なお、ダイモンは今回の契約に伴って、YAOKIの着陸計画を一部変更したということです。ダイモンは米国に拠点を置く民間企業「アストロボティック(Astrobotic)」との間で契約を結んでおり、YAOKIはアメリカ航空宇宙局(NASA)の商業月輸送サービス「CLPS-1」にてアストロボティックが開発する月着陸船「ペレグリン(Peregrine)」に搭載されて月へ向かう予定でしたが、新たな計画ではアストロボティックの次回以降のミッションへ先送りされることになりました。 YAOKIは超小型化、超軽量、高強度を実現した二輪方式の月面探査車です。ダイモンによると、従来の小型探査車に対して、重量で10分の1、大きさで50分の1を達成しているということです。現時点で重量は498g、大きさは縦15cm、横15cm、高さ10cmと月面探査車の中ではかなり小型かつ軽量だと分かります。