コメ作りの明るいミライ! 儲かる農業を目指し、上越市が取り組んできたいわゆるスマート農業の実験結果がまとまり、ドローンやICT技術を使う効果がみえてきた。 結果は23日に開かれたスマート農業プロジェクトの成果検討会で報告された。 上越市は米農家の後継者不足や高齢化が課題となるなか、全国に先駆けスマート農業の実証実験を昨年からの2か年計画で進めてきた。上越市スマート農業プロジェクト委員会の近藤直樹 委員長は「ほ場の大区画化とスマート農業を進めることで、上越市が産地として生き残るカギになる」と話す。 実証実験ではドローンや遠隔操作のトラクターなど、全部で8種類のスマート農機を使い、上越市板倉区のほ場約16.6ヘクタールで、コシヒカリとつきあかりを栽培した。田起こしから稲刈りまで、工程のほとんどでスマート農機を導入したということ。 そのうち田植え前の農地整備では、GPSを利用した自動運転型のトラ