筑波大学医学医療系教授。1973年生まれ。明治学院大学国際学部卒、タイ国立マヒドン大学大学院アセアン保健開発研究所修了、英国ウェールズ大学大学院医学系研究科修了、国立国際医療研究センター研究所流動研究員、東京大学大学院医学系研究科助手、筑波大学大学院人間総合科学研究科准教授を経て、2010年より現職。専門は公衆衛生学、国際保健学。これまで日本と東南アジアで外傷や精神保健に関する疫学研究に従事してきた。最近では交通政策や都市計画・コミュニティデザインが健康に及ぼす影響に関心を寄せている。 高齢ドライバーが危険と思われるのは無理もない。近年、高速道路の逆走がたびたびニュースで報じられているが、その約7割が65歳以上のドライバーによるものである(図1)。また、高齢ドライバーによる死亡事故は多く、運転免許保有者10万人あたりの死亡事故件数がもっとも多いのは75歳以上のドライバーである(図2)。
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