ブックマーク / www.a.u-tokyo.ac.jp (213)

  • カイコの生き残り戦略~植物の香り生成を操作する新規発見酵素~

    発表者 高井 嘉樹(山口大学大学院医学系研究科修士課程 学生:当時、東京大学大学院農学生命科学研究科生産・環境生物学専攻博士課程 学生:当時、現在 国立研究開発法人産業技術総合研究所 博士研究員) 小澤 理香(京都大学生態学研究センター 研究員) 高林 純示(京都大学生態学研究センター 教授) 藤井 沙季(山口大学農学部 学生:当時) 荒井 紀梨子(山口大学大学院医学系研究科修士課程 学生:当時) 一木 良子(国立研究開発法人国際農林水産業研究センター 主任研究員:当時) 肥塚 崇男(山口大学大学院創成科学研究科 助教) 道羅  英夫(静岡大学グリーン科学技術研究所 准教授) 大西 利幸(静岡大学グリーン科学技術研究所 准教授) 竹田津 桜(山口大学大学院農学研究科修士課程 学生:当時) 小林 淳(山口大学大学院創成科学研究科 教授) 戒能 洋一(筑波大学生命環境系 教授) 中村 達(国立

    agrisearch
    agrisearch 2018/08/24
    「カイコが分泌酵素を用いて、ヤドリバエに悟られないように植物の香り生合成を操作し「みどりの香り」の生成を抑制、安全にクワの葉を食べる戦略を獲得していた」
  • 実際の育種集団を活用した効率的なゲノム育種法の確立〜ニホンナシにおけるゲノムワイド関連解析とゲノミックセレクション〜

    発表者 南川   舞(東京大学大学院 農学生命科学研究科 生産・環境生物学専攻 特任研究員) 髙田  教臣(農研機構果樹茶業研究部門 品種育成研究領域 主任研究員:当時) 寺上  伸吾(農研機構果樹茶業研究部門 品種育成研究領域 主任研究員) 齋藤  寿広(農研機構果樹茶業研究部門 品種育成研究領域 ユニット長) 小野木 章雄(東京大学大学院 農学生命科学研究科 JSTさきがけ専任研究員:当時) 鐘ケ江 弘美(東京大学大学院 農学生命科学研究科 生産・環境生物学専攻 特任助教) 林    武司(農研機構次世代作物開発研究センター 基盤研究領域 ユニット長) 山  俊哉(農研機構果樹茶業研究部門 品種育成研究領域 ユニット長) 岩田  洋佳(東京大学大学院 農学生命科学研究科 生産・環境生物学専攻 准教授) 発表のポイント ◆実際の育種集団を活用し、果樹育種の効率化に貢献するゲノムワイド関

    agrisearch
    agrisearch 2018/08/20
    「東京大学と農研機構の研究グループは、育種の現場で実際に育成されているニホンナシの品種・系統に加えて複数の交配育種集団の情報を活用することで、高精度なGWASやGSが可能であることを証明しました」
  • 嗅覚受容体遺伝子の比較が明らかにした霊長類嗅覚系の退化の要因— 目・鼻の形態変化、果実食から葉食への食性の変化 —

    嗅覚受容体遺伝子の比較が明らかにした霊長類嗅覚系の退化の要因 — 目・鼻の形態変化、果実から葉への性の変化 — 発表者 新村芳人(東京大学大学院農学生命科学研究科 応用生命化学専攻 特任准教授/ JST ERATO東原化学感覚シグナルプロジェクト グループリーダー) 松井 淳(東京大学大学院農学生命科学研究科 応用生命化学専攻 特任研究員/ JST ERATO東原化学感覚シグナルプロジェクト) 東原和成(東京大学大学院農学生命科学研究科 応用生命化学専攻 教授/ JST ERATO東原化学感覚シグナルプロジェクト 研究総括) 発表のポイント ◆同じ霊長類でも、鼻腔の曲がったサル(曲鼻猿類)は鼻腔の真っすぐなサル(直鼻猿類)の約2倍の嗅覚受容体(OR)遺伝子を持つ。 ◆種によるOR遺伝子の数の違いは、鼻の形態と性(物の種類)の違いによって説明できるのに対し、活動パターン(夜行性・昼

  • マウスは ラットの性シグナルを天敵情報として認識して 身をすくめる

    発表者 角田 麻衣(東京大学大学院農学生命科学研究科 応用生命化学専攻 特任研究員/ JST ERATO東原化学感覚シグナルプロジェクト 特任研究員) 宮道 和成(東京大学大学院農学生命科学研究科 応用生命化学専攻 特任准教授/ JST ERATO東原化学感覚シグナルプロジェクト グループリーダー) 江口  諒(東京大学大学院農学生命科学研究科 応用生命化学専攻 修士課程(当時)) 佐久間康夫(東京医療学院大学 教授・学長/日医科大学名誉教授) 吉原 良浩(理化学研究所 脳科学総合研究センター シナプス分子機構研究チーム チーム リーダー/ JST ERATO東原化学感覚シグナルプロジェクト グループリーダー) 菊水 健史(麻布大学獣医学部 動物応用科学科 教授) 桑原 正貴(東京大学大学院農学生命科学研究科 獣医学専攻 教授) 東原 和成(東京大学大学院農学生命科学研究科 応用生命化学

  • プラスチック袋を利用したブロッコリー中有用物質の増強法を発見

    発表者 牧野 義雄(東京大学大学院農学生命科学研究科 生物・環境工学専攻 准教授) 西村 雄斗(東京大学大学院農学生命科学研究科 生物・環境工学専攻 大学院生:当時) 大下 誠一(東京大学大学院農学生命科学研究科 の安全研究センター 特任教授) 溝添 孝陽(住友ベークライト株式会社 P-プラス開発部 青果物評価CSセンター長) 秋廣 高志(島根大学生物資源科学部 生物科学科 助教) 発表のポイント ◆ブロッコリーを低O2、高CO2環境に置くことで有用物質「スルフォラファン」を増強する方法を発見しました。 ◆従来はスルフォラファンを増強するためには植物体を傷つける必要がありましたが、この度は調整された気体環境で置く方法ですので、損傷せず商品価値を喪失しません。 ◆汎用的な袋で密封するだけで野菜の有用成分を増やすことができるため、成果の実用化や社会への普及は円滑に進むと考えられます。 ブロッ

    agrisearch
    agrisearch 2018/03/26
    「ブロッコリーを低O2、高CO2環境に置くことで有用物質「スルフォラファン」を増強する方法…汎用的な袋で密封するだけ」
  • イネの防御物質生産における鍵遺伝子の発現を強化する因子の発見

    発表者 小川 哲史  (東京大学生物生産工学研究センター 大学院生) 宮 皓司  (帝京大学理工学部 研究員) 根 圭一郎 (愛媛大学プロテオサイエンスセンター 研究員) 澤崎 達也  (愛媛大学プロテオサイエンスセンター 教授) 山根 久和  (帝京大学理工学部 教授) 野尻 秀昭  (東京大学生物生産工学研究センター 教授) 岡田 憲典  (東京大学生物生産工学研究センター 准教授) 発表のポイント ◆イネの抗菌性フラボノイドであるサクラネチン(注1)の生合成では、ジャスモン酸(注2)シグナルのマスターレギュレーターである転写因子(注3)OsMYC2による制御が必須であることを明らかにしました。 ◆OsMYC2が新規転写因子OsMYL1またはOsMYL2と相互作用することで活性化し、サクラネチン生合成遺伝子の発現を上昇させることを解明しました。 ◆サクラネチンを高生産する病害抵抗性

  • 植物の栄養による生長制御のためのネットワークにおける硝酸イオン-CPK-NLPシグナル伝達の発見

    発表者 Kun-hsiang Liu(ハーバード大学医学系大学院) Yajie Niu(ハーバード大学医学系大学院) 小西 美稲子(東京大学生物生産工学研究センター 特任助教) Yue Wu (ハーバード大学医学系大学院) Hao Du(ハーバード大学医学系大学院) Hoo Sun Chung(ハーバード大学医学系大学院) Lei Li, Marie Boudsocq(ハーバード大学医学系大学院) Matthew McCormack(ハーバード大学医学系大学院) 前川 修吾(東京大学生物生産工学研究センター 日学術振興会特別研究員) 石田 哲也(東京大学生物生産工学研究センター 特任助教 当時) Chao Zhang (カリフォルニア大学サンフランシスコ校) Kevan Shokat(カリフォルニア大学サンフランシスコ校 教授) 柳澤 修一(東京大学生物生産工学研究センター 教授) Je

    agrisearch
    agrisearch 2017/09/27
    2017/5/18
  • 植物のmRNAの構造が栄養環境に応じて変化することを発見

    図1. 実験に使用したシロイヌナズナ (拡大画像↗) 図2.研究で対象にした栄養に応じてアイソフォームの存在比が変化する遺伝子のモデル図 (拡大画像↗) 図3.アイソフォームを持つ遺伝子、および栄養に応じてアイソフォームの存在比が変化した遺伝子の割合 (拡大画像↗) 研究の背景 植物は土壌から栄養素を吸収して生長します。しかし、栄養素の過剰な吸収は、かえって生長を阻害します。このため植物は、生育する環境の栄養状態に応じて、栄養の吸収量や根の伸長量など様々な生理応答を調節しながらその場の環境に適応します。これまでに、植物の栄養環境適応に関わる様々な遺伝子が発見されており、栄養環境に応じてそれらの遺伝子の転写量を変化させることで、生理応答が調節されることが知られていました。 一方、動物においては、遺伝子の転写産物であるmRNAの構造変化がいくつかの生理応答を制御することが知られています。真核

    agrisearch
    agrisearch 2017/09/27
    2017/6/15
  • ネコにはネコの乳酸菌!?~ネコにおける加齢に伴う腸内細菌叢の変化~

    発表者 増岡 弘晃     (東京大学 大学院農学生命科学研究科獣医学専攻 博士課程1年) 嶋田 広野     (東京大学 大学院農学生命科学研究科獣医学専攻 学部生;当時) 清末(安田) 知代 (日清ペットフード株式会社) 清末 正晴     (日清ペットフード株式会社) 大石 幸恵     (日清ペットフード株式会社) 木村 聖二     (日清ペットフード株式会社) 大橋 雄二  (日獣医生命科学大学 品科学科 准教授) 藤澤 倫彦  (日獣医生命科学大学 品科学科 教授) 堀田 こずえ (東京大学 大学院農学生命科学研究科獣医学専攻 助教) 山田 章雄     (東京大学 大学院農学生命科学研究科獣医学専攻 教授;当時) 平山 和宏     (東京大学 大学院農学生命科学研究科獣医学専攻 准教授) 発表のポイント ◆5つの年齢ステージ(離乳前、離乳後、成年期、高齢期、老齢期

  • ポリフェノールはなぜ体にいいのか?-自然抗体リガンドの生成-

    発表者 古橋 麻衣(名古屋大学大学院生命農学研究科 応用分子生命科学専攻 大学院学生;当時) 畑佐 行紀(名古屋大学大学院生命農学研究科 応用分子生命科学専攻 大学院学生;当時) 河村 沙絵(東京大学大学院農学生命科学研究科 応用生命化学専攻 大学院学生) 柴田 貴広(名古屋大学大学院生命農学研究科 応用分子生命科学専攻 准教授、JSTさきがけ研究者 兼任) 赤川   貢(大阪府立大学大学院生命環境科学研究科 応用生命科学専攻 准教授) 内田 浩二(東京大学大学院農学生命科学研究科 応用生命化学専攻 教授) 発表のポイント ◆ポリフェノールがタンパク質を自然抗体に認識されるリガンドに変換する反応メカニズムを明らかにしました。 ◆ポリフェノールの一種レスベラトロールの代謝物であるピセアタンノールが、リジルオキシダーゼ様活性を有し、タンパク質重合体を生成することを初めて発見しました。また、その

  • “栄養輸送の交通渋滞” -植物の栄養輸送における迅速な輸送体制御の重要性-

    発表者 反田 直之 (東京大学大学院農学生命科学研究科 特任助教) Susan Duncan (Computational and Systems Biology, John Innes Centre, UK) 田中 真幸 (東京大学大学院農学生命科学研究科 特任助教) 佐藤 貴文 (東京大学大学院農学生命科学研究科 修士課程学生;当時) Athanasius F. M. Marée (Computational and Systems Biology, John Innes Centre, UK) 藤原 徹 (東京大学大学院農学生命科学研究科 教授) Verônica A. Grieneisen (Computational and Systems Biology, John Innes Centre, UK) 発表のポイント ◆植物の根において、ホウ素輸送体の発現が外部のホウ素環境の変

    agrisearch
    agrisearch 2017/09/27
    「数理モデル解析から、ホウ素輸送体の発現制御が遅いと、ホウ素の定常的な輸送が妨げられる”交通渋滞”のような現象が生じることを発見しました」
  • 植物に乾燥・高温耐性を付与する転写因子DREB2Aが活性化する仕組みを解明-干ばつや高温に強い作物の開発に期待-

    発表者 森 恭子(東京大学大学院農学生命科学研究科 応用生命化学専攻 特任研究員;当時) 大濱 直彦(東京大学大学院農学生命科学研究科 応用生命化学専攻 特任助教;当時) 城所   聡(東京大学大学院農学生命科学研究科 応用生命化学専攻 助教) 溝井 順哉(東京大学大学院農学生命科学研究科 応用生命化学専攻 講師) 高橋 史憲(理化学研究所 環境資源科学研究センター 研究員) 戸高 大輔(東京大学大学院農学生命科学研究科 応用生命化学専攻 特任助教) 最上 惇郎(東京大学大学院農学生命科学研究科 応用生命化学専攻 特任助教) 佐藤   輝(東京大学大学院農学生命科学研究科 応用生命化学専攻 博士課程学生;当時) 秦  峰(国際農林水産業研究センター 研究員;当時) 金   俊植(理化学研究所 環境資源科学研究センター 基礎科学特別研究員) 深尾 陽一朗(奈良先端科学技術大学院大学 特任准

    agrisearch
    agrisearch 2017/09/27
    「NRDはタンパク質の分解系であるBPM-CUL3 E3リガーゼが認識して結合する配列であり、その結合によりDREB2Aの分解機構が働くことが明らかになりました」
  • 母乳栄養児においてビフィズス菌優勢な腸内フローラが形成される

    発表者 山田 千早   (東京大学大学院農学生命科学研究科 博士研究員;当時) 後藤 愛那   (京都大学大学院生命科学研究科 博士研究員) 阪中 幹祥   (石川県立大学腸内細菌共生機構学講座 博士研究員) Mitchell Hattie  (University of Western Australia 大学院生) Keith A. Stubbs (University of Western Australia シニアリサーチフェロー) 片山(池上)礼子 (石川県立大学生物資源学部 准教授) 廣瀬 潤子    (滋賀県立大学人間文化学部 准教授) 栗原 新     (石川県立大学腸内細菌共生機構学講座 准教授) 荒川 孝俊    (東京大学大学院農学生命科学研究科 助教) 北岡 光    (農研機構品研究部門 ユニット長) 奥田 修二郎  (新潟大学大学院医歯学総合研究科 テニュア

  • セルロース分子を"繋ぎ換える"新規酵素「セルロースエンド型転移酵素(CET)」を発見!

    発表者 篠原 直貴  (東北大学大学院 生命科学研究科 植物細胞壁機能分野 特任助教) 砂川 直輝  (東京大学大学院 農学生命科学研究科 生物材料科学専攻 農学特定研究員) 田村  理   (東北大学大学院 理学研究科 化学専攻 講師) 横山 隆亮  (東北大学大学院 生命科学研究科 植物細胞壁機能分野 講師) 上田  実   (東北大学大学院 理学研究科化学専攻 教授) 五十嵐 圭日子 (東京大学大学院 農学生命科学研究科 生物材料科学専攻 准教授) 西谷 和彦  (東北大学大学院 生命科学研究科 植物細胞壁機能分野 教授) 発表のポイント ◆セルロース(注1)は、植物細胞壁の主成分であると同時に、地球上で最も多量に存在する有機化合物であるため、人類にとって非常に重要なバイオマスです。 ◆セルロースは、天然で最も強靱で安定な化合物とされているため、従来の考え方では一度植物細胞壁に蓄積さ

  • アナフィラキシーを抑える分子の発見

    発表者 中村 達朗(東京大学大学院農学生命科学研究科 応用動物科学専攻 特任助教) 藤原 祐樹(東京大学大学院農学生命科学研究科 応用動物科学専攻 修士課程2年) 山田 涼太(東京大学大学院農学生命科学研究科 応用動物科学専攻 当時 学部6年) 藤井 渉  (東京大学大学院農学生命科学研究科 応用動物科学専攻 助教) 濱端 大貴(東京大学大学院農学生命科学研究科 応用動物科学専攻 修士課程2年) 前田 真吾(東京大学大学院農学生命科学研究科 応用動物科学専攻 当時 特任助教) 村田 幸久(東京大学大学院農学生命科学研究科 応用動物科学専攻 准教授) 発表のポイント ◆マスト細胞にはプロスタグランジンD2(PGD2)合成酵素が多く発現していた。全身や肥満細胞特異的にPGD2合成酵素を欠損させたマウスや、PGD2受容体であるDPを欠損させたマウスでは、血管透過性の急激な上昇を伴う血圧や体温の低

    agrisearch
    agrisearch 2017/05/16
    「マスト細胞はヒスタミンを放出することでアナフィラキシー反応を引き起こすとともに、その反応の行き過ぎを抑えるために、PGD2を同時に産生していることが証明された」
  • 1つの病原性因子があらゆる植物種の花形成因子を分解する―葉化病発症メカニズムは植物に共通であることを解明―

    【図1】ファイロジェンはさまざまな植物の花を葉化させる さまざな植物に、ウイルスベクターを用いてファイロジェンを発現させ、影響を解析した。図では右列がファイロジェンを発現させた植物の花器官。いずれの植物においても、花びらが緑色になるなど葉化が起きる。 (拡大画像↗) 【図2】ファイロジェンの蓄積と葉化の程度は相関するファイロジェンをウイルスベクターで発現させた植物では、新しい花(上に形成される花)ほどファイロジェンが蓄積した条件で形成されるため、影響を強く受け激しく葉化する。 (拡大画像↗) 研究の背景 ファイトプラズマは、1967年に故土居養二東京大学名誉教授によって発見された、植物の篩部に寄生しヨコバイなどの昆虫により媒介される植物病原細菌であり、葉化病や天狗巣病(植物体の萎縮と枝分かれの激化)を誘導するなどの独特の性状を有しています。難波成任教授らのグループは、2004年にファイトプ

    agrisearch
    agrisearch 2017/05/16
    難波成任教授ら「植物病原細菌ファイトプラズマの葉化因子ファイロジェンが、あらゆる植物種の花を葉化させる機能を持つことを発見しました」
  • 生産・環境生物学専攻 難波成任教授が日本学士院賞を受賞 | 東京大学大学院農学生命科学研究科

    大学院農学生命科学研究科 生産・環境生物学専攻の難波成任教授が日学士院賞を受賞されました。日学士院賞は明治43年に創設され100年以上の歴史を誇り、 学術上特に顕著な研究業績に対して与えられる賞であり、ノーベル賞受賞者が多数名を連ねる我が国で最も権威ある学術賞のひとつです。 受賞対象の研究題目は「植物病原性細菌ファイトプラズマに関する分子生物学的研究」です。難波教授は研究科植物病理学研究室において世界に先駆け発見された植物病原細菌ファイトプラズマに初めて分子のメスを入れ、分子系統分類上の位置を明らかにしました。次いでその全ゲノム配列を解読し、ファイトプラ ズマが究極の退行的進化を遂げた微生物であることを明らかにしました。 得られたゲノム情報にもとづく分子生物学的研究によって、感染植物の篩部に寄生したファイトプラズマが、栄養分を収奪するほか、天狗巣症状を引き起こすTENGUペプチド、花

    agrisearch
    agrisearch 2017/04/04
    「植物病原性細菌ファイトプラズマに関する分子生物学的研究」、おめでとうございます。
  • 褐藻成分フコースが哺乳類の肥満を予防

  • 植物は2つの異なる応答機構によって低温ストレスに対する耐性を獲得している

    発表者 城所   聡(東京大学大学院農学生命科学研究科 応用生命化学専攻 助教) 米田 考志(東京大学大学院農学生命科学研究科 応用生命化学専攻 博士課程2年;当時) 高崎 寛則(理化学研究所 環境資源科学研究センター 研究員;当時) 高橋 史憲(理化学研究所 環境資源科学研究センター 研究員) 篠崎 一雄(理化学研究所 環境資源科学研究センター センター長) 篠崎 和子(東京大学大学院農学生命科学研究科 応用生命化学専攻 教授) 発表のポイント ◆異常気象時や夜間などに起こる急激な温度低下に応答して植物の低温耐性を向上させる仕組みで働く転写因子(注1)を同定しました。 ◆植物は2つの低温応答機構を用いて、季節変化などに起こる緩やかな温度低下と異常気象時や夜間などに起こる急激な温度低下を適切に感知し、耐性を獲得していることを明らかにしました。 ◆寒波などによる急激な気温低下によって起こる作

    agrisearch
    agrisearch 2017/04/04
    「異常気象時や夜間の急激な温度低下時にはCAMTAと名付けられた転写因子が機能しており、季節変化などに起こる緩やかな温度低下では、植物の時計関連遺伝子が働いていることを示しました」
  • 「あなたも“花咲爺さん”になれる! 」 ― 開花時期・収穫時期を自由自在に制御できるイネ系統を開発! 野外でも実証実験!生産性・品質の向上が可能に。― 

    「あなたも“花咲爺さん”になれる! 」 ― 開花時期・収穫時期を自由自在に制御できるイネ系統を開発! 野外でも実証実験!生産性・品質の向上が可能に。― 発表者 岡田 龍   ((独)農業生物資源研究所 光環境応答研究ユニット 特別研究員) 根 泰江  ((独)農業生物資源研究所 光環境応答研究ユニット 特別研究員) 遠藤・東 直邦  ((独)農業生物資源研究所 光環境応答研究ユニット 特別研究員) 井澤 毅    (東京大学大学院農学生命科学研究科 生産・環境生物学専攻 教授 (2016/4~) (独)農業生物資源研究所光環境応答研究ユニット 上級研究員 (~2016/3)) 発表のポイント ◆花芽を作るフロリゲン遺伝子(注1)と花芽形成抑制遺伝子(注2)を改変する事で、抵抗性誘導剤(注3)タイプの市販農薬を散布したときだけ、約40~45日後に開花するイネ系統を創出しました。 ◆イネのす

    agrisearch
    agrisearch 2017/04/04
    「花が咲かないイネを創出…抵抗性誘導剤で処理したときにだけ反応して働くように改変した人工フロリゲン遺伝子をイネに導入…抵抗性誘導剤タイプの農薬で処理をすると、処理後約40~45日で花が咲くイネ系統を創出」