リタイアしても今の家に住み続けるか否か――。そんなことを考え始めた読者も少なくないのではないか。ITバブル期の移住ブームでは海外や離島が人気を集めたが、近年はすこぶる傾向が変わってきているという。最新の移住事情は「安・近・短」。移住先として人気急上昇中なのが山梨県と岡山県だ。新たに「終の住み家」(ついのすみか)を手に入れた退職者の例を紹介しよう。 ページの最後に、最高5万円分の「ギフトカード」や「書籍」が当たる日経マネー実施のアンケートの案内(2015年4月12日まで実施予定)があります。こちらも御覧ください 最近の移住事情を象徴する言葉が「安・近・短」だという。安は「安い」ではなく「安心」や「安全」の安。自然災害が少ない、インフラが整備されている、総合病院があるなどだ。 続いて近。一旦は海外に移住したものの、言葉が通じない、日本の暮らしや孫が恋しいなどの理由で帰国してしまう人は少なくなか
