新型コロナウイルス(COVID-19)感染症の拡散はどうやら新しいステージに突入した。 「第三波」という言い方をしても、たぶん間違いではない。 にもかかわらず、 「コロナなんてただの風邪だ」 「マスクって、典型的な同調圧力だよな」 「各種の自粛は臆病な日本人による過剰反応だぜ」 「オレは面倒くさいだけだけどな」 といった感じのご意見は、むしろ勢いを増している。 パンデミックが深刻になれば、それだけ 「こんなものただの風邪だよ」 という断言の需要も高まる。この感じは、靭帯を断裂した柔道部の一年生が、救急車が到着するまでの間、さいごまで 「大丈夫っす」 「たいしたことないっす」 と主張し続ける悲しさに似ている。 つい先日も 「10月はほぼ毎日1日2~3回の飲み会をした」 「コロナ陽性者は出なかった」 「何百人も濃厚接触したんだよ」 「察してください」 「ウヒヒ」 という趣旨の全方位的に愚かなツ
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