「〇〇周年」という言葉は、普通は企業などがマーケティング用に連呼する常套句だが、今年2018年はパーソナル・コンピューターの歴史上、こうしたセールスとは無縁だが、忘れてはならない重要な「事件」が起きて50周年という意味深い年だった。 「すべてのデモの母」 1968年12月9日、サンフランシスコ市庁舎脇のブルックスホールでは秋季合同コンピューター会議の年次総会(FJCC)が開催されていた。この会合で基調講演を行ったスタンフォード研究所(SRI)の研究者ダグラス・エンゲルバートは、1200人もの観衆が集まる暗いホールに設置された当時は珍しかった大型プロジェクターの前で、NLS(オンラインシステム)という奇妙な仕掛けのデモを挙行した。 彼の発明したマウスというデバイスで動くカーソルが、文字をその場でコピペしたりリンクを張ったり、ウィンドウという画面を開くのを見て、タイプライターのようなキーボード
AlphaZeroの論文は世界に衝撃をもたらしました。曰く、ディープラーニングと強化学習で作られた評価関数は激烈に強く、囲碁だけでなく、チェス・将棋でも人間を超え最強のソフトを超えたと。 人間 vs コンピュータに終止符を打ち最後まで絶対的強さを魅せつけたPonanza、そのPonanzaをWCSC27で破ったelmo、そのelmoを90-2-8で破ったAlphaZero。elmoとのレート差は約400。コンピュータ将棋も終わった。 ......と思ったかも知れません。あの時は。 しかし、AlphaZeroの論文(2017年12月発表)から1年も経たないうちその神話は終焉を迎えました。 レーティングサイト(新/旧)のレーティング表からもお察しの通り、今の将棋ソフトのレーティングはelmo+400ぐらいの値が出ています。 orqha0926はorqhaの最新バージョン(公開版orqhaに対し
ポイント 測定フィードバックによる波束の収縮によりトリガーされる相転移注1)を動作原理とする新たな量子計算スキームを提案。 全結合を施した光パラメトリック発振器群を用いて、この新しい計算機「量子ニューラルネットワーク」を実現。 ノード数2,000の組合せ最適化問題の解探索に成功し、現代コンピュータを凌駕する性能を実証。 計算創薬、通信ネットワークの最適化、圧縮センシング、深層学習など、実社会における組合せ最適化問題への適用が今後期待される。 内閣府 総合科学技術・イノベーション会議が主導する革新的研究開発推進プログラム(ImPACT)の山本 喜久 プログラム・マネージャーの研究開発プログラムの一環として、日本電信電話株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長 鵜浦 博夫 以下、NTT) NTT物性科学基礎研究所 量子光制御研究グループの武居 弘樹 主幹研究員、稲垣 卓弘 研究員らのグループと
知的情報処理の最前線:Googleがやはり作っていた「量子コンピュータ」 Google challenges for making "quantum computer" 2016.07.05 Updated by Masayuki Ohzeki on July 5, 2016, 11:30 am JST 去る6月27日より30日にかけて、Adiabatic Quantum Computing Conference (AQC2015)がGoogle Los Angelsで開催された。 筆者も研究成果の講演のために参加してきたので、一部資料を交えながら紹介する。会議での実際の講演内容は、数週間以内に動画で会議Webページより公開予定である。 ▼ AQC2016の開会の様子 アメリカの西海岸でアクセスが良好ということで、多くの日本人も含む研究者や企業関係者がおそらく100人を超える勢いで参加して
米Googleが2015年12月に「既存のコンピュータに比べて1億倍高速」と発表して以来、カナダD-Wave Systemsが開発する「量子アニーリング型」の量子コンピュータへの注目が高まっている。この量子コンピュータとはどんなもので、何の役に立つのか。なるべく平易に解説したい。 記者は日経コンピュータの2014年4月17日号で「驚愕の量子コンピュータ」という記事を書き(ITproにも転載している)、量子アニーリング型の量子コンピュータの仕組みについて詳しく解説した。ただこの記事に対しては「難しい」という率直な感想も頂いているので、今回は例えなどを交えながら、「中身」ではなく「価値」を理解していただけるような記述を目指したい。 まず最初にお断りをしておくと、「量子アニーリング型」の量子コンピュータは、先に開発が進められていた「量子ゲート型」の量子コンピュータとは全くの別物だ。2013年以前
特別展 GAME ON ~ゲームってなんでおもしろい?~ 2016年3月2日(水)〜 5月30日(月) 本展は、コンピュータやインターネットなどの情報技術とともに進化をつづけ、世界中のエンターテイメントを変えたテレビゲームの進化を一望する展覧会です。2002年に英・バービカン・センターでの開催以来、世界中を巡回し200万人以上を魅了してきました。日本初上陸となる本展では、「ゲームってなんでおもしろい?」をテーマに、オリジナルコンテンツを多数追加。リアルとの領域を越え、実社会に大きな影響を与えるようになったゲームの社会的、文化的な意味について、そして未来について、来場者のみなさんとともに考えます。
往年の 8ビット・マイクロプロセッサー Z80。 最近の若い IT エンジニアだと知らない人も多い? 現在でも組み込み用途で使われているのに、 プログラマの高齢化が進んでいるらしい。 私がコンピュータを学んだ思い出深い CPU なので、 このまま忘れ去ってしまうのもモッタイナイ。 思い出せる限り記録に残しておこうと思う。 コンピュータを原理から学ぼうとする人の参考になれば幸い。 以下は、私が大学一回生のとき (1986年, 昭和61年) 独学で作った CP/M (Control Program for Microcomputer, パソコン用シングルタスク OS) マシンの記録。 私は高校生のとき (1983年)、 シャープ製パソコン MZ-80K2E を改造しながら独力でデジタル回路を学んだ。 当時のコンピュータ雑誌 (工学社 「I/O」 誌) に掲載された MZ-80K の回路図が大い
IBMの研究者らが米国時間8月7日、人間の脳を模倣するまったく新しいコンピューティングアーキテクチャを発表した。 IBM Researchは7日夜の発表で、脳の大きさや機能、消費エネルギーの少なさを構造の手本とするシリコンチップをプログラミングするために、新しいソフトウェアエコシステムを設計したと述べた。同社はこのブレークスルーについて、知覚や認識、行動における脳の働きを模倣する次世代アプリケーションの支えになるものと期待している。 IBMの研究責任者であるシニアマネージャーのDharmendra Modha氏は、声明で次のように述べている。「ニューロシナプティックチップにとってのFortranを開発しようと取り組んでいる。この技術は、現代のコンピュータに足りない部分を補うとともに、まだ開発途上にある新たな学習システムのプログラミングと応用の点で、まったく新しい技術的可能性を生み出すだろう
コンピュータ将棋のパイオニア・森田和郎さんが2012年7月27日に亡くなっていたことが、週刊将棋6月5日号と将棋世界7月号で報じられています。 将棋世界7月号では、瀧澤武信さん、小谷善行さん、柿木義一さんによる追悼座談会を行い、森田さんの思い出を語っています。 晩年は体調を崩され、歩行が困難になっていました。さらには歩行中に転倒して腕を骨折されるなど、まさに満身創痍の姿が目に焼き付きます。 それでも、いささかも気力が衰えることなく、片手でキーボードを叩き、精力的にプログラム制作に励んでいらっしゃいました。 会社経営者という立場でありながらも、生涯一プログラマーとして、よりよいプログラムを作っていくことにひたすら力を傾けていらっしゃいました。 「コンピュータ将棋の父」といえる森田さんは、このたびの電王戦でのコンピュータ将棋の晴れ舞台を、天からどのようにご覧になっていたのでしょうか。 * 将棋
2011 年 7 月 21 日 (木) ソフトイーサ株式会社 技術開発部 (茨城県つくば市) CG やゲームの操作方法を大きく変える可能性がある画期的な 3D 入力装置 開発中の「QUMA」技術を応用した 3D モーションキャプチャ装置を公開 This news is available in English. Click Here. 筑波大学発ベンチャー企業である ソフトイーサ株式会社 (以下「ソフトイーサ」といいます。) は、画期的な 3D 入力デバイス技術 (開発コード名: 「QUMA / クーマ」) を開発しております。本技術を応用した最初の製品である 3D モーションキャプチャ装置は、製品化に必要な設計の大部分が終了し、現在、量産のための準備を行っています。本製品はソフトイーサとして製品化する初めてのハードウェア製品となる予定です。QUMA 技術の公式 Web サイトは http
ブラザー工業は、網膜に光を当てて映像を映す、眼鏡型の網膜走査ディスプレイ(RID:Retinal Imaging Display)を2010年に発売する計画だ。まずは法人向けに展開し、ディスプレイに回路図を投影しながら工事したり、カルテを映しながら手術するといった利用を見込んでいる。 9月4日に東京で開いたプライベートショー「Brother World JAPAN 2008」(東京国際フォーラム)でモックアップを展示した。 RIDは、目に入れても安全な明るさの光を網膜に当て、その光を高速に動かすことによる残像効果を利用し、網膜に映像を投影する技術。 従来のヘッドマウントディスプレイと異なり、目に直接光を当てるため、小型液晶ディスプレイなどはなく、眼鏡型といってもレンズもない。目の前にあるのは透過型の反射板だけ。映像の向こうには外の景色が透けて見える。 眼鏡に装着する投影部は25グラムと軽く
【ニューヨーク=池松洋】米ニューヨーク・タイムズ紙(電子版)は24日、米金融大手ゴールドマン・サックスや一部のヘッジファンドが、他の市場参加者よりも100分の3秒早く情報を入手できる大口投資家の立場を利用し、高速コンピューターを駆使して大きな利益を上げていると報じた。 米証券取引委員会(SEC)もこの「抜け道」を問題視しており、新たな取引規制を今秋にも導入する見込みという。 同紙によると、ゴールドマンなどは、100分の3秒の時差の間に取引情報を分析して自動的に取引を行うコンピューターを導入し、自己勘定で巨額の利益を得ている。 これらの取引は市場の公平性をゆがめかねないとして、米上院議員の一部からSECに調査を求める声が出ており、SECも規制の検討を進めているという。
Klikwin88 👿 Agen Judi Pasti Menang Hanya Dengan Sekali Klik Win88a Klikwin88 adalah agen judi slot terbesar, klikwin88 situs resmi judi live casino terpercaya dengan rating tertinggi di asia, Dan anda pastikan daftar dan login melalui link alternatif resmi Klikwin88 Klikwin88 - Situs Resmi Togel, Agen Judi Online, Terpercaya Di Indonesia Bergabung Di Situs klikwin88 Menjamin Kemenangan Sangat Mud
もちろんCPUの性能は、ムーアの法則で3年に4倍になるので、完成年の差は勘案しなければならないが、地球シミュレータのコストを1/5に割り引いても、TFlops単価は300万ドルと、アメリカの最新機の50倍以上である。総工費1150億円で建設される予定の京速計算機は、10PFlopsをめざしているというが、かりにそれが2010年に実現したとしても、逆にムーアの法則で割り引くと420万ドル/TF、最新機の70倍以上だ。おまけに開発期間が長すぎるので、2010年に計画どおり完成したとしても、性能は他のスパコンに負けている可能性が高い。もっとも「ベンチマークテストで世界一を取り返す」などというのは、プロジェクトの目的としてナンセンスだが。 このようにコスト・パフォーマンスが大きく違う最大の原因は、アメリカのスパコンがAMDのOpteronやIBMのPowerPCなど、普通のPCに使われるスカラー
DNAコンピュータ(ディーエヌエーコンピュータ)の記事では、DNAコンピューティングについて記述する。 2018年現在ではまだ「コンピュータ」とはっきり言えるほどに形のあるものではなく、いかにして計算をおこなうか、といった研究段階にあり、(英語版の記事名が DNA computing であるように)4種類の塩基の配列から成るデオキシリボ核酸 (DNA) を利用してコンピューティングを行なうものである。 概要[編集] デオキシリボ核酸(DNA)の、アデニン (A) とチミン (T)、グアニン (G) とシトシン (C) が対をなして結合する特性と、DNA鎖を操作する酵素(様々な制限酵素や、DNAリガーゼ、DNAポリメラーゼ)を利用する。解答候補となる多数のDNA鎖を同時に生成するという意味で一種の超並列計算をする系である、と見る向きもある。 2000年前後に広まった研究のきっかけとなった論文
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く