チャレンジャーとして常に元気な企業をめざす 片倉チッカリン(株)代表取締役社長 西見徹氏 ・全国を2巡、全従業員と意見交換 ・“元気な片倉”“激しい片倉”を再構築 ・多角化と海外へ目を向けた事業展開を ・長期的なグランドデザインなしのTPP議論は危険 大正9年(1920年)に配合肥料の生産会社として大分県でスタートした片倉チッカリン(株)は、有機質肥料にこだわり、特徴ある製品群を供給し、日本農業の発展に貢献してきた。この6月に同社社長に就任した西見徹氏は、丸紅で商社マンとして活躍後、スーパーのダイエー再建に携わるという経歴をもっている。そうした豊かな経験をもとに同社をどう導いていくのか。そして日本農業をどうみているのかを率直に語ってもらった。聞き手は本紙論説委員の坂田正通。 ◆全国を2巡、全従業員と意見交換 ――今年の6月に社長に就任され約半年が経ちましたがどういうご感想をお持ちですか。