『出版翻訳家なんてなるんじゃなかった日記 こうして私は職業的な「死」を迎えた』げに恐ろしき、出版界の裏事情を綴る真摯な暴露本 この本をここで紹介していいものか迷ったが、著者の真摯な姿勢に心を動かされたので、おもねらずにレビューしてみたい。 本書は、ベストセラー『7つの習慣 最優先事項』の訳で一躍売れっ子翻訳家になった著者が、出版社との様々なトラブルを経て業界に背を向けるまでの顛末を綴った、げに恐ろしきドキュメントだ。 驚くことに、名前こそ伏せてあるが、理不尽な目に遭わされた出版社のプロフィールが本文や帯でずらずら書かれている(業界歴の長い人ならすぐにわかるのではないか)。著者の名前をネットで調べれば翻訳を担当した書籍がばんばん出てくるし、もはや告発書、暴露本と言っても過言ではない。 まずは著者が経験した「天国」から。 出版翻訳家を夢見たのは21歳のとき。大学卒業後は大学事務員、英会話講師、
最近ね、タコを買ったんですよね。イギリス人はあまり食べないのでどうしても高くなるから、イギリスでタコを買うっていうのはちょっと「えいや!」って感じなんですけれど、良い魚屋さんと出会ったおかげで割と入手しやすくなりまして。タコ焼きも、スペイン料理のプルポ・ア・ラ・ガジェガも好きなだけ作れる!という幸福な状態に今あります。 それで大体食べたいものは作り尽くして、日本語で料理法を色々探していたら、いやあ、出てくること出てくること「欧米ではタコはデビルフィッシュと呼ばれるくらい嫌われていて」という文面。 そこで「はてな?」と思ったわけです。私、タコのことを「デビルフィッシュ」なんて呼ぶイギリス人にもアメリカ人にもオーストラリア人にも会ったこと、ないんですよね。 本当にタコってデビルフィッシュなんて呼ばれてるんでしょーか?イギリスに来てから南部で8年ぐらい。北部に引っ越して9年近く。途中で日本でも暮
九州大学(九大)、熊本大学(熊大)、海洋研究開発機構(JAMSTEC)、神戸大学(神大)、千葉工業大学(千葉工大)、早稲田大学(早大)の6者は12月8日、高温で乾燥した時代として知られる中生代三畳紀(約2億5190万年前~約2億130万年前)の中で、後期の約200万年間(約2億3200万年前の前後100万年)にわたって劇的に降雨量が増加した“雨の時代”こと「カーニアン多雨事象」は、非常に大規模な火山活動が引き金となって起こったことを明らかにしたと共同で発表した。合わせて、火山活動の活発な時期に雨の時代が訪れたことで、海洋での生物群の大量絶滅や、陸上での恐竜の多様化といった生態系の変化も同時に引き起こされた可能性があることも発表された。 同成果は、九大大学院 理学研究院の尾上哲治教授、同・奈良岡浩教授、熊大大学院 自然科学研究科の冨松由希大学院生(九大委託研究生)、JAMSTECの野崎達生グ
cakes炎上の結果、私の連載は消滅してしまいました。どうすればこの結果を回避できたのか、出版に関わる全ての人に、ご意見をうかがいたいです。 cakes炎上と、消滅した連載|あさのますみ @masumi_asano #note https://t.co/dEt8Mz5gNq— 浅野真澄@あさのますみ (@masumi_asano) 2020年12月9日 note.com ひどい話だ、と思いつつも、正直、これは僕があさのさんの側からこの話をみているからであって、「自死」を扱うというのは、家族に了解を得ている(あるいは、家族の側も語られることを臨んでいる)とはいえ、リスクが高いのも事実だよなあ、とも感じたのです。 藤村操の華厳の滝での自殺や、人気女性アイドルの飛び降り自殺は、多くの後追い自殺者を生んでしまいました。彼らは別に、自分の真似を他の人にしてほしいなんて思ってはいなかったはずなのですが
来てほしい気持ちが筆を走らせる 鉄道会社が作る路線図(メジャー)は、自社の鉄道路線がどこを走っているかを示している。複数の路線があればそれを網羅するのが当然だ。だってみんなに乗ってほしいから。 対して、鉄道会社以外が作る路線図(インディーズ)は、「ある場所」を案内するために描かれている。1点にフォーカスが集中していると思ってほしい。 となると、「ある場所」に来てほしければ来てほしいほど、路線図に描かれる範囲が広くなる傾向がある。だってみんなに来てほしいから。 その熱量が、観光協会が作るインディーズ路線図を魅力的にする。 大阪観光局の「関西の全路線ネットワーク」より。 例えば大阪観光局の「関西の全路線ネットワーク」は、大阪を中心にJR・私鉄・地下鉄が全部1枚の路線図に載っている。 2つの空港に新幹線、金剛山ロープウェイ、万博開催予定地の夢洲までカバー。苦心して梅田周辺の駅をつなげているところ
こんにちは。ライターのオケモトです。 いや、こう名乗ったほうがいいでしょう。 自動販売機詰まり映画研究家のオケモトです。 というのも僕は映画の中でお菓子の自動販売機が詰まるシーンが大好きなのです。 前回の記事でも、自動販売機が詰まる名作映画をご紹介しました。 そしてこの記事を公開したところ、オモコロ読者の方から大量の自動販売機が詰まる映画の情報が送られてきたのです。 ありがとうございます!!!! 続編となる今回は、送られてきた情報を元に僕が観た7本の映画をご紹介します! お相手は前回同様、オモコロ編集長の原宿さんです。 それでは行ってみましょう!(※一部ネタバレがあることもございますので、ご了承ください) ということで、自動販売機が詰まる映画をまた集めてきました。 タレコミがあったとはいえ、自動販売機が詰まる映画なんてそんなにあるかなあ。全然記憶にないが…… ばっちり確認してきたんで、まあ
はまりー @travis02130213 100分de名著。プルデュー『ディスタンクシオン』。「自分がたまたま好きになったと思っている趣味は、階級や学歴や経済格差により定められている」という話。芸術作品との“稲妻の一撃”による出会いを否定し、文化的慣習行動による必然の出会いしかないと定義。これだ、こういう話が聞きたかったんだ! はまりー @travis02130213 「趣味とは文化資本の産物。文化資本とは親の遺産。音楽を日常的に聴く環境下に居なければラジオからたまたま流れてきた曲に感動することはできない」。すごい、すごい。SNSに氾濫する「好きという感情がいちばん尊い」論に対する叛逆だ、これは。 リンク 藤原書店オフィシャルサイト ピエール・ブルデュー 「超領域の人間学者、行動する世界的知識人」ピエール・ブルデュー(Pierre Bourdieu、1930-2002) 「構造主義」と「主
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