コロナ禍における映画業界の現状、そしてこれからについて考えるリアルサウンド映画部の特集企画『「コロナ以降」のカルチャー 現在地から見据える映画の未来』。第4回は新宿バルト9をはじめ国内21劇場を運営(共同経営含む)する株式会社ティ・ジョイから法務チーム長の田代天馬氏、法務チームの柴﨑立哉氏、総務チームの田村順也氏にインタビュー。シネマコンプレックスとして、多くの観客に映画を届ける彼らは、今回のコロナ禍をどのように見ているのか。その影響や今後の映画館運営、コロナ以降の映画館のあり方について話を聞いた。(編集部) ついに営業が再開する映画館 ーー私もシネコンでアルバイトをしていたのですが、映画館は大雪の日も台風の日も営業を続けていて、本当の意味で年中無休なんだと思っていた節があります。今回の新型コロナウイルスの影響で映画館が続々と休館しているのがある意味信じられないというか、一種の神話が崩壊し