京都や大阪のジェンダー論の研究者らが、ツイッターなどで「日本の国益を損なう反日研究」などと誹謗(ひぼう)中傷され名誉を傷つけられたとして、自民党の杉田水脈(みお)衆院議員に損害賠償を求めた訴訟で、京都地裁は5月、杉田議員の投稿や発言は名誉毀損(きそん)には当たらないと判断した。裁判で争われた背景には、ジェンダーに対する一部の政治家の姿勢や、ネット空間の言論のあり方といった社会的な問題がある。裁判を通じて何が見えたのか、法政大前総長の田中優子さんに聞いた。 【写真】「杉田議員の発言は無理解と偏見に基づく重大な名誉毀損だ」と提訴の思いを語る原告4人=京都市中京区 -杉田議員は「慰安婦問題は女性の人権問題ではありません」と投稿しましたが、この発言をどう思われますか 「とても大きな問題。強制連行がなかったから、本人の意思によると言いたいのだろう。とすれば、あらゆる売春は自らするものであり、女性の人
旧統一協会と一体の反共謀略団体「国際勝共連合」の幹部が、独自の憲法改正案をユーチューブ上で解説しています。動画が公表されたのは2017年4月ですが、改めて注目を集めています。 動画には、勝共連合の渡辺芳雄副会長が出演。中国の覇権主義的行動や北朝鮮の核開発や威嚇的行動、大規模な地震や原発事故、同性婚合法化の流れなど、国内外の変化をあげ、「憲法の改正がどうしても必要だ」と主張しました。 渡辺氏は「優先順位」として、最初に「緊急事態条項」の新設に触れました。大規模な災害などを想定し、「政府の権限を強化して、所有権等を一時的に制限したり、食料や燃料の価格をしっかり規制して、守れる命を守る」と主張しています。 また、「家族は社会の自然かつ基礎的単位」とし、「家族保護の文言」の必要性を指摘。「家族という基本的な単位が最も社会国家に必要だ」とし、「これがなければ、自然かつ基礎単位になり得ない同性婚が広が
世界平和統一家庭連合(旧統一教会)が信者に購入させた聖本にある文鮮明氏と韓鶴子氏の写真=東京都千代田区で2022年7月22日、幾島健太郎撮影 宗教団体「世界平和統一家庭連合(旧統一教会)」の韓鶴子(ハン・ハクチャ)総裁を招いた大規模なイベントに愛知県の大村秀章知事が送った祝電が、韓総裁を賛美する内容に書き換えられたと、知事側が教団に抗議していたことが判明した。大村知事は22日、毎日新聞の取材に「勝手に書き換えられ、極めて不愉快で遺憾だ。抗議に対して旧統一教会側も改ざんを認めて謝罪した」と話した。 【写真】信者が旧統一教会から買った塔 数千万円のものも ◇教団が謝罪「内容一般的だったので」 イベントは2019年10月に愛知県国際展示場(同県常滑市)で開催された「孝情文化祝福フェスティバル 名古屋4万名大会」。国内外の信者や関係者が集まり、教団トップの韓総裁も来日した。この様子を撮影した動画を
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吉川美代子氏、共産党の旧統一教会追及は「パフォーマンス」 拡大 元TBSアナウンサーの吉川美代子氏が22日、日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」に出演し、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)に対する共産党の追及内容を「パフォーマンスっぽい」と指摘した。 安倍晋三元首相を銃撃し殺害した山上徹也容疑者の母親が宗教団体「世界平和統一家庭連合(旧統一教会)」信者で、多額の献金を繰り返していたことが事件のきっかけとなったとみられている。安倍氏の事件で旧統一教会が注目を集める中、政治家と教会との関係も取りざたされている。 22日には末松信介文部科学相が会見で、旧統一教会や関連団体との関係について「パーティー券購入の事実がある」と明らかにした。吉川氏は「熱烈な信者がいる宗教団体はそれだけ、ガチッと組織票で選挙の時に応援してくれるっていうのがあって、なかなか一切の宗教団体との関係を断つということはすごく難し
統一教会が繰り広げてきた反LGBT運動 政治家と結びつく一方で、各地で草の根の取り組みも 遠藤まめた 社会活動家 「論座」は「論座シンカ計画」の柱の一つとして、様々な社会課題に直面している当事者や、課題解決にとりくんでいる人たちの論の紹介に取り組んでいます。その一環として、自らもトランスジェンダー男性として性的マイノリティーの若者支援を中心に活動している遠藤まめたさんの連載「まめたの虹色時評」を始めます。第1回は旧統一教会のアンチLGBT運動がテーマです。(編集部) 活動現場でしばしば反LGBT運動を目にしてきた 元首相の暗殺という衝撃的なできごとをきっかけに、統一教会(現在の名称は「世界平和統一家庭連合」。以下、本稿では「統一教会」と記述)に注目が集まっている。犯人の母親は統一教会に対して1億円を超える献金を行い、家庭崩壊を招いたことから、犯人は統一教会に恨みを抱いていた。安倍氏をターゲ
安倍元首相銃撃事件を契機に旧統一協会の反社会的な活動や政界との癒着が関心を集め、22日の日本テレビ系情報番組「ミヤネ屋」も日本共産党国会議員団が追及チームを立ち上げたことや野党の動きを紹介しました。 このなかで、「超党派でやらないと」と司会者からふられたコメンテーターが、「共産党などのコメントを見ていると、2015年の名称変更だとか、霊感商法だとか、90年代からずっと、弁護士の方がたたかってきたのに、これまで何も言わないで、世間の注目が集まってきている、この時に言い出すというのは、パフォーマンスぽいなという気がしてしまう」と発言しました。 この発言には大きな事実誤認があります。 日本共産党と「しんぶん赤旗」は30年以上も前から、統一協会の霊感商法や高額献金、違法勧誘などの反社会的活動を徹底的に追及してきました。統一協会と一体の右翼団体である国際勝共連合の結成に、安倍元首相の祖父である岸信介
日本共産党と「しんぶん赤旗」は「統一協会」と表記します 日本共産党および「しんぶん赤旗」は、「旧統一協会」(世界平和統一家庭連合)の表記を「統一協会」とします。統一協会は2015年に「世界基督教統一神霊協会」から現在の名称に変更しました。しかし霊感商法や集団結婚などで社会的批判をあびてきたカルト集団であることに変わりなく、政府が名称変更を認めたこと自体が不当だと考えるからです。 2022年8月12日 ホームページに公開した「しんぶん赤旗」記事の一覧です。 2024年3月 統一協会解散命令早く/霊感商法対策弁連が集会/財産隠匿なら「特別」指定を [2024.3.24]「署名したと考えられる」/統一協会推薦確認書 文科相が答弁 [2024.3.8] 2024年2月 賠償請求総額44億円超/統一協会被害 2次申し立て [2024.2.29] 統一協会が“ボランティア”/布教、献金に注意 [202
松井市長「勝共連合という団体があったことを初めて知った」 松井市長の父は、勝共連合の名誉会長だった笹川良一の運転手でした。すっげえええ嘘つきなのか、すっげえええ馬鹿なのかのどちらかですね。 https://t.co/709meMZtjv
立憲民主党は、日本の政党。立憲主義に基づく民主政治を綱領に掲げている。 2020年に立憲民主党および国民民主党などに所属した国会議員らが合流することにより結党された。... ・共産は21日、旧統一教会の問題を追及するチームの初会合を国会内で開催した。小池晃書記局長は会合で「次々と自民党をはじめとする国会議員と旧統一教会の癒着の実態が明らかになっている」と述べ、国会などで追及していく考えを強調した。 小池氏は、平成27年に旧統一教会が現在の団体名への名称変更を文化庁から認められた経緯に関して「政治的圧力があった可能性が高い」とする関係者の見解を紹介。当時、文化庁を所管する文部科学相だった自民の下村博文衆院議員が関与した可能性に言及した。
前川元事務次官「関知せずはおかしい」 霊感商法など反社会的活動が問題になってきた旧統一協会が2015年に正式名称を「世界基督教統一神霊協会」から「世界平和統一家庭連合」に変更した問題で、文化庁宗務課が下村博文・文部科学相(当時)に事前説明をしていたことが23日までに、分かりました。(統一協会取材班) 文科省の外局である文化庁は「教義など団体の実体に変化がないと名前は変えられない」と申請を拒否してきました。安倍晋三政権下の15年になって急に態度を変え、名称変更を認証しました。 当時文科相だった自民党の下村博文衆院議員は今月11日にメディアの質問に答える形で名称変更の「最終決裁は、当時の(文化庁)文化部長」とツイッターに投稿していました。 これに対して立憲民主党の有田芳生参院議員が名称変更した15年に文化庁宗務課に確認したところ「大臣に事前に説明いたしました」との回答があったことを公表。この内
日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」中のコメンテーター発言について、日本共産党の植木俊雄広報部長は23日、次のようなコメントを出しました。制作した読売テレビに後日申し入れます。 読売テレビが制作・放送した7月22日の「情報ライブ ミヤネ屋」において、日本共産党国会議員団の「旧統一協会問題追及チーム」発足や野党の動きが紹介された。 この問題について、わが党は、1970年代以来、旧統一協会による「霊感商法」や高額献金、洗脳とマインドコントロールなどの深刻な被害の実態について「赤旗」や出版物でくり返し取り上げ、社会的に警鐘を鳴らしてきた。また、国会質問などで政府に厳正な対応と被害者の救済を一貫して求めてきた。さらに、旧統一協会が「国際勝共連合」という反共謀略集団として活動し、政治家との癒着を深めてきたことが、問題解決の障害になり、被害を広げる問題にもなっているのではないかと追及・批判してきた。
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