アメリカ航空宇宙局(NASA)と欧州宇宙機関(ESA)は9月1日、「ジェイムズ・ウェッブ」宇宙望遠鏡によって直接撮像された太陽系外惑星の画像を公開しました。系外惑星の直接撮像はこれまでにも行われたことがありますが、ウェッブ宇宙望遠鏡による直接撮像は今回が初めてであり、系外惑星のさらなる観測に期待が寄せられています。 ■355光年先の若き巨大ガス惑星を直接撮像【▲ ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が4種類のフィルターを通して直接撮像した系外惑星「HIP 65426 b」の像(下段)と、地上の望遠鏡が撮影した恒星「HIP 65426」とその周辺(背景)(Credit: NASA/ESA/CSA, A Carter (UCSC), the ERS 1386 team, and A. Pagan (STScI).)】観測の対象となったのは「ケンタウルス座」の方向約355光年先にある恒星「HIP 65