口蹄(こうてい)疫問題の影響が心配されるブランド和牛。松阪牛や飛騨牛など全国に百五十以上もあるとされる。育て方など独自の基準を設け、高級品として垂ぜんの的だが、そもそも和牛とは何か。 農林水産省のガイドラインでは国内で生まれ育ち、品種を証明できる牛を指す。日本で登録されているのは黒毛和種、褐毛和種、日本短角種、無角和種の四種。肉質に優れる黒毛和種が全体の九割超を占める。
電通ファシリティマネジメント(本社東京)は、飲食店などの店舗内に設置可能な小型植物工場「シェフの農園」の受注を2010年6月に開始し、同年夏に発売する。「FOOMA JAPAN 2010(国際食品工業展)」(2010年6月8~11日、東京ビックサイト)に出展した。1日に60株(1年に2万株)の葉野菜(リーフレタス)の収量を見込め、約5年間で投資を回収できる価格設定としている。 シェフの農園は、幅2750×奥行き1270mmの栽培面積を持つ養液栽培棚を5段持つ。この栽培棚に、野菜1株ごとに独立したスポンジを複数個はめ込んだ細長い金属フレームを設置する。金属フレームは野菜の成長に合わせて、栽培棚を右から左へと少しずつ移動する。つまり、右端で種をまき、左端で収穫する。フレームの移動は手動で行うが、チェーンで連結した機構でフレームを連動させられるため、大きな手間にはならない。1日分の野菜を収穫して
電通ファシリティマネジメントは、2010年の夏から飲食店などをターゲットに店舗併設型の植物工場システム「シェフの農園」を販売する。栽培棚の基本サイズは「幅2,750 × 奥行き1,270 mm」の5段栽培。 40Wの蛍光灯を1段当たり12本設置しており、段ごとの環境制御ができる点が特徴。つまり、5段それぞれで異なる野菜が栽培できる。少し小ぶりのリーフレタスの場合、播種から約32日で収穫できる。 エアシャワー部分も含めると、設備全体の外寸は「幅3,940 × 奥行き1,460 × 高さ2,330 mm」となっており、1段で12株/day・5段全体で60株/dayが生産できる。 本体価格は約830万円、電気代が年間で約40万円程度という。 なお、野菜の成長に合わせて株間の異なるスペーシングが可能で、栽培ベッドの右から左へ移動させながら収穫する。つまり、右側で小さな苗を定植し、左側で収穫する形と
景気の影響を受けモヤシの消費拡大。種となる中国産:緑豆の価格高騰で販売しても利益にならないモヤシ・ビジネス 最近は天候不順による野菜価格の高騰も落ち着きつつあるが、以前として景気の低迷が大きく改善されたとは言い難い。こうした中、安価で価格変動の少ない「もやし」の売れ行きが好調のようだ。関東に展開するスーパーのいなげやは、1袋240グラムに2割増量した商品の売り場を拡大し、土曜日は25%の値引きで集客の目玉商品にしている。 モヤシの小売価格は100グラムあたり15?20円。現在、同35円のレタスや同43円のキュウリなどと比べ割安。料理のかさが増えることもあり、節約したい消費者の強い味方となっている。天候不順で野菜が軒並み値上がりした4月は割安感が特に強まり、総務省によると、全国の2人以上世帯(農林漁家世帯除く)の購入量は前年同月比17%増の713グラムとなった。 こうした消費拡大に対してメー
【クミアイ化学工業】 第3四半期会計に特別利益を計上 クミアイ化学工業 除草剤を米国化学品会社に譲渡 クミアイ化学工業は15日、「平成22年10月期第3四半期業績」の当期純利益を上方修正した。除草剤を米国化学品会社に譲渡することによるもの。 修正は、当期純利益で、平成21年12月16日公表の業績予想の5億5000万円から7億6000万円に上方修正するもの(表参照)。1株当たり当期純利益も、6円83銭から11円17銭に伸長する。 同社の関連会社イハラケミカル工業と共同開発し販売してきた除草剤フルチアセットメチル(開発コード:KIH-9201)の権利の全てを、米国化学品会社に譲渡することによる。 譲渡額US$375万(約3億5000万円)を知的財産権譲渡益として、第3四半期決算の特別利益に計上する。 譲渡品は、チアジアゾール系の化合物で、プロトックス阻害型の除草剤。 トウモロコシ、大豆に選択
食料安保を国家戦略に―国民会議が政策提言 JA全中や生協、NPO法人ふるさと回帰支援センターなどが今年4月に設立した「『農』を礎に日本を創る国民会議」(会長:堀口健治早大副学長)は6月16日、シンポジウム「日本の食料安全保障を国家戦略に」を東京・永田町の憲政記念館ホールで開いた。JA、生協関係者ら400人が集まり同会議としての政策提言を発表するとともに、食料自給率向上策などをめぐり議論した。 ◆万全の予算確保を 会場には山田農相もかけつけ「食料安保、自給率向上は大きな課題。生産者が安心して持続的に生産できるようにしなければならない」として戸別所得補償制度の本格実施や6次産業化など「菅内閣のもとしっかりと政策を打ち出していきたい」とあいさつで述べた。 舟山康江政務官は農水省の食料安全保障政策を説明。世界で食料危機が叫ばれた2年前に輸出規制する国が続出したことについて「自国民のために食料を囲い
Author:くるぶし(読書猿) twitter:@kurubushi_rm カテゴリ別記事一覧 新しい本が出ました。 読書猿『独学大全』ダイヤモンド社 2020/9/29書籍版刊行、電子書籍10/21配信。 ISBN-13 : 978-4478108536 2021/06/02 11刷決定 累計200,000部(紙+電子) 2022/10/26 14刷決定 累計260,000部(紙+電子) 紀伊國屋じんぶん大賞2021 第3位 アンダー29.5人文書大賞2021 新刊部門 第1位 第2の著作です。 2017/11/20刊行、4刷まで来ました。 読書猿 (著) 『問題解決大全』 ISBN:978-4894517806 2017/12/18 電書出ました。 Kindle版・楽天Kobo版・iBooks版 韓国語版 『문제해결 대전』、繁体字版『線性VS環狀思考』も出ています。 こちらは10刷
都城の周辺農場は陰性確認―口蹄疫 農水省は宮崎県都城市での口蹄疫発生農場の周辺農場の検査を進めていたが、対象の11農場すべてで陰性が確認されたと6月15日に発表した。 都城市の1農場で発生した口蹄疫(280例目)は6月10日に3頭が遺伝子検査で陽性と確認された。 その後、宮崎県は発生農場から1km以内の11農場から検体を採取し、(独)農研機構動物衛生研究所に送付、遺伝子検査(PCR検査)と抗体検査(ELISA)を実施した。その結果、すべての検体で陰性が確認された。 そのほか農水省は都城市の移動制限区域内(発生農場から半径10km以内)の大規模肉用牛肥育農場への立入検査と、他の農場への異常の有無の聞き取り調査を行うことにしている。 宮崎県で4月20日に1例目の発生が確認された口蹄疫による殺処分対象家畜は6月15日現在で19万9012頭(牛3万6821頭、豚16万2174頭、山羊8頭、羊8頭)
需給バランスの早急な回復必要 全米販 米卸の団体である全米販(全国米穀販売事業共済協同組合)は6月14日、米のモデル事業の実施にあたっての考え方を発表した。 全米販は米の戸別所得補償モデル事業について、実質的には選択制の生産調整であり、生産者の選択の幅を広げ、米生産の活性化を促し消費者ニーズに即した米づくりにつながるものだと評価している。 ただし、現在は米の需給は大幅な供給過剰の状況にあると指摘し、「需給バランスの早急な回復を図るなんらかの対策を講じることによって、需給と価格の安定に果たす本制度の機能が十二分に発揮される」との考えを表明、需給調整対策の必要性を訴えた。 また、農家へ一律交付金が支払われることにともなって、農水省が流通段階で強引な値引きを要請するなど、不適切な取引を行わないよう求めたことについて、値引き要求をしないよう組合員に周知徹底を図っているとして、国からの補てんの有無
【シンジェンタ ジャパン】 空中散布用の殺虫殺菌剤を新発売 「アミスター(R)アクタラ(R)SC」 シンジェンタ ジャパン シンジェンタ ジャパンは6月10日から、新規水稲用殺虫殺菌剤「アミスター(R)アクタラ(R)SC」の発売を始めた。本剤は昨年7月2日に農薬登録を取得している。 「アミスターアクタラSC」はこれまで無人ヘリコプター散布の防除で実績がある「アミスター(R)」(有効成分アゾキシストロビン)と、野菜・畑作の殺虫剤として評価の高い「アクタラ(R)」(同チアメトキサム)を混合した空中散布用の水稲用殺虫殺菌剤だ。 病害(いもち病、紋枯病)と害虫(カメムシ類)の同時防除ができ、散布敵期も長いので、航空防除用の省力化に役立つ。 有効成分が2成分なので減農薬栽培にも対応している。収穫の14日前まで使用可能。 500mlと5リットルの2種類がある。 トップ 農政・農協ニュース アグリビジ
前週まで落ち着いていた野菜価格だが、今週になって全体の価格が若干値上がりした。 特にレタス1kgあたりの値段は前週・平年比ともに約20%高く、1週間で74円値上がりした。 トップ 農政・農協ニュース アグリビジネス 新製品 統計 JA広報誌便り 特集 クローズアップ 農政&フードビジネス 提言 イベント man・人・woman シリーズ 農業協同組合研究会 人事速報 コラム ブックガイド 訃報 一般社団法人 農協協会 〒103-0013 東京都中央区日本橋人形町3-1-15 藤野ビル Tel. 03-3639-1121 Fax. 03-3639-1120 info@jacom.or.jp Copyright (C) 2000-2009 Nokyokyokai All Rights Reserved.
トップ > 暮らし・健康 > 暮らし一覧 > 記事 【暮らし】 使用基準、厳しく 多用される農薬『アセフェート』 2010年6月10日 アセフェート系農薬は、市民農園でも一般的に使われている 有機リン系の農薬「アセフェート」の使用基準が、早ければ夏以降にも厳しくなりそうだ。中国製ギョーザ中毒事件で有名になった有害物質メタミドホスに変化することで知られる。アセフェートは、家庭菜園でも頻繁に使われており、注意が必要だ。 (市川真) 二〇〇八年から、アセフェートの食品健康影響評価を議論してきた国の食品安全委員会の農薬専門調査会が四月、健康に害がない一日の摂取許容量(ADI)を、現行の十分の一未満にする案を報告した。 新たに設定されたADIは、0・0024ミリグラム(体重一キロ・一日当たり)で、現行の0・03ミリグラムより格段に厳しい。野菜などに設定される残留基準値も今後、見直される。現行より厳し
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