4月25日から29日にかけて、ブラジル・サンパウロ州で世界最大規模の農業技術見本市「アグリショー2022」が開催された。 最新の農業関連機器や農業技術を紹介する同見本市において、1932年に日本人移民としてブラジルに渡った西村俊治氏が設立したブラジル大手農業機械メーカーのジャクト(注)が、最新型の無人大型農薬散布機「Arbus 4000 JAV」を展示した。 「Arbus 4000 JAV」は、主にオレンジ畑など柑橘(かんきつ)系の農作物向けの農薬散布機として開発された。ジャクトの4月22日付プレスリリースによれば、「Arbus 4000 JAV」は、カメラのスキャン機能を使い農作物の葉量の変化を識別し、適切な箇所に無駄なく正確に農薬散布を行うことができる。これにより、農薬使用量の削減や農機稼働のエネルギー節約につなげられるという。また、作業者が農機に乗って操縦する必要はなく、コントローラ
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