患者さんに良い商品を早く届けるための連携 劉雷氏(以下、劉):ここからは、フリーディスカッションに入りたいと思います。冒頭、(アストラゼネカ代表取締役社長の)ステファンから「i2.JP」の立ち上げ、およびその構想、目指したい方向性のご紹介がございました。これに対して、私が持って帰る宿題でもありますが、みなさまのご期待を、ぜひお聞かせいただきたいと思っております。まず石飛さまからお願いいたします。 石飛恵美氏(以下、石飛):ヘルスケアで大企業さんが「i2.JP」のようなイノベーション・プラットフォームを作られるというのは、本当に素晴らしいです。いろいろなイノベーションハブをつなぐ私たちの出口になるような場の1つかと思っております。スタートアップのみなさんも素晴らしい商品を作られているんですけれども、日本はヘルスケアの規制が本当に厳しく、参入障壁が大きいということで、なかなか外に出していけない