新型コロナウイルス感染のため、オンラインで公務にあたる岸田文雄首相=22日午後、首相公邸(内閣広報室提供)産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が20、21両日に実施した合同世論調査で、岸田文雄内閣の支持率が7月の前回調査に比べ8・1ポイント下落した。報道各社による同時期の世論調査でも内閣支持率は急落している。秋に召集予定の臨時国会に向けて自民党内では動揺が広がっている。 「これからなかなか大変になりそうだな」。自民重鎮は22日、こうつぶやいた。中堅議員は、今回の調査で不支持率が前回調査比9・4ポイント増の40・3%に上ったことを指して「よくない」と警戒感を示した。 7月下旬ごろから世界平和統一家庭連合(旧統一教会)と自民議員との関係が次々と報じられ、岸田政権に対し国民から厳しい視線が向けられるようになった。首相は今月10日に内閣改造に踏み切ったが、新閣僚らに旧統一教会との関係が相