中高一貫の女学院物。主人公は固定されず、2-3話でメインのカップルが変わっていきます。例えば万年1位と万年2位だったり、帰心の知れた幼馴染だったり、年の差カップルだったり、立場はそれぞれ千差万別です。 共通しているのは、どれもこれも、誰も彼も、『好き』になった感情の発露がお見事でした。 最初の数話は天才として遠ざけられるのに飽いて乾いる天才キャラに死に物狂いで努力しながら万年2位の秀才が挑む話なのですが、天才が秀才に「お前を倒す」と宣言されて恋に落ちる姿に、読んでいるこちらも胸がどきゅんと撃ち抜かれます。一途な想いを一途に受け止める純粋さの交流を、読書によって目の当たり出来るのは幸せと言っていいでしょう。 (あの娘に白百合を1、No 47/187) 思いを受け止め、答えを返す。なんて嬉しそうな、その笑顔。 まあその交流には多大なすれ違いがあったりするのですが、超えるのを待つ方が強く求めて、
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