日本共産党の志位委員長は25日、都内での街頭演説で、「日本の教育費の世界に類のない異常をただそう」と訴え、高すぎる教育費負担の軽減策を提言しました。 志位氏は、「ルールある経済社会」をつくろうと提唱するなかで、「いまの日本の学費、教育費はあまりにも高すぎます」と指摘。「それが多くの子どもの未来を奪い、家計にたいへんな負担を与えています」と告発しました。 「学費が払えず、泣く泣く進学をあきらめる。退学する。こういう状態は、おとなとして決して放置できるものではありません」「家計の3分の1もが教育費に使われてしまう事態は、まともな社会とはいえません」。志位氏がこう力を込めると聴衆もうなずきます。 OECD(経済協力開発機構)加盟30カ国の中で、高校の授業料をとっているのは日本を含めて4カ国だけです。返済不要の給付制奨学金がないのも日本など3カ国しかありません。 志位氏は、「世界では高校の学費は無