健康的な食材として注目されるワカメだが、東日本大震災以降は主産地の三陸地方の生産は大きく落ち込んだままだ。家庭用の加工ワカメ最大手の理研ビタミンは、1年に2回収穫できる種苗を選び出し、2020年代初めにも漁業者と本格的な「二期作」に乗り出す。漁業者の高齢化などの課題を抱える国産ワカメの生産回復につなげるとともに、被災地の復興を盛り上げる。震災の津波で大きな被害を受けた宮城県名取市の閖上地区。復
「美少女ゲーム『Doki Doki Literature Club!(ドキドキ文芸部!)』を遊んだプレイヤーが精神崩壊し自殺」――といった内容の記事がTwitterなどで拡散されていますが、参照元とされている海外記事にそのような表現はなく、「デマではないか」という指摘が相次いでいます。 話題になっているゲーム「Doki Doki Literature Club!(ドキドキ文芸部!)」。一見日本の美少女ゲームのようですが、れっきとした海外産 発端となったのは、ゲーム系ブログ「ユルクヤル」が6月25日に掲載した「凶悪な美少女ゲーで精神崩壊した学生が自殺、イギリス全土に警告発令へ」という記事。イギリスの地方メディア「Sunderland Echo」の記事を参照しつつ、「ビジュアルノベル『Doki Doki Literature Club!』をプレイした男子学生が自殺する事件が起きた」「検視局が警
金融(フィンテック)、教育(エドテック)、農業(アグテック)、宇宙(スペーステック)……。人工知能をはじめとする急速なテクノロジーの進化は、ソフトウェア業界だけでなく、従来型のあらゆる産業をのみこもうとしている。 では次に変革の波にさらされるのは、いったいどの産業か? 最近、シリコンバレーの起業家や投資家たちの間でとくに注目されているのは、食肉(食品)業界におけるイノベーション、すなわち「フードテック」だ。彼らは今後数年以内に大きな変化が食肉業界に訪れると見込んで、すでに動き始めている。 関係者への取材をもとに、食肉をめぐるイノベーションに注目すべき「10の理由」を紹介しよう。 1. 投資リターンが大きい 現在、世界の食肉業界の市場規模はおよそ7500億ドル(約80兆円)。中間層の人口増加などによって、2050年までにその需要は2倍に増えると見込まれている。この業界構造が根底から変われば、
事件現場に残されたわずかな唾液や血液から、容疑者のおおよその年齢をたった半日で絞り込む-。京都府警科学捜査研究所(科捜研)の専門研究員、浜野悠也さん(31)が考案した鑑定手法が、注目を集めている。解析時間を大幅に短縮し、的確な初動捜査につながることが期待される。 年齢幅を推定するには、「メチル化」と呼ばれる加齢に応じて変化するDNAの一部構造の高度な解析が必要。だが、専門の外部機関に依頼すると約1週間かかり、1回数十万円かかることから捜査現場で活用されることはなかった。 「研究と現場の乖離を少しでも小さくしたい」。こうした思いで浜野さんが着目したのは、普段から使用してきた基本技術。人か動物かをDNAから見分ける際、熱を与え、二重らせんを分離させる。鑑定を容易にするための手法だが、メチル化の測定にも応用できることを発見。高価な機器なしで、捜査機関による解析を可能にした。 唾液や血液から検出し
京都大学理学研究科生物科学専攻では、京都大学の伝統であるフィールドワークに重点をおいた個体レベル以上のマクロ的研究と、ラボワークによる細胞の構造や機能、遺伝子の発現、発生、神経伝達、蛋白質の分子構造などを明らかにしようとする細胞レベル以下のミクロ的研究を統合し、地球上の多様な生物が織りなす様々な生命現象を対象とした教育と研究を推進しています(http://www.biol.sci.kyoto-u.ac.jp/)。その過程で、国内外でのフィールドワーク、ラボワークを通じて撮影された膨大な映像(動画)・画像(静止画)が蓄積されてきましたが、その多くは個々の研究室、個々の教員のもとに留まっていました。 生物科学専攻では平成29年度総長裁量経費(事業名『生物学映像・画像アーカイブの構築』)を用いて、これらを体系的に整理し一元的に管理することにより、今後の研究資料としての利便性を高めるだけでなく、イ
ニセ科学を見抜く練習問題シリーズ。円山花参道のサイト*1によると、ホタテパウダーとは、「北海道のホタテ貝殻粉末を使用した天然素材で、抗菌性や調湿性に優れ消臭効果も発揮するナチュラルペイント」であるそうだ。「シックハウス症候群・化学物質敏感症が改善」とも主張されているが、効用はそれだけではなく、以下のページでは、ホタテパウダーが野菜についている農薬をカットすると主張されている。 ■花参道コーポレーションTOP ホタテパウダー 花参道のティータイム 花参道社長のブログ*2 (魚拓) 野菜も沢山食べないと。でも、今の野菜って農薬やワックスが沢山かかっていて、そのまま食べるとアレルギーになっちゃう。そこで登場したのが ホタテパウダー君! 洗うときに浸すと農薬やワックスが落とせる優れもの。ということで、タカラキッチンのショウルームをお借りして、実験してみることにしました。 ちゃんと対照群を取
中川尚史 理学研究科教授らは、細菌から植物・動物に至るまで、生物学に関わる映像・画像を幅広く収録した、生物科学専攻が運営するオープンアーカイブ「KyU Tube Bio」(キュー・チューブ・バイオ)を、2018年6月14日に一般公開しました。 KyU Tube Bioは、本学(Kyoto University)の生物(Bio)に関する動画と写真のオープンアーカイブです。理学研究科生物科学専攻の研究者が研究を通じて撮影してきた映像と画像を、みなさまの研究や教育にお役立てください。 本専攻では、京都大学の伝統であるフィールドワークに重点をおいた個体レベル以上のマクロ的研究と、ラボワークによる細胞の構造や機能、遺伝子の発現、発生、神経伝達、蛋白質の分子構造などを明らかにしようとする細胞レベル以下のミクロ的研究を統合し、細菌から植物、動物まで地球上の多様な生物が織りなすさまざまな生命現象を対象とし
ボノボはヒトに最も近い霊長類の一種です。動物には、嫌悪感によって病原菌や寄生虫が体内に侵入することを防ぐ「嫌悪感による適応システム」が備わっていると考えられています。Cecile Sarabian 霊長類研究所博士課程学生、Andrew MacIntosh 同准教授らの研究グループは、ボノボが汚れのない食物は積極的に食べる一方で、糞や土で汚れた食物には一切手を付けないことを実証しました。これは、ボノボにも上記のシステムが備わっていることを示し、ヒトが進化の過程で、どのようにしてこうしたシステムを獲得してきたのか解明する手がかりになると考えられます。 本研究成果は、2018年6月4日に、英国の国際学術誌「Philosophical Transactions of the Royal Society B」のオンライン版に掲載されました。 ヒト以外の霊長類は、どのようにして病気に感染しないように
他殖性作物の集団選抜においてゲノミックセレクションが有効であることが示されたため、今後、育種により時間や労力がかかる他の他殖性作物の選抜にゲノミックセレクションを用いることができる可能性があります。 今後は、今回改良した普通ソバの集団を圃場で栽培し、通常の栽培環境でも期待されたような収量が得られるか確認する予定です。また、特性の評価方法や予測モデルを改良することで、選抜法のさらなる効率化を進めていきます。 概要 近年、作物の品種改良では、注目を集めていた「ゲノミックセレクション」ですが、多くの他殖性作物を選抜する方法として使われている集団選抜法においては、その有効性はわかっていませんでした。 本研究グループは、ゲノミックセレクションにより他殖性作物の1つである普通ソバの収量性を、3年間という短い期間で20.9%増加させることに成功しました。この結果、ゲノミックセレクションを利用すれば、普通
日本列島の多様な菌から農業利用可能なものを選別 ~植物150種と真菌8,080系統からなる巨大ネットワーク・データ~ 京都大学 生態学研究センター 東樹 宏和 准教授らの研究グループは、北海道から沖縄で採集された植物150種とその地下共生菌で構成される大規模「共生ネットワーク」の構造を解明し、農業上の利用価値が高いと期待される菌のリストを作成しました。無数の微生物が含まれるデータを俯瞰して応用可能性の高いものを一挙に絞り込む本研究の戦略は、持続可能型農業における微生物の利用を加速させると期待されます。 本成果は、2018年6月23日に英国の国際学術誌「Microbiome」にオンライン掲載されました。 本研究は、内閣府の最先端・次世代研究開発支援プログラム(「「共生ネットワークのメタゲノム解析」を基礎とする安定な森林生態系の再生」、代表:東樹 宏和、期間:2011/03~2014/03)、
【動画】クボタが発売する自動運転機能付きコンバイン。運転手が両手をあげた状態で、直進したり方向転換したりしていた=伊藤弘毅撮影 15日、千葉県柏市の郊外に広がる小麦畑で、刈り取りや脱穀のためのコンバインが動いていた。運転席の作業員は両手をあげ、とくに操作していないが、直進だけでなく、畑に沿って方向転換もしている。 クボタが12月に発売する自動運転機能付きコンバインの実演会だ。 この日は雨のため刈り取りはしなかったが、刈り取りや脱穀も、最初の6メートルほどを手動運転で進めたあとは、自動でできるのだという。タンクがもみ殻でいっぱいになると、コースを離脱して捨て場に行き、再び戻ってくる。作業時間を1割短縮できる。実演会を行った畑を所有する柏染谷農場の染谷茂代表(68)は、「運転に集中せずに済めば疲れ方が全然違うし、運転中に他の作業もできる。使ってみたい」と話した。 希望小売価格は税抜き1570万
大手自動車メーカーのホンダは、開発を続けていた2足歩行の人型ロボット「アシモ」の開発をとりやめていたことがわかりました。今後は介護支援などより実用的なロボット技術の開発に力を入れる方針です。 その後、平成23年まで7代にわたって改良型が発表されましたが、関係者によりますと、ホンダは開発をすでにとりやめていて、研究開発のチームも解散したということです。 2足歩行の人型ロボットをめぐっては、ソフトバンクグループが買収したアメリカの「ボストン・ダイナミクス」が高い運動性能を持つロボットを発表するなど参入が相次ぎ、競争が激しくなっています。 ホンダとしては、より実用的なロボット技術の開発に力を入れる方針で、今後は、アシモの開発で培った高度なバランス性能や、運動を制御する技術を応用し、転倒を防止する機能をもつバイクや、介護を支援する装着型のロボットの開発を進めていくとしています。
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