 その状態から親指を外した反動でペンを回転させ、手の甲側をとおって、人差し指の内側に入ってきたところで、中指で挟み込むようにキャッチします。 これも逆回転のリバースがありますが、逆回転は親指の反動を利用することができません。 まずは通常方向の回転で親指を使わずにできるように練習し、できるようになったら逆回転にトライするのが良いでしょう。 西部劇のように「ガンマ
水戸マジッククラブの例会は無期中止中だし、個人的にマジックに割く時間は減っているしという状態だけど、イベントの依頼があれば対応するということで、毎年恒例の学習塾のマジックショーに行ってきたので、備忘録として書いておく。ここ数年はほぼネタ固定になってしまっているのだが。 演じたのは以下の4つ。 (1)フリーダイヤル (2)クロノログ (3)テクニカラーバンクナイト (4)プロスペローの本 まあ、私の中では定番ですな。例年と違うのは最後にフォーシングパッドのやつがないところ。個人的にはメンタルマジックのトリネタとしてはいい感じだと思っているのだが、リフィルがね。いや、単に適当に紙切ってセットするだけなんだけど。それすら面倒になってきて。時間的にもこんなもんかなと思って、今回はやめた。でも、やっぱりインパクトに欠ける感じはあり、復活させるか別のネタを探すか思案中。 演技としては反省点が多い感じで
さて、自作したがらない私が、最近、自作してあれこれ調整しているギミックに「スワミギミック」がある。「何それ?」という人は今回はあきらめて下さい。現象としては、色々な予言が可能になるギミックです(この説明だと結局わかる人しかわからないのだが…)。 で、市販の物をいくつか試してみたが、どうにも納得できる物がなく、しょうがなく自作しているという状態。買える物なら買った方が完成度が高いし、楽なんだけどね。このギミックで私が持っているか知っているのは下記。 (1)ブーンライター (2)GINで売っている物 (3)Swami Band Listo Writer(リンクはりたかったんだけど、写真がネタバレなので控えます。気になる人は検索して下さい) (4)ジョンソン製のかなり小さい物(オスタリンドのDVDで使っていたのがこれだったと思う)。 (5)DVD「Syzygy on Swami」でリー・アールが
先日、我が敬愛するJohn Guastaferroさんの新刊、『Nth Degree』の翻訳・出版権を購入しました。取得しただけでまだ何も受領していないので、諸々は来月以降に始まりますが。新作が読めるのが楽しみです。ていうかGニキ、まずは著者サイン入りの原書を買いたいので早く一般販売してください。 ------------ 皆さんのお好きなトリックを教えてくださいということで広く募り、ご回答いただいたのが前回2023年末のポストなのですが、いくつか買ったり読んだり触ったりしたものがあるので、備忘録がてらメモ。 1 Dave Campbell, "Thought Anticipated"(『The Dave Campbell Legacy』, Peter Duffie, 2004, p. 155) →たいへん不思議な手品です。ただ、原書記載の方法・手順より、『monthly Magic Le
まあアレですね、一言でいうなら「マ、ママー!へんたいがいるよーーー!」「しっ、トランプ渡しちゃいけません!」でした。 生憎の雨でした。しかも寒い。会場である茅場町マジックランドには30分前に着いたのですが、最前列は軒並み埋まっておりました。マニアが多いようです。入り口で久々に英語教師のNeilさんにも会う。マニアが(略)。隣の席が大学の先輩でした。マニア(略)。平木さんなどいつもの面子も散見。マニ(略)。全部で大体30人くらいでした。マ(略)。え?私?私はたまたまです。マジックランドで手品見るなんて初めてです。意外かもしれませんがこれは本当です。…私は誰に言い訳しているのだ。 開始が18時半なのですが、結構それまで間がありました。その間Neilさんと「トンプソン以来ですねー」なんて話をしていて、「トンプソンとこれの間は、何かレクチャー参加されたんですか?」と聞いたみたらアッシャーのもイーソ
The most important dimensions that will be needed when people are finding out storage options in Australia Storage space and facilities in Australia are no doubt providing the best services for those who are in need of highly reliable options to keep their different essentials and belongings in a safe way. Finding a Storage Canberra or a suitable Storage Townsville involves a range of things and f
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