ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は20日、米司法省がアルファベット傘下グーグルを反トラスト法(独占禁止法)違反で提訴したと報じた。司法省はグーグルが市場優位性を獲得・維持するために反競争的行為に関与したとしている。グーグルの中核事業であるインターネット検索事業が訴訟の焦点だが、司法省はこれとは別に、デジタル広告におけるグーグルの威力についても調査を続けている。各州はそれぞれグーグルの調査を進めており、司法省の訴訟に参加している州もある。グーグルの事業がなぜここまで厳しい追及を受けているのか、以下にまとめる。 グーグルが圧倒的地位にある事業分野とは? 現代の検索エンジンを発明したグーグルは、インターネットへの主要なポータル(玄関口)サイトとして引き続き圧倒的優位に立つ。司法省によると、グーグルは米国の検索クエリの約8割に相当する検索経路を支配している。さらに、オンラインビデオ(Yo