「母親になるのにベストな国ランキング」で、日本は158カ国中34位――。「母の日」を前に、子どものために120カ国以上で活動する国際NGO「セーブ・ザ・チルドレン」(英国)がこんな調査結果を発表した。 ランキングは今年で10回目。各国の公的なデータを基に、5歳未満の死亡率や初等教育への就学率など七つの「子ども指標」、出産時の死亡リスクや産休・育休制度など八つの「女性指標」をそれぞれ数値化。計15の指標を総合的に判断したとしている。 日本は、子どもの就学率や栄養状況などは高い水準で「子ども指標」では8位。しかし、女性が働きながら子育てできる環境が他の先進国に比べて整っていないとして「女性指標」は36位となり、総合で34位と判断された。昨年は31位で、06年の12位を最高に年々順位を下げている。 セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン(東京都千代田区)は「日本の制度自体は後退はしていないが、他