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かつて、「娯楽の王様」であったハリウッド映画。それが今、観客動員数と製作本数の半減により、産業として終わりを迎えつつある。そのことを、16本の作品批評を通して詳らかにしたのが、『ハリウッド映画の終焉』(集英社新書)だ。 発売直後から話題を呼んでいる本書の刊行を記念し、著者の宇野維正氏と、『映画を早送りで観る人たち ファスト映画・ネタバレ―コンテンツ消費の現在形』(光文社新書)などで知られるライターの稲田豊史氏が対談。前編では映画について本を書くことの困難と、SNS時代における映画評論の立ち位置について語り合う。 左:宇野維正氏 稲田豊史氏 ◆「映画」で1冊の本を出すことの難しさ 宇野 稲田さんの『映画を早送りで観る人たち』は、その元となったネットメディアの記事が話題になった時に目を通していたので、内容をわかったつもりになっていて刊行当初は読んでなかったんですよ。でも、あまりにも売れてるから
『22年目の告白 -私が殺人犯です-』『見えない目撃者』『最後まで行く』等、日韓の映画界をつなぐ架け橋を務めてきた制作会社ROBOTのプロデューサー・小出真佐樹氏。 次々にグローバルヒットを生み出し、Netflixが今後4年間で25億ドル(約3,300億円)を投じると発表するなど、映像エンタメの中心地といえる韓国。しかし小出氏によれば、それはあくまで一元的な見方だという。そこでBrancでは、小出氏にロングインタビューを実施。 「『最後まで行く』が出来上がるまで」「韓国映画界に訪れた危機」「日本映画界の課題と希望」の全3回にわたって、じっくりと語っていただいた。第2回は、コロナとNetflixによって激変が起こっている韓国映画・映像業界の“いま”をお届けする。 ≫第1回はこちらから! 韓国は“投資”の文化、日本は“製作委員会”の文化――小出さんはTwitterで韓国映画・映像界の危機を訴え
2021年のこと。新刊映画本情報が少なすぎるという苛立ちから、ぼく(=髙橋)とパートナー(=山本麻)は「毎月、その月あるいは前月に刊行された新刊映画本を5冊読む」ことに決め、「月例映画本読書録」と題してクロス(ショート)レビュー方式で紹介していく……という習慣をnoteで始めた。にもかかわらず情けなくも、掲げられた「月例」の言葉むなしく、1年と経たずに更新遅滞が常態化し、ついには途絶えてしまった。しかし、いまも変わらず毎月5冊を選んでは買い求め、必死になって読んでいる。書くほうへ手が回らないのだから、もはやなぜ意地になって「5冊」の決まりを厳守しているのかわからないのだが。 とうとう2022年は単に読んでいるだけで終わった。けれど、それではさすがに寂しいじゃないかということで、せめて1年間の映画本を振り返っておくことにした。毎月5冊、すなわち年間60冊。むろん全てに満遍なく触れることはでき
自分で何かをやるって、かっこいい──映画配給会社の代表を務められているということは、やはり子供の頃から映画がお好きだったのでしょうか? そうですね。特に父親の影響ですが、「映画が一番の娯楽」という世代なので、幼いときからよく映画に連れて行かれていました。当時はテレビの洋画枠が週に何日かあって、夜更かしして映画を観たりすることが日常的でしたね。 ──その経験から、映画業界を志すようになったのですね。 10歳くらいで(映画が好きな気持ちの)ピークが来たんですけど、中学校に入ると音楽に興味を持つようになって、その時期は映画を追いかけていたわけではなかったんです。でもまた10代半ばから、より映画に興味を持つようになりました。「映画に関わる仕事をしたい」と思ったのはその頃ですね。 ──波多野さんは、映像コンテンツ会社に就職されてから、ロングライドを起業されたそうですね。もともと起業や社長に興味があっ
1本の映画が作られ、観客のもとに届けられる過程には、監督やキャストだけでなくさまざまな業種のプロフェッショナルが関わっている。連載コラム「映画と働く」では、映画業界で働く人に話を聞き、その仕事に懸ける思いやこだわりを紐解いていく。 第16回では、映画館・Strangerの代表である岡村忠征にインタビューを実施した。18歳でジャン=リュック・ゴダールに衝撃を受け映画監督を目指すも挫折し、その後はデザイン会社の社長として活躍していた岡村。しかし“映画へのリベンジ”として2022年9月、東京・菊川にStrangerをオープンさせる。映画館の開業にはどのような思いがあったのか? 45歳を過ぎたときに表現者になりたいと思った──岡村さんは2022年9月に東京・菊川に開業した映画館・Strangerの代表を務めています。また2011年にはデザイン会社のアートアンドサイエンスを設立し、その代表取締役でも
U-NEXT映画部特集#2 新社会人におすすめしたいエンパワメント映画5本 U-NEXT映画部特集#3 サメ、モンスター、ゾンビ…タイパくそくらえムービー U-NEXT映画部特集#4 U-NEXTが15,000本以上のラインナップを誇るワケ 業界一を誇る定額制見放題270,000本以上 日本でもコロナ禍をきっかけに急速に拡大した動画配信(VOD)サービス市場。定額制動画配信(SVOD)の国内の市場規模は、2022年は前年比16.7%増で4,508億となり、市場シェアはNetflixが4年連続首位。2位に浮上したのがU-NEXTだ(*1)。 中でも圧巻なのは、業界一を誇る定額制見放題の270,000本以上というラインナップ数。うち映画の本数は15,000本以上にのぼる。最新作はもちろんのこと、未公開や旧作、マニアックな作品から権利関係で現在鑑賞が難しくなっているレア系まで多岐にわたりカバーし
米THRの6人の映画評論家が、2000年代の映画ベスト50を発表。まず初めに各自がリストを用意し“イエス”または“ノー”で投票。そして、その中で“イエス”が多かった80作品に0~3点のスコアをつけ、点数を計算。その後、幾多の議論の結果、リストが完成した。唯一の選考基準は、6人全員がその映画を好きか、またはリスペクトしていること。ちなみに2022年に製作された作品は対象外。(『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』や『TAR/ター』の話をするのは一旦休憩しましょう。) 以下、選外佳作リスト 『隠された記憶』(2005)・『ダークナイト』(2008)・『ある子供』(2006)・『ホーリー・モーターズ』(2012)・『ハート・ロッカー』(2009)・『マーガレット』(2011)・『マリッジ・ストーリー』(2019)・『ピアニスト』(2002)・『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』(20
映画史上最高のベストセックスシーン50サイレント映画やハリウッドのお色気コメディなど、映画のベストセックスシーンをランキング形式で紹介 タイムアウト東京 > 映画 > 映画史上最高のベストセックスシーン50 映画史の中で「セックス」は、スクリーンを焦がし、胸をときめかせ、人々を解放するものだ。しかし、セックスは売れるということから、論争の種をもまいてきた。 優れたセックスシーンには、衝撃的な瞬間であったり、痛快なコメディのオチであったりと、さまざまなものがある。そして時には、素晴らしいセックスシーンが検閲の壁を打ち砕き、インクルージョンとセックスポジティブの新時代の到来を告げることもあった。 今回「史上最高のセックスシーン」のランキングを作成するにあたり、映画における肉欲の知識を総動員した。タブーを押し広げるような挑発的な作品から、時代の流れを変えるような重要な作品、エロティックなものから
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映画プロデューサー・河村光庸が、2022年6月11日にこの世を去った。映画製作・配給を行うスターサンズの代表取締役社長であった河村は「あゝ、荒野」「愛しのアイリーン」などの話題作を手がけ、「新聞記者」で第43回日本アカデミー賞の最優秀作品賞を受賞。そのほかにも「宮本から君へ」「MOTHER マザー」「ヤクザと家族 The Family」「空白」などエッジーな映画を次々と世に送り出した。 映画ナタリーでは、河村が製作・企画・エグゼクティブプロデュースを担当し、横浜流星が主演を務めた新作「ヴィレッジ」の公開を2023年4月21日に控える映画監督・藤井道人にインタビュー。「新聞記者」「ヤクザと家族 The Family」やNetflixシリーズ「新聞記者」でタッグを組んだ河村の、知られざる“横顔”を語ってもらった。 取材・文 / SYO 撮影 / 二葉 危ないおじさんだなって最初は思った──まず
大人気ゲームを原案とするミュージカル『刀剣乱舞』出演の刀剣男士、髭切(三浦宏規)・膝丸(高野 洸)による公演 音声ガイド 手話 バリアフリー字幕
興行収入100億円超えのアニメーション作品が上位に並ぶなど、コロナ禍によってどん底に突き落とされた映画興行がコロナ禍以前の水準にまで戻り始めた2022年。しかし、この数年で映画館の在り方、求められ方には大きな変動が起きている。動画配信サービスが、“当たり前”になったいま、映画館で働く方々は何を思うのか。 これまでもリアルサウンド映画部のインタビュー企画に登場している、新文芸坐・編成の花俟良王氏と早稲田松竹・編成の上田真之氏に、“名画座”のこれまでと未来について語り合ってもらった。 “2本立て”だけでは成立しない時代に ――まず、2022年の1年間の振り返りからお願いできればと思います。 上田真之(以下、上田):早稲田松竹はもともと153席のところを、一部の席を空ける形で110席で丸々1年やってきました。お客さんが戻ってきていると言えば戻ってきているのかもしれないのですが……どうしたらもっと
・本について1902年の『月世界旅行』(ジョルジュ・メリエス)から最新作まで1001本で網羅する画期的な本である。日本にも或いは世界にもこの本を制覇しようと頑張っている酔狂が一定数いるようで、私も同志として互いに励まし合いたい。"批評家が選ぶ…"のように気取らない選出も多く含まれ、制覇のハードルが低いようにも見えるが、実は日本劇場未公開どころか世界中どこを探してもDVDが存在しないような作品まで掲載されている厄介さ。 おい、死ぬまでに観られないじゃないか。 というツッコミはさておき、それでも観るというハードルを超えた人間が制覇に向けて邁進しているのである。斯く言う私もその一人。 ちなみに、本国では2003年に最初のバージョンが出版されて以降、毎年更新されている。その変更点は別の記事を参照のこと。 ・どんな作品が掲載されているのか有名な作品だと『ショーシャンクの空に』『ダークナイト』『ゴッド
川村元気「失敗と反省」 ロングインタビュー(後編)「電車男」に始まり、「告白」「悪人」「モテキ」「おおかみこどもの雨と雪」「君の名は。」「怒り」「天気の子」など、これまで40本の映画を手がけてきた川村元気氏は、映画業界ならずとも、クリエィティブな仕事に従事する人々にとって無視することができない存在といえるでしょう。今年、映画プロデューサーのほかに小説家、脚本家、絵本作家など、実に多くの顔を持つ川村氏に、「映画監督」という肩書きが新たに加わりました。 自らの祖母が認知症になったことをきっかけに、人間の記憶の謎に挑んだ自著「百花」の映画化に際し、なぜ監督を務めようと思ったのか。激務をこなす川村氏にとって、仕事というカテゴリーにおける効率、非効率の線引きはどこにあるのか。 この連載では、本人のロングインタビューや仕事仲間からの証言集などを通して、全7回で「川村元気」を紐解きます。映画人としてのキ
お見事! 中村鴈治郎 (二代目・がんじろう 1902-1983) ♥️ フリークの私としては眼福の86分間でした。黒澤明や小津安二郎作品にも欠かせない彼の名人芸の数々、ただしそれらの多くは脇役としてのものであり、今回あくまでもスタアは 市川雷蔵 (1931-196 ... 大傑作。 前作から 3年、愛称・ゴジこと、長谷川和彦 (1946-) 監督が放った、あまりにも過激で破天荒でいて、しかし決してエキセントリックになりすぎず、説得力あるエンタメ感、疾走感に包まれた極上の150分、痺れました、うなりました。 当時ぼくは中学3年生、 ... div align="center"> 傑作。 公開当時、ぼくは11~12歳。話題になった記憶はあるし、すでにテレビドラマで活躍していた主演の 水谷豊 (1952-) は大好きだったので、鑑賞していてもおかしくなかったはずだけど、その後すぐにぼくは洋画の
町山智浩さんが2023年1月10日放送のTBSラジオ『たまむすび』の中で日本映画と韓国映画の映像の違いについてトーク。その違いを生むものについて、話していました。 (山里亮太)でも今、韓国とか映画とか、すごい強いじゃないですか。エンタメが……もうアイドルにしても、すごいですよね。 (町山智浩)だって、国を挙げてやってるんだもん。だってもうスタッフを一時、ハリウッドに全部、国費で留学させたりしてたから。で、カメラとかもすごくいいんですよ。韓国映画って日本映画とは決定的に画が違うじゃないですか。深みが。あれって、いいカメラを使っているからなんですよ。 (山里亮太)ああ、シンプルにその理由なんですか? (赤江珠緒)そうなんですか? えっ、日本のカメラ、絶対によさそうだと思ってましたよ。 (町山智浩)日本のカメラって、ソニーのカメラとか、いいんですけど。ものすごく高くて、日本の映画の予算だと、使え
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