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133億光年離れた銀河から「21cm線」を観測 最も遠い記録を大幅に更新
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133億光年離れた銀河から「21cm線」を観測 最も遠い記録を大幅に更新
電波天文学で観測される波長の1つに「21cm線」があります。これは中性の水素原子から放出されるスペクト... 電波天文学で観測される波長の1つに「21cm線」があります。これは中性の水素原子から放出されるスペクトル線であり、波長がほぼ21cmであることからそう呼ばれています。 水素は宇宙に最も多く存在する物質であり、21cm線は地上の電波望遠鏡でも観測可能です。水素から放出されるスペクトル線の値そのものは不変であるため、観測された波長のズレは天体自身の運動によるドップラー効果や宇宙の膨張による結果であると見なせます。21cm線は宇宙の物質の分布や運動を調べるためにとても優れた重要な観測対象ですが、極めて微弱な信号であることから、21cm線を保護するためにこの波長付近のあらゆる電波の放出が国際的に禁じられているほどです。 21cm線が微弱な理由は、21cm線を放出する条件を個々の水素原子が滅多に満たさないからです。そのため、約50億光年(共動距離、以下同様)よりも遠い銀河から個別の21cm線を検出す