JR横須賀線武蔵小杉駅(川崎市中原区)が13日、開業した。連絡通路を使って約400メートル離れたJR南武線と東急東横線への乗り換えができ、1日の乗降客は約7万人と見込まれている。 東京駅への所要時間は、南武線川崎駅を経由するこれまでのルートに比べ、13分短縮されるほか、湘南新宿ラインと成田エクスプレスがすべて停車するため、新宿や成田空港方面への利便性も増す。 13日は、新駅の始発となる品川発久里浜行き下り電車が午前4時40分に到着。同10時からは新駅の駅前広場で記念式典が開かれ、くす玉を割って開業を祝った。 再開発が進む駅周辺は、東日本で最も高い地上197メートルの高層マンションのほか、消防署とホテルの複合ビルや企業ビルが林立しており、新駅開業で、川崎駅周辺に次ぐ同市の拠点になることも期待されている。