今や多くの企業が、データによる意思決定を推進するためのダッシュボードやBIツールなどの整備に取り組もうとしている。だが、そのようなダッシュボードの整備は、エンジニアが業務の傍ら手探りで行っていることも多い。リクルートのデータ推進室では、データによる意思決定を支えるアナリティクス環境の整備を専門的に行うエンジニアとして、2022年に「アナリティクスエンジニア」という職種を設置した。「アナリティクスエンジニア」とはどんな存在か。データ活用における役割、ダッシュボード作成のポイントなどについて、アナリティクスエンジニアの組織を率いる新堀秀和氏と林田祐輝氏に話を聞いた。 データ関連の新職種「アナリティクスエンジニア」とは データドリブンな意思決定が重視されているリクルート。同社では2015年より、データ関連の職種が置かれていた。そして2022年、データ利活用をさらに推進するために新たな職種を設置し