文章の基本的なルールは,コツさえつかめばそれほど難しいものではありません。普段よりも少しだけ,ルールを意識できるかどうかが分かりやすい文を書く際のポイントになります。 今回は,修飾語と被修飾語に関するルールをご紹介します。以下のようなシチュエーションを考えてみます。 A君は,いつも締め切り日までに余裕を持ってプログラミングをする同僚のB君について,今回はたまたまプログラムの提出がぎりぎりになってしまったことを,以下のような文にしました。この文のどこが問題でしょうか。 どこが問題? ここが問題! 修飾語と被修飾語がはっきりしていない この文は,「いつものように」が「すごい速さでプログラミングをし」の部分を修飾しています。これは,「B君は普段締め切りぎりぎりまでプログラミングをせずにいて,いつもすごい速さでプログラミングをして締め切りぎりぎりで間に合わせている」という意味になります。 実際のB