先月、新潟県湯沢町にある東京電力の水力発電所の屋根が大規模に崩れ落ちた事故で、東京電力は60年以上にわたってこの建物の補強工事を行っていなかったことを明らかにし、今後、建物の強度に問題がなかったかさらに調査を進めることにしています。 先月10日、新潟県湯沢町にある東京電力の水力発電所「湯沢発電所」で、3階建てのコンクリート製の施設の屋根が大規模に崩れ落ちました。 東京電力は、屋根に積もった雪の重みで崩落したとみて調査を進め、9日、記者会見してその結果を明らかにしました。 それによりますと、湯沢町では崩落が起きる前に雨の日が続いたことから、東京電力は雨によって屋根に積もった雪が想定以上に重くなったことが崩落の原因だとしています。 そのうえで東京電力は、別の会社からこの施設を引き継いだ昭和26年以降、60年以上にわたり建物の補強工事を行っていなかったことを明らかにしました。 東京電力は、建物の