タレス・アレニア・スペース社は、ルクセンブルクに拠点を置く民間企業「スペース・カーゴ・アンリミティッド(Space Cargo Unlimited)」と、無人宇宙船「REV1」の設計と製造に関する初期契約を結んだと発表しました。REV1は、軌道上で実験や研究を行う無人の再利用可能な宇宙船として構想されており、2025年後半の打ち上げを目指しています。 【▲ 再利用可能な無人宇宙船「REV1」のイメージ図(Credit: Thales Alenia Space)】微小重力環境を利用した研究や実験は、各国の宇宙ステーションやスペース・シャトルで宇宙飛行士の手によって実施されてきました。国際宇宙ステーション(ISS)は最も規模が大きい「実験室」と言えます。 いっぽう、スペース・カーゴ・アンリミティッド社とタレス・アレニア・スペース社が開発する「REV1」は、自律的に飛行する無人の宇宙船です。主に