先日発表した、美しすぎる食べログのマネタイズモデル:グルメサービスのキャッシュポイント比較一覧という記事に対して、複数の有識者より連絡をいただいた。そこで食べログとRettyの1レビューあたりのボリュームが、サービスの提供価値をどう左右するかという論点に行き当たった。 サービス設計を考える上で有用な論点であろうため、食べログとRettyを一例に深堀りしたい。 データ量が多い=価値が高い、は真か? 両サービスの性質を比較するとこうなる。食べログに比べてRettyのレビュー分量が少ないのは明白だろう。各ポジションに?を付けた点が大きな論点になる。 ■食べログの提供価値 ・店舗のレーティング ・エリア、ジャンルのランキング ・かなりの分量に渡るレビュー ・料理写真のみならず店内や外観など豊富な写真投稿 ■Rettyの提供価値 ・ソーシャルログインによる実名投稿 (ゆえに知人のお勧め情報が可視化さ