今をさかのぼること34年前の1981年、オランダで電話の発明100周年を記念して、”2000年に登場する未来の電話” のデザインを募集したコンテストが大々的に開催された。 13~15歳、16~18歳、19~25歳という年齢枠が設けられ、各カテゴリーの優勝者にはNASAケネディ宇宙センターがあることで知られる米ケープ・カナベラルへの旅行が贈られ、その他の優秀作品も、『ようこそ、未来へ(Hello, this is the future)』という本に掲載されるという熱の入りようだった。 そして2015年、当時の未来よりその先を生きる我々は、先人たちの妄想力がどれくらい未来を予測できていたのかを知ることができるのである。我々は彼らの夢を裏切ってはいないだろうか?彼らの期待する未来を作れているのだろうか? ちなみに、『ようこそ、未来へ(Hello, this is the future)』という本