有害都市 筒井哲也 2019年、東京の街ではオリンピックを目前に控え、“浄化作戦”と称した異常な排斥運動が行われ、猥褻なもの、いかがわしいものを排除するべきだという風潮に傾き始めていた。 そんな状況下で、人の屍肉を食べたいという抗し難い欲求にかられる“食屍病”の蔓延を描く作品を発表する一人の漫画家がいた。“表現の自由”を巡る業界震撼の衝撃作!!
先日、オーストラリアのウーロンゴン大学で行われた国際会議Manga Futuresでは、日本のマンガの未来についての様々な議論が行われました。 特に、各国からオーストラリアへ集まった研究者の関心は、公的あるいは私的な「検閲」の部分に集まりました。 今回の会議の大きなテーマの一つだったという理由もありますが、オーストラリアにおいては、ある種の絵を学術会議で表示することも違法になり兼ねないので注意するようにという事前の警告が参加者に送られてきたからという背景もあります。 当該会議の発表者を中心に、海外状況や今後の考え方について議論します。 日時: 2014年11月28日(金)19時00分~ (開場18:45) 会場: 豊島区立舞台芸術交流センター あうるすぽっと 会議室B(3F) 定員: 90名(先着順・予約必須ではありませんが、定員を上回った場合は予約している方を優先させていただきます) 参
過去何回かに渡って、大手メディアの "児童ポルノ" という単語の乱用・誤用を批判したが、今回は切り口を変えてメディア側への警告を発したいと思う。 "児童ポルノ" という単語を便利に使い倒し、正義漢ぶっていいこと言った気になっていると、痛い目を見ますよという内容だ。 まず確認しておきたいのだが、児童ポルノ法が改正され、単純所持などに対しても罰則が設けられたという情報は頭に入っているだろうか? 1年の猶予期間があるとはいえ "児童ポルノ" の所持・掲載(提供)・製造・売買などは違法行為なのである。 したがって "児童ポルノ" とは、犯罪そのものを指す単語だと言っていい。 では、次に以前掲載したこの記事を読んでみて欲しい。 ・偏向してでも日本を「ロリコン大国」にしたいAERAと北原みのり氏のトンデモ記事 (http://n-knuckles.com/case/society/news001569
東京都は10日、出版大手「光文社」(東京都文京区)が発行する写真週刊誌「FLASH」の増刊号(9月22日発行)について、著しく性的感情を刺激するとして、青少年健全育成条例に基づく「不健全図書類」に指定する方針を固めた。 都は公報で告示する14日以降、書店などで18歳未満が購入できないように成人コーナーへの区分陳列を義務づける。 問題になったのは、市販のアダルトビデオを再編集した付録のDVD。雑誌の内容に問題はなかったが、都の青少年健全育成審議会は10日、DVDも含めた同誌を不健全図書類に指定するのが適当と答申した。 同社によると増刊号は12万3000部を発行。光文社広報室は「正式に連絡を受けていないのでコメントは控えたい」としている。
菊薫る晩秋の今日、コンテンツ文化研究会は6周年を迎える事ができました。 本来であれば、昨年の5周年に何か記念行事を行いたいところではありましたが、重要な法案の審議中であったため、見送らせていただき今頃の挨拶となりました。 さて、当会は「コンテンツに伴う諸般の問題を研究し、理解を深め合う」というテーマの下、コンテンツに影響を与えうる法律や条令、スキャンレーションなどの問題に対処してまいりました。 日本の創作の自由の確保・発展に微力ではありますが、寄与できたものと考えております。 これも、政党や業界といった様々な壁を乗り越え、ご理解・ご協力してくださった皆様のお力添えあってのものです。 この場で改めまして御礼を述べさせていただきます。 表現の自由というものは国民の基本的な権利であり、憲法にも明記されており手厚く守られていると考えがちですが、実際のところは常に薄氷を履むが如しであり、事務局一同こ
私は、ヘイトスピーチ規制や差別表現規制に反対です。特定人を名宛人にしないヘイトスピーチ、差別表現に対する規制は、表現の自由に対する重大な脅威であると考えています。 理論的な反対については、以下の記事をご参照下さい。 ヘイトスピーチや差別表現に対する法規制が、特定の集団による恣意的な言論弾圧を正当化するために使われる危険性があることは、以下の、過去記事をご参照下さい。 「集団的人権論」に対する反駁 もう一つ、現実的な理由を挙げます。 「マイノリティーが不安に脅かされることなく暮らせる自由」を根拠に表現規制を認めると、「日本人が誇りと尊厳を侵害されることなく暮らせる自由」を根拠に、マイノリティーの表現が弾圧されるのは時間の問題です。靖国神社や天皇制に対する抗議活動など、一発でアウトになるのではないでしょうか。 冷静に考えてください、マイノリティーの多くは参政権を有しない外国籍の方々です。立法権
前国会において児童ポルノ禁止法改正案が可決しました。 児童ポルノ禁止法改正は、当会の発足した当初からの課題の一つでした。 この6年を振返りますと、児童ポルノ禁止法だけではなく、東京都青少年健全育成条例や違法ダウンロードの刑事罰化を伴う著作権法の改正など、メディアを取り巻く社会環境がめまぐるしく変化してきたように感じています。 ここで一度、これまでの活動や争点・論点を洗い出し、次のステージをどのような視点で捉えて活動していくべきか皆様と考えてみたいと思います。 日時:平成26年8月23日(土)19時00分~21時00分 (開場18:30) 場所:大田区産業プラザPiO 特別会議室 参加費:無料 申し込みはこちらから http://kokucheese.com/event/index/203956/ ※注意事項 ①ご予約無しでもご参加いただけます。ただし、満席となった場合は予約された方を優先さ
7月15日に改定・児童ポルノ法が施行された。これから一年後までの期間に、法律で「不当」とされる児童ポルノの所持を行っている者は、それを廃棄をしなくてはならないことになっている。 施行日以降、いくつかのメディアは、一年後には児童ポルノの単純所持が制限され、「不当」な所持の場合、逮捕される可能性があることを報じている。ところが、もはや法律が成立してしまったこともあってか、ほとんど注目を集めていない。 これまで本サイトでも報じてきたように、改定された児童ポルノ法は単純所持禁止の対象がかなり限定されたものの、いまだ曖昧な要素の残るものになっている。つまり、これまで児童ポルノ法の問題に注目し、ある程度知識のある者でも、どこからが「児童ポルノ」として単純所持を禁止されるか、イマイチ判然としないのだ。 もっともそこまで神経質になる必要があるかといえば疑問もある。今回の改定にあたって、国会の審議ではかなり
岡山で起きた女児誘拐監禁事件で、マスコミによるオタクバッシングが加熱している。内容はいつものごとく「犯人の部屋にアニメ絵のポスターが貼ってあった!」「ゲームと現実の区別がつかぬオタクならではの犯行だ!」といった具合に、ふんわりと児ポ法に繋がるような語り口で統一されている感がある。 また倉田真由美氏などは真相報道バンキシャ!(日本テレビ系)に出演した際に「男性が女児と一緒に歩いていたら声掛けした方がいい、もし親子なら勘違いだったと謝ればいい」などと極論をのたまう始末。こんな意見が通用する世の中になったら、娘が産まれてしまった父親は子供と外出する度に性犯罪者かのように見張られなければならないのである。 ついでに言えば、子供が犠牲になる事件の加害者は何も男だけではなく、当然ながら女(母親)だっている。という事は、倉田氏の言い分を採用するならば、女性も男性も等しく子供を傷付ける可能性があるのだから
動画投稿サイト「FC2」で自身の自慰行為の動画を公開したなどとして、京都府警は15日、児童買春・ポルノ禁止法違反(公然陳列)と公然わいせつの疑いで、静岡県森町の県立高校2年の男子生徒(16)を書類送検した。府警によると容疑を認め、「ネットで注目を集めたくて始めた。見られるのが快感になった」と供述している。 書類送検容疑は5月9日、動画投稿サイト「FC2」で、18歳未満である自身の下半身が映った自慰行為の動画を公開。4月19日には、サイトのライブ配信サービスで自慰行為の映像を配信したとしている。 府警によると男子生徒は同サイトで「高2年男子」を名乗って、同様の動画7本を公開。1本100~300円で有料配信していた。ライブ配信は無料で、「今年に入って10回くらいやった」と供述しているという。2月、府警のサイバーパトロールで発覚した。
各社の報道によると、警視庁は7月14日、3Dプリンタで女性器の造形を出力できるデータを頒布したとして、「ろくでなし子」の名前で活動している女性漫画家をわいせつ電磁的記録頒布容疑で逮捕した。漫画家は「わいせつ物とは思わない」と容疑を否認しているという。 漫画家は「デコまん」という「自分の体のまん中部分をモチーフにしたアート活動」を展開しており、「デコまん~アソコ整形漫画家が奇妙なアートを作った理由」「女子校あるある」などの著書がある。 昨年6月、クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」で「わたしの『まん中』を3Dスキャンして、世界初の夢のマンボートを作る計画に支援を!」という企画を実施。3Dスキャンした性器をかたどったボートを作成するための資金を募る内容で、3000円以上の支援者には3Dデータを配布するとしていた。報道によると、このデータ配布がわいせつ電磁的記録頒布に当たるとして逮捕
連載開始二日前に連載中止 2014年07月02日 03:07 漫画 そんな信じられないことがおこりました 最近まで進撃の巨人を手伝ってもらっていた 「やまもとありさ」さんの連載が決まったのは数ヶ月前 その知らせを電話で受けた時、やまもとさんは進撃の原稿作業中でした それは上京して数年間、何度も挑戦し続けた連載を初めて手にした瞬間で その合否を聞くまでみんな緊張してましたが やまもとさんが小さい声で「...連載決まりました」と告げた瞬間 〆切数時間前の職場が華やいだのを覚えてます こらえるように涙声でトーンを削る姿は、人の人生の大事な瞬間を目撃したようで 何だかこみ上げてくるものがありました それが突如、原稿五話と何話かのネームが出来上がった状態の 連載開始二日前に、有害図書指定に当たる可能性があるとのことで 急遽連載取り消しの判断が下されたそうです 詳しくは↓やまもとさん本人のブログにて
6月29日からコミックゼノンのWeb漫画サイト『ぜにょん』にて、初めて連載することが決まり、以前より告知をしていましたが 開始2日前の6月27日に編集者から連絡があり、急遽連載ができない事になってしまいました その理由はというと、コミックゼノン編集部のあるコアミックスという会社が徳間書店という会社に委託して雑誌や単行本を出版するらしいのですが 徳間書店の担当者が、有害図書指定に当たる可能性があるとして、わたしの漫画を出版できないと判断したそうです ゼノン側は単行本が出せないものには連載させても意味が無いという事で、連載開始2日前にそのような報告を受けました 原稿5話分と、5枚のカラーと何話かネームを書き溜めていて、公開日が近づき楽しみにしていたところだったので、しばらく事実が飲込めず誰にも何も言えないままでした わたしの漫画を少しだけ待っててくださった方々と、連載が決まり職場を去る事を
改正児童買春・ポルノ禁止法が成立し、7月中にも施行される。改正法では、個人が趣味で児童ポルノの写真や映像を持つ「単純所持」も禁止され、1年以下の懲役または100万円以下の罰金が科せられる。 これまで先進7カ国で児童ポルノの単純所持を禁じていないのは日本だけだった。恥ずべきことである。これを機に、子供を児童ポルノの被害から徹底して守りたい。 改正法は、児童ポルノを「殊更に児童の性的な部位が露出されまたは強調されているもの」と定義した。また、「自己の意思に基づき性的好奇心を満たす目的で所持」という要件も設け、他者から一方的に送りつけられたメールや、純粋に自分の子供の成長記録として裸を撮影した場合などとの線引きを示した。 悪意の有無を判断することが、それほど困難であるとは思えない。子供を食い物にするような行為や、これに加担する単純所持は許さないということだ。一方で捜査機関による乱用を防ぐため、弁
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