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ブックマーク / www.arban-mag.com (8)

  • 【2023年ベスト】ジャズ アルバム BEST 50 | ARBAN

    2023年にリリースされた “ジャズ系” 作品の中から50作をセレクト 構成・文/土佐有明 Aaron Parks Little Big/Live In Berlin ブラッド・メルドーの再来とも称され、ジェイムス・ファームなどで活躍するピアニスト、アーロン・パークスのリーダー作。作はバンドの一体感や結束力を強く感じさせる内容。時にコンテンポラリー・ジャズの枠を大きくはみ出し、ロック的なダイナミズムが漲る場面も。iPhoneのボイスメモで録音されたという作だが、意図せず入り込んでしまったざらつきや歪みがアクセントとなり、アルバムに深みや奥行きを与えている。 Banksia Trio/MASKS 須川崇志(b)、林正樹(p)、石若駿(ds)という豪華メンバーによるトリオ作。これが3作目とあって、これまで以上に緊密で濃密な音のコミュニケーションがはかられている。また、菊地雅章やポール・モチ

    【2023年ベスト】ジャズ アルバム BEST 50 | ARBAN
  • 誰がジャズにアイビーを持ち込んだのか─ モダン・ジャズのファッションの起源【ヒップの誕生 ─ジャズ・横浜・1948─】Vol.14 | ARBAN

    戦後アメリカで初めて誕生した若者向けファッションのムーブメントは、それほど時を置かずに日でも知られることになり、一大ブームを巻き起こした。その新しいファッション──アイビー・ルックを日人に教えたのは、モダン・ジャズのレコード・ジャケットだった。では、ジャズの世界にアイビー・スタイルを持ち込んだのは果して誰だったのか。50年代の日米におけるジャズとファッションの関係を探る。 サラリーマンの月収に相当したスーツの価格 「初期のジャズ・ミュージシャンたちの多くは服装に凝っていた。ぱりっとした服装はそのまま成熟と成功を意味していた。おかげでジャズマンたちの収入のかなりの部分がワードローブの充実のために費やされることになった。何人かのミュージシャンたちは着こなしがあまりに見事だったので、ファッションの流行に影響を及ぼしさえした」(『ジャズ・アネクドーツ』ビル・クロウ著/村上春樹訳) アメリカでは

    誰がジャズにアイビーを持ち込んだのか─ モダン・ジャズのファッションの起源【ヒップの誕生 ─ジャズ・横浜・1948─】Vol.14 | ARBAN
  • 【2020年 上半期ベスト】ジャズ・アルバム BEST 30 | ARBAN

    投稿日 : 2020.07.03 更新日 : 2021.06.28 【2020年 上半期ベスト】ジャズ・アルバム BEST 30 2020年の上半期(1月〜6月)にリリースされた音楽アルバムの中から「ジャズ系」作品に的を絞り、聞き逃せない新譜30作をセレクト。トラディショナルなジャズはもちろん、2020年ならではのコンテンポラリーなスタイルまで対象にした、広義の「ジャズ作品」傑作選。 ※五十音順(アーティスト名)で掲載 アーロン・パークス 『Little Big 2: Dreams of a Mechanical Man』 18歳でテレンス・ブランチャードのグループに参加し、ブルーノーとECMに音源を残すなど、早熟な天才ぶりを見せている鍵盤奏者のアルバム。パークスもメンバーであるジェイムス・ファームにも通じるインディ・ロック風味と、ザ・バッド・プラスにも通じる躍動的でダイナミックなグルーヴ

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  • Nujabes × Shing02〈Luv(sic)〉シリーズ誕生秘話【Think of Nujabes Vol.3】 | ARBAN

    投稿日 : 2020.06.05 更新日 : 2021.12.09 Nujabes × Shing02〈Luv(sic)〉シリーズ誕生秘話【Think of Nujabes Vol.3】 2010年に夭逝した日人ヒップホップ・プロデューサー、Nujabes(ヌジャベス)。わずか10年強にわたるアーティスト活動の中で、彼が生み出してきた音楽は、今もなお幅広い世代の音楽ファンに愛され続けている。Nujabesのこれまでの経歴や、世界的なムーブメントとなっている「ローファイ・ヒップホップ」に与えた影響は、すでに【Think of Nujabes Vol.1】および【Vol.2】にて詳細を追った。今回の【Vol.3】では、数あるNujabes楽曲のなかでも一二を争うほどの人気を誇る〈Luv(sic)〉シリーズにスポットを当てたいと思う。 Nujabes自身が運営するレーベル、Hydeout Pr

    Nujabes × Shing02〈Luv(sic)〉シリーズ誕生秘話【Think of Nujabes Vol.3】 | ARBAN
  • サムライチャンプルーとNujabes─ 渡辺信一郎 監督が語った “無名のNujabes” を起用した理由【Think of Nujabes Vol.2】 | ARBAN

    近年、ローファイ・ヒップホップが世界的な人気を博している。このムーブメントの、楽曲面におけるキーパーソンとされるのが、日のサウンドクリエイター Nujabesである。2010年に急逝した彼が、昨今のムーブメントにどう作用しているのか。そして、Nujabesとは何者か。生前の彼を知る人々を訪ねた、ルポルタージュ第2弾。   >>第1部はこちら 1990年代後半から2000年代にかけて残した作品により「ジャジー・ヒップホップ」のブームを生み出し、今では「ローファイ・ヒップホップ(Lo-Fi Hip Hop)」のオリジネーターとも呼ばれる日人ヒップホップ・プロデューサー、Nujabes(ヌジャベス)。彼が生前にリリースした2枚のアルバム『Metaphorical Music』、『Modal Soul』までの流れを追った第1部に続き、アニメ『サムライチャンプルー』によってファン層がワールドワイ

    サムライチャンプルーとNujabes─ 渡辺信一郎 監督が語った “無名のNujabes” を起用した理由【Think of Nujabes Vol.2】 | ARBAN
  • 90年代、東京。ある若者がNujabesを名乗り、ヒットメーカーになるまで 【Think of Nujabes Vol.1】 | ARBAN

    Home ニュース 90年代、東京。ある若者がNujabesを名乗り、ヒットメーカーになるまで 【Think of Nujabes Vol.1】 投稿日 : 2020.05.08 更新日 : 2021.12.09 90年代、東京。ある若者がNujabesを名乗り、ヒットメーカーになるまで 【Think of Nujabes Vol.1】 1990年代後半、日のヒップホップシーンに突如登場し、「ジャジー・ヒップホップ」のブームを生み出した伝説的なプロデューサー、Nujabes(ヌジャベス)。2010年2月26日に36歳という若さで亡くなった彼の音楽は、2010年代半ばより世界的なムーブメントとなった「ローファイ・ヒップホップ(Lo-Fi Hip Hop)」のルーツと言われており、世代や国籍を超えた幅広い層の音楽ファンに今も愛され続けている。 振り返ると、初期の Nujabes は12インチ

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  • 「モントルー・ジャズ・フェスティバル」50本超のフルライブ映像を無料配信 | ARBAN

    投稿日 : 2020.03.27 更新日 : 2020.04.30 「モントルー・ジャズ・フェスティバル」50超のフルライブ映像を無料配信 世界最大級の音楽フェスティバル「モントルー・ジャズ・フェスティバル(以下:MJF)」は、過去50年以上の歴史の中で撮影してきた50超のライブ映像を期間限定で無料公開することを発表した。 ラインナップには、ジェームス・ブラウン、マーヴィン・ゲイ、ニーナ・シモン、アイザック・ヘイズ、RUN DMC、サンタナ、ルー・リード、チック、クインシー・ジョーンズといった錚々たるメンツの伝説的ライブ映像も含まれている。 視聴方法は、下記MJFの公式サイトで提供されている無料コード「FREEMJF1M」を使用し、同フェスが提携する「 Stingray Qello」に登録。30日間、無料でMJFのライブ映像を観ることができる。 【モントルー・ジャズ・フェスティバル公式

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  • 【シティポップ海外人気を検証】海外のキーマンたちが語ったシティポップブームの現在 | ARBAN

    YouTubeがブームを牽引 まず最初の疑問は「なぜ今、日の過去作が再注目されたのか」である。その大きな要因となっているのは、やはりインターネットだ。おもにYoutubeをはじめ、米最大級の音楽データベース「Discogs」などが、日音楽の情報源として機能している。また、2010年頃にネット上で広まったブーム「Vaporwave(ヴェイパーウェイヴ)」(注1)で日のシティポップが数多くサンプリングされたことも過去作の発見に一役買ったようだ。 注1:2010年代前後、ネット界隈で生まれたカウンターカルチャー的ムーブメント。昔の音楽ゲーム、商業コマーシャルなど、リアルタイムを知らない若者にとっては新鮮でローファイなコンテンツを使い、再アレンジされた音楽ジャンル。80年代の大量消費時代を皮肉っているともいわれ、その後アート方面にも広がりを見せた。 新世代アーティストたちの影響も 多くの

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