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ブックマーク / wedge.ismedia.jp (20)

  • Wedge ONLINE(ウェッジ・オンライン)

  • 色彩を化学する会社による美術館

    美術作品を堪能して、よく手入れされた庭園や緑豊かな自然の中を散策。 ほっと息をついて寛げるレストランも併設されています。 開館前の予想とはかけ離れた数の来館者が訪れる、幸運な美術館です――。 川村さんて誰だろう。川村記念美術館という名を見てそう思った。画家か、彫刻家か、それとも陶芸か、あるいは工芸か。でもそれらしい人が浮かんでこない。資料を見るとこの美術館を支えるのはDIC〔ディーアイシー〕株式会社で、その創業者が川村さんだったのだ。初代社長が川村喜十郎氏で、2代目の川村勝巳氏のころから美術品のコレクションが格的にはじまったらしい。 場所は千葉県の佐倉市、成田空港にも近いところだ。交通の便は必ずしもよくはない。でも最寄りの駅から無料のシャトルバスが運行している。 到着したところは、広々とした庭園だった。大きな池の周りに芝生が広がり、樹木がうまく配置され、手入れが行届いている。池から少し離

    色彩を化学する会社による美術館
  • 日本人の日本人による「マスク神話」はいつまで続く?

    多くの国で新型コロナの流行は昨年中にほぼ落ち着き、マスクをはじめとする規制の緩和が続いた。ところが日だけは大きな7波と8波に襲われて規制が続き、今年に入ってやっと流行のピークを過ぎて、3月からマスク着用は個人の判断に委ねられた。また新型コロナの感染症法上の位置づけが5月から季節性インフルエンザと同じ5類に移行し、すべての規制が解除された。 そこで関心が集まっているのが、マスク着用をどうするのかだ。日は法律で強制しなかったにもかかわらず、マスク着用率は極めて高い。その理由は、学校給で生徒にマスクをつけさせたことがマスクに対する違和感をなくしたためという説がある。 そのような土台の上に、流行発生以来マスク着用が急激に増えたのは、政府と専門家による〝誘導〟の結果だ。ワクチンが開発されるまでの感染防止対策は緊急事態宣言しかなかった。そこで国民に外出自粛、三密回避、マスク着用などの個人対策をお

    日本人の日本人による「マスク神話」はいつまで続く?
    Tomosugi
    Tomosugi 2023/05/20
  • 「年収160万円」からの脱出、還暦を機に大学教授を目指してみた

    働き方改革の中には高齢者の活用が入っている。5月15日には政府は「未来投資会議」で、70歳までの雇用確保を企業に求めている。けれども60歳、65歳、70歳になって希望するような職につくことができるのだろうか? 甚だ疑問だ。現実の一例として筆者の恥ずかしい体験の数々を読者だけにこっそりと教える。求職者、企業経営者、政策に携わる人々はそれぞれの立場でぜひ参考にしてもらいたい。 昨年の今頃私は大学生の息子とアルバイト合戦に興じていた。どちらが短時間で儲けることができるか? (別の表現では、額に汗水垂らさず儲ける)の勝負をしていた。 あああ、こんなはずではなかったのに… その1年半前まで私はあるプラント系の会社に請われてベネズエラにいた。熱海を思わせる景勝の、けれども犯罪が多発するようになった海辺の町で、中国企業と韓国企業のお目付け役をやっていた。ベネズエラのPDVSA(石油公社)の中のインハウス

    「年収160万円」からの脱出、還暦を機に大学教授を目指してみた
    Tomosugi
    Tomosugi 2019/05/26
  • 海外では飛行機に乗ってお金を稼げることもある

  • 「弱者に優しい社会」は日本人全員を弱者にする

    前回まで議論のことを縷々述べてきた。論理的な議論を経て結論を出すと、行動しなければならない。行動して失敗した場合は、誰かが責任を取らされる。責任を取った人は咎められるから、誰もが責任を取りたくない。責任を取りたくないから、行動をしない。行動できないから、議論もタブーとなる(参照:失敗の責任を誰が取るのか、日企業の落とし穴)。日企業の中では、なかなか議論がしづらい。議論の結果、不利益になる当事者が現れると、具合が悪い。身近な事例を挙げよう。 「払込用紙」がいまだ健在という驚き 先日、某生命保険会社にメールを入れた。自分の生命保険料の払込みはあと残り1年となる。毎月の支払いは面倒だし、一括前払いしてしまえば、若干の割引もあるから、保険会社に連絡して手続を依頼する。 折り返しの電話がかかってきて一通りの確認を終えると、では払込用紙を日国内の住所に送るから、それで郵便局や銀行の窓口で払ってく

    「弱者に優しい社会」は日本人全員を弱者にする
  • 暴力団に「借り」を作った 島田紳助の本当の代償

    絶交を宣言すれば、橋会長が間違いなく怒る。今まで庇護してくれた人間が紳助氏の態度の急変に「汚い野郎だ」と、敵に変わりかねない。このことがなにより紳助氏には恐ろしかったはずだ。 つまり紳助氏は芸能人としての生活を取るか、橋会長との交際の継続を取るか、2つに1つの岐路に立たされた。結果として選んだのが芸能界引退であり、一般人として心置きなく橋会長と交際を続ける道である。 幸か不幸か紳助氏には40億とも伝えられる資産があり、飲店の経営など事業家としても成功している。紳助氏が結果として交際の継続を望んだ以上、橋会長は手厚く紳助氏を遇するにちがいない。渡部二郎氏と同じく極心連合会の相談役に据えるかもしれないし、客分として迎えるかもしれない。 極心連合会は山口組の直系組の中でも有力組だが、今はどの組も経済的に詰まっている。紳助氏はすでに芸能人ではなく、極心連合会に理解を示す事業家でしかない。

    暴力団に「借り」を作った 島田紳助の本当の代償
  • 心にも毎日鏡を当てよう

    Tomosugi
    Tomosugi 2018/05/08
  • 震災から7年たっても福島を「差別させる」のは誰か

    今年も3月11日が近づいてきました。多大な被害を出した東日大震災と津波、その後に起こった東京電力福島第一原子力発電所の事故のきっかけとなった日から7年になります。震災直後に中学生だった子供が成人する程の時間がたちました。しかし、いまだに被災地以外の地域では被災地の安全性に対する誤解が残っています。国もようやく動き始めましたが、こうした誤解を解き、被災地への偏見を将来に残さないために、私たちはどうしたら良いのでしょうか。 東京都民の中で「風化」する震災の記憶 この7年の間には、熊での大きな地震もあるなど、日全国で災害が起こっています。その中でも福島のことが比較的長く語られてきた理由には、日が今まで経験したことが無かった原発事故という災害が含まれていた点が非常に大きかったのであろうと考えられます。 原発事故は一般的な災害と異なり非常に強い政治的な色を帯びたことで、災害当初はさまざまな言

    震災から7年たっても福島を「差別させる」のは誰か
  • 「出荷作業8時間を1秒に」三浦市農協で起きた驚異の進化

    農業のIT化が進む中、農協の業務の中でもやっかいな出荷物の配送予定の作成時間を大幅に短縮するシステムが登場した。1日8時間かかっていた作業がわずか1秒で済むという。導入するのは、神奈川県の三浦市農業協同組合(以下三浦市農協)とサイボウズ。独自のアルゴリズムを使って、人間が計算するよりも速く、かつ効率的な配車予定を組むことが可能になる。 時間かかるうえにトラック台数多く非効率 農協にとって出荷振り分け作業というのは、最も面倒な作業の一つ。翌日に農家から出荷される出荷物の量を把握し、市場などの配送先ごとの出荷数量と、荷物をどの運送会社のトラックにどう積み分けるかを決める。この作業は基的に手作業で行われていて、三浦市農協の場合、まずは農家が各出荷所に翌日の出荷予定を連絡し、各出荷所が農協に連絡。農協は全出荷所から受け付けた数量をExcelへ入力し、北海道から大阪までの約50の市場への出荷数量を

    「出荷作業8時間を1秒に」三浦市農協で起きた驚異の進化
    Tomosugi
    Tomosugi 2018/02/27
    配車が一瞬で終わるのもさることながら、アルゴリズムを変えると必要なトラックの台数が106台から85台に減るのがすごい
  • ルポ・大麻を合法化したデンバーの今

    米コロラド州が大麻合法化の住民投票で賛成多数となったのは2012年、オバマ大統領の再選が決まった年のこと。この時の選挙では大統領選挙に投票した人よりも大麻合法化の住民投票に参加した人の方が数が多かった、と話題になった。実際に大麻が合法化され販売が始まったのは2014年1月からだ。 そのコロラド州でも最も大麻ビジネスが盛んなデンバーを訪れた。市の空港からのアクセスポイントであるユニオン駅周辺には多数のオープンカフェが並んでいるが、そこを歩いているだけで微かに空気中に大麻の匂いを感じる。一応公共の場での大麻吸引は非合法で、所定の場所のみでの使用が認められているというが、街角で堂々と大麻を吸引する人々の姿も見かけた。

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    Tomosugi
    Tomosugi 2017/04/23
  • 車社会アメリカのモーテル事情、オーナーはインド人?

    4月7日。イリノイ州の田舎町Jolietの堂でアメリカンなランチをしてからルート66旧道を辿る。果てしなくトウモロコシ畑でたまに小麦畑という単調な景色が続く。その後は森に囲まれた山の中を切り開いた道路を延々と走る。 夕暮れ時のモーテル探しは時間との勝負。モーテルのサインでチェーン傘下か個人経営かを判断。チェーンの名称を見ただけで価格帯は予測できる。個人経営であれば値段交渉だ。 4時半頃に高速道路のインタージャンクションに到達。そろそろ今晩の宿を見つけようとモーテルを探す。ホリデーイン(Holiday Inn)があったが一泊85ドルと高い。我々はツウィンベッドルームで50ドルを基準としていた。日出発前にシカゴオヘア空港近辺のモーテルをチェックして50ドル前後がリーズナブルな相場であると判断したのである。

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    Tomosugi
    Tomosugi 2017/03/27
  • 二重螺旋発見の物語をみずみずしく蘇らせた「完全版」

    Tomosugi
    Tomosugi 2017/03/27
  • 加工処理しきれない大量のサバを漁獲してしまう日本 資源管理も地方創生の機会も台無しに

    コラム「日の水産業は崖っぷち」の開始から2年半が経過しました。この間にも水産資源は減少し続け、今年の6月にはウナギが、そして11月17日には太平洋クロマグロが、国際資源保護連合(IUCN)により、絶滅危惧種(「レッドリスト」)に指定されました。「崖っぷち」の資源予備軍は、まだまだあります。 皮肉にも、日が漁業の主体である太平洋クロマグロの親魚資源量は、歴史的低位置付近という深刻な減少を続ける一方で、大西洋クロマグロは資源が増加中。同じマグロなのに、なぜでしょうか。太平洋と大西洋で何か違うことが起こっているのか、というとそうではありません。これは環境の変化の問題ではなく、「人災」と言える結果です。魚を一網打尽にする大型巻き網船が問題かと言えば、それも違います。ノルウェーをはじめとする北欧では巨大な巻き網船の建造が進んでいます。それなのに水産資源は安定し、地方の水産都市は栄え(写真)、漁

    加工処理しきれない大量のサバを漁獲してしまう日本 資源管理も地方創生の機会も台無しに
    Tomosugi
    Tomosugi 2014/12/03
    その割りには農業より後継者が集まってるイメージ。やっぱそれでも儲かるところは儲かるということなのか
  • 場面に「ふさわしい」日本語 身近に感じる言語学

    私たちが普段当たり前のように使っている言葉。「美しさ」や「正しさ」を日常で気にすることはあるかも知れないが、もっと根的な言葉がどのように理解されるかまで考えることは少ない。言葉を科学的に研究する言語学を専門にし、5月に『日語は「空気」が決める 社会言語学入門』(光文社新書)を上梓した一橋大学国際教育センター・言語社会研究科准教授の石黒圭氏に、「美しさ」や「正しさ」に代わる、日語の新たな捉え方について聞いた。 ――日語の「正しさ」について書かれたが書店には並んでいます。そうしたへの懸念として書を書かれたのでしょうか? 石黒圭氏(以下石黒氏):おっしゃるとおりです。日語を「正しさ」の次元からではなく、「ふさわしさ」の次元から考えてほしいという思いを込めて、書を書きました。 「美しい」「正しい」という二つの形容詞が、昨今、売れる日のキーワードになっています。しかし、言葉を

    場面に「ふさわしい」日本語 身近に感じる言語学
  • 桁違いのスケール カリフォルニアの田植え

    の田植え後の水田は、生き生きとした緑の苗の直線が美しく見えます。3月末、育苗箱(いくびょうばこ)に播くための種を冷たい水に浸し水を含ませます。その種を温めて発芽を促進し育苗箱に播きます。ビニールハウスで約3週間育てた後、田んぼに移植します。 田植えをする水田は土が乾いた時に、トラクターで耕し始めます。耕す前あるいは後に稲が育つのに必要な肥料を散布します。耕した水田には水を入れ平らにならす「かき」(田植え前の整地)作業を行います。この作業は長さ12~15センチの苗1株当たり3~4を、1センチ程度の深さに、正確に植えていくための「移植床」つくりです。 最近は田植えも6条(植え付けする数)あるいは8条の大型田植え機が普及し、1時間当たり1.5ヘクタールの移植作業ができるようになりました。ただ、簡易温室で育てた1箱3キロの土の付いた苗(1ヘクタール当たり150箱)を水田まで運び、田植え機に載

    桁違いのスケール カリフォルニアの田植え
  • 巨人の新人・菅野投手のすごさの秘密 セイバーメトリクスが示すもの

    統計学の考え方は、混沌とした複雑社会を読み解く強力な武器になる。身近なところでは、迷惑メール(スパム)の撃退に、主観的な確率を駆使したベイズ統計学が活用されている。送られたメール文の中に「交際」「援助」「恋愛」などのキーワードがどれくらい含まれるかを数え、スパムかどうかの確率をはじき出すのである。こうした過去のデータをもとに、将来を科学的に予測する統計学の手法は、今やビジネスの世界では不可欠な道具でもある。 新たなデータ野球「セイバーメトリクス」 スポーツの世界も例外ではない。その端的な例が、野球である。戦略、選手の潜在能力査定、活躍の予測などに広く統計学の手法が応用され始めている。「セイバーメトリクス」というデータ分析法である。 データを駆使した科学的な野球と言えば、野村克也前楽天監督がヤクルト時代に導入したID野球が有名だが、セイバーメトリクスは、これをはるかに上回る興味深い視点を提供

    巨人の新人・菅野投手のすごさの秘密 セイバーメトリクスが示すもの
  • 音楽に魅せられた少年はなぜ学究の徒となったか

  • 風力発電事業が赤字だらけの理由

    今年7月から、風力で発電された電気が、固定価格で買い取られる制度がはじまる。 だが、足元の風力事業は度重なる失敗で危機的な状況に陥っている。 発電設備の能力を重視することを改め、発電量を稼ぐことに注力しなければならない。 (WEDGE2月号第二特集『風力発電 空回りの理由』より) 固定価格買取制度がいよいよ導入される。風力発電も花開く時。しかし、肝心の風力発電業界は自治体も民間企業も故障などで赤字、不採算で苦しんでいる。風力専業のベンチャーでは老舗であったエコ・パワー(東京都品川区)は、荏原製作所の子会社になった後も経営が芳しくなく、コスモ石油が買収した。東証マザーズに上場している日風力開発(東京都港区)も赤字に苦しみ、有価証券報告書に継続疑義の注記が出る異常事態だ。クリーンエナジーファクトリー(CEF・北海道根室市)は2010年、日風力開発に続きマザーズに上場する計画であったが、現在

    風力発電事業が赤字だらけの理由
  • 21世紀は「アフリカの時代」へ 日本に訪れたチャンス

    世界人口が100億人に達すると予測されるなか、21世紀後半まで人口が伸び続けるのはアフリカだ。 「紛争が多い」、「貧困層が多い」と、日人は思いがちだが、現実は違う。 いま、アフリカに欧米、中国企業が相次ぎ進出しているが、現地の人々を幸福にできていない。 文化や習慣、言語などの違いといった「多様性」への理解が足りないからだ。 それができるのは、日人。来るべき「アフリカの時代」を見据え、今こそ行動の時だ。 途上国が世界を 牽引する時代へ 2011年10月31日、世界の人口は70億人を突破した。国連人口基金が発表した「世界人口白書」によれば、50年までに世界の人口は90億人を突破し、今世紀中に100億人に達するという。 これだけでも衝撃的だが、今世紀中にもっと大きな変化が起きる。それは、「途上国が世界を牽引する時代」を迎えるということである。国連人口部の人口推移予測グラフを読み解くと、50年

    21世紀は「アフリカの時代」へ 日本に訪れたチャンス
    Tomosugi
    Tomosugi 2011/12/22
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