農薬市場をリードするシンジェンタジャパンと農業ドローンでトップシェアのDJI JAPANは4日、業務提携に向けて覚書を締結。農業ドローンと農薬の安心、安全の実現のために連携する。 (写真)ドローンを前に握手する呉社長(右)と的場社長 少子高齢化による人手不足や、新規就農者の獲得など深刻な労働者不足に直面する日本の農業。こうした課題を解決するため、ドローンに関する政府の規制緩和など農業分野でドローンの活用に期待が高まっているが、普及が加速する一方、ドローンの安全な運用が求められている。 今回、両社が連携するのは(1)農業ドローンによる安全な薬剤散布技術と教育カリキュラムの確立、(2)散布実証試験の共同実施、(3)共同プロモーション活動の実施、(4)市場の開拓と新規ビジネスモデルの構築、(5)スマート農業への共同技術開発、の5項目。 両社は「農業ドローンと農薬の安心・安全」の実現と、日本の農業