映画プロデューサー・河村光庸が、2022年6月11日にこの世を去った。映画製作・配給を行うスターサンズの代表取締役社長であった河村は「あゝ、荒野」「愛しのアイリーン」などの話題作を手がけ、「新聞記者」で第43回日本アカデミー賞の最優秀作品賞を受賞。そのほかにも「宮本から君へ」「MOTHER マザー」「ヤクザと家族 The Family」「空白」などエッジーな映画を次々と世に送り出した。 映画ナタリーでは、河村が製作・企画・エグゼクティブプロデュースを担当し、横浜流星が主演を務めた新作「ヴィレッジ」の公開を2023年4月21日に控える映画監督・藤井道人にインタビュー。「新聞記者」「ヤクザと家族 The Family」やNetflixシリーズ「新聞記者」でタッグを組んだ河村の、知られざる“横顔”を語ってもらった。 取材・文 / SYO 撮影 / 二葉 危ないおじさんだなって最初は思った──まず