前回の記事ではじめてPineconeを使いました。Pineconeについて、もう少し詳しく知りたいと思ったので、公式ドキュメントを読んで内容をまとめました。基本的には分かりやすい概念が多いのですが、1つだけ難しいなと思った概念がでてきたので、サンプルとともに説明します。 ベクトルデータベースとは 機械学習では、文章、画像、音声、動画などのあらゆるデータを、特徴を抽出したベクトルに変換して扱うことが多いです。ベクトルは、数百から数千の次元の数値として表現されます。ベクトルデータベースは、このような特殊なデータ構造を持つデータを扱うために作られたデータベースです。 ベクトルデータベースを使うことで、ベクトル間の類似性を高速に検索することができます。これによって、文章のセマンティック検索、画像・音声・映像などの類似検索、ランキングやレコメンド、重複検出、異常検出、などに応用することができます。