コロナで新たな客層を開拓 コロナ禍でのクルーズ旅行といえば、どうしてもダイヤモンド・プリンセス号を思い出す人も多いだろう。リスクのあるイメージが付きまとうものとなってしまったクルーズ船だが、香港メディア「サウス・チャイナ・モーニング・ポスト」によると、香港では今クルーズ旅行が大人気なのだという。それも「どこへも寄港しないクルーズ船」に乗るプランだ。 このプランを、香港在住の外国人が楽しむことが増えているのだという。これまで顧客になることが少なかった層だが、パンデミックにより、思わぬ市場開拓のチャンスがクルーズ船会社に舞い込んできたのである。 クルーズ船運営会社「ゲンティン香港」が所有するドリーム・クルーズ号は8月の間に15本の「どこに行くでもないクルーズ」を運航し、それぞれ2〜3日ほどの旅程で公海を漂ったという。合計で約2万人の乗客がこのプランを楽しんだ。同船を所有するゲンティン・クルーズ
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