記者必携、“日本語との格闘”の結晶 新聞社・通信社は「用語集」「記者ハンドブック」「用語の手引」といった名前で、表記の統一、誤りやすい言葉、報道で必須の情報などをまとめた本を各社で作製しています。誰にでも分かりやすく誤りのない新聞をつくるため、各社が日本語と格闘してきた努力の結晶がこの用語集です。 入社時に記者全員に配布され、取材記者はこれを手元に置いて記事を執筆し、校閲記者は左手に用語集、右手に赤ペンを持って原稿をチェックします。 どこでもすぐ見られる電子版 文章を読みながら、あるいは書きながら、適切な表記を確認しようと紙の用語集で目当てのページを探すのは正直面倒ですが、全文検索なら一瞬で調べられます。日本語表記のスタイルなどを示す類書の中で、全文検索ができるのは毎日新聞用語集2020年版しかありません。 そもそも、分厚い本を手元に置かずにパソコンやスマートフォンなどでどこでも調べたり読