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bookとBookに関するakihiko810のブックマーク (520)

  • 東大生強制わいせつ事件で議論紛糾――小説『彼女は頭が悪いから』が果たした役割とは? | 文春オンライン

    今も気持ちがざわついている。重苦しさがなかなか消えてくれない。12月12日、東大駒場キャンパスで開かれた姫野カオルコさんの『彼女は頭が悪いから』についてのブックトーク。2016年に起きた東大生・東大大学院生5人による集団強制わいせつ事件に想を得て書かれたこの小説について、著者を招いて当の東大で議論するというのだから、スリリングな展開になるのは必至だ。そう思って取材に行くと、展開は予想を超えていた。 参加者は東大内外の約250人、立ち見まで出る盛況ぶりだった。始まってまもなく、司会のエッセイスト、小島慶子さんに執筆動機を聞かれた姫野さんが「ちょっといいですか」とパネリスト席から立ち上がって前に出てきた。客席にいた男子学生1人を「来て」と呼び、客席側を向かせて「見て! 緊張しません?」と問う。「すごい緊張しております」。彼が応じると「そうでしょう? 私、だまされて来たんです。東大の教室でおしゃ

    東大生強制わいせつ事件で議論紛糾――小説『彼女は頭が悪いから』が果たした役割とは? | 文春オンライン
  • 「アフリカ少年が見たニッポン」話題の漫画作者が差別について思うこと(ラリー遠田) | 現代ビジネス | 講談社(1/3)

    星野は母親の日人との再婚がきっかけで4歳のときに来日。それ以来、人生の大半を日で過ごしてきた。 自身の体験をもとに、日人が無意識のうちに黒人に対して抱いている偏見や先入観をあぶり出していく彼の漫画は、SNSで公開されて間もなく大反響を巻き起こし、異例の速さで出版へとこぎつけた。異色の漫画が誕生した経緯と、日人の「不思議」について、星野に聞いてみた。 なかなかチャンスがないなかで ――この作品を描こうと思ったきっかけは? 最初は単純に「みんなが知らない世界があるんだよ」っていうのを伝えたかっただけなんです。「黒人ってこうだと思ってるでしょ? 実はこうなんだよ」みたいなのを描きたかった。自分自身もを読んだりして新しい情報を入れるのが好きなので、それが面白いんじゃないかなと思ったんですよね。 もともとはテレビでそういうことをやりたかったんです。外国人のタレントが出る番組って結構あるじゃ

    「アフリカ少年が見たニッポン」話題の漫画作者が差別について思うこと(ラリー遠田) | 現代ビジネス | 講談社(1/3)
    akihiko810
    akihiko810 2018/10/14
    カメルーン生まれ、関西育ちの星野ルネが描いた『まんがアフリカ少年が日本で育った結果』(毎日新聞出版)
  • フジテレビ復活の希望は「日本テレビ」にある 『1989年のテレビっ子』に聞く

    戸部田誠(てれびのスキマ)『1989年のテレビっ子 -たけし、さんま、タモリ、加トケン、紳助、とんねるず、ウンナン、ダウンタウン、その他多くの芸人とテレビマン、そして11歳の僕の青春記』(双葉社) 1週間でバラエティ40時間分 ── スキマさんは雑誌やネットなど多くの媒体でテレビに関する記事を書かれていて、普段どのようにテレビを観て記録しているのかとても気になります。 スキマ 以前は全録でもない普通のHDDレコーダーで頑張っていたんですが、いまはSPIDERを導入してすごい楽になりました。SPIDERに全録されたものから、手元に残したいものをピックアップして吸い出すようにしています。バラエティだけでも1週間で40時間分くらい保存してますね。ドラマも1クールに5〜6見ています。どんな番組でも一度観たら保存しないと気が済まないんです。 ── 「あの番組であの人があれを言っていた」というのは覚

    フジテレビ復活の希望は「日本テレビ」にある 『1989年のテレビっ子』に聞く
    akihiko810
    akihiko810 2018/09/04
    戸部田誠(てれびのスキマ)
  • 「出会い系」で70人に会って、本をすすめまくった日々

    Search, watch, and cook every single Tasty recipe and video ever - all in one place! News, Politics, Culture, Life, Entertainment, and more. Stories that matter to you.

    「出会い系」で70人に会って、本をすすめまくった日々
    akihiko810
    akihiko810 2018/08/06
    出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと
  • 「出会い系で本を薦めた書店員」が語る「本の未来」

    今回の対談相手は2018年3月にオープンした書店「HMV&BOOKS HIBIYA COTTAGE」(関連記事「HMVが日比谷に『女性向け書店』 男性も歓迎?」)の店長で書店員の花田菜々子氏。花田氏が実体験をもとにした執筆した書籍「出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうなをすすめまくった1年間のこと」は2018年4月の発売から話題を集め、累計発行部数は3万3000部、2018年7月末時点で7刷も決定したヒット作となっている。「書店には行くが電子書籍を購入する機会が増えた」という高橋氏と現役書店員が語る「の未来」とは? 花田菜々子氏(写真左)。1979年、東京都生まれ。書籍と雑貨の店「ヴィレッジヴァンガード」に12年ほど勤めたのち、「二子玉川蔦屋家電」ブックコンシェルジュ、「パン屋の屋」店長を経て、現在は「HMV&BOOKS HIBIYA COTTAGE」の店長を務める。

    「出会い系で本を薦めた書店員」が語る「本の未来」
    akihiko810
    akihiko810 2018/08/01
    「出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと」
  • 『〈仏教3.0〉を哲学する』第一章の読書ノートとコメント - Logues

    藤田一照・永井均・山下良道の3氏による共著『〈仏教3.0〉を哲学する』(春秋社、2016年)の第一章の読書ノートとコメントです。読み進むにつれて随時加筆していきます(最新の更新は2016/11/20)。このの目次や、著者による内容紹介、関連情報などはこちらをご参照ください。 この記事の目次 鼎談の前に 第一章 瞑想について――〈仏教3.0〉をめぐって はじめに 〈仏教3.0〉、〈仏教2.0〉、〈仏教1.0〉 「有心のマインドフルネス」と「無心のマインドフルネス」 「子犬=私」の瞑想と「子犬≠私の瞑想 「無我」と質と実存 前反省的自己意識について 瞑想の主体とはなにか 仏教をアップデートするために 「慈悲の瞑想」について 「小乗的」か「大乗的」か ◎質疑応答 第二章 「自己ぎりの自己」と〈私〉 第三章 死と生をめぐって 鼎談の前に 書の出版の3年前にあたる2013年に出版された藤田氏と

    『〈仏教3.0〉を哲学する』第一章の読書ノートとコメント - Logues
    akihiko810
    akihiko810 2018/02/09
    藤田一照・永井均・山下良道の3氏による共著
  • 「私は悪いことはしていない」——生活保護から抜け出した女性が訴えたいこと

    小林エリコさん ブラック企業での勤務によるうつ病、貧困生活保護、そして生活保護から抜け出すまでの壮絶な体験を綴った『この地獄を生きるのだ うつ病、生活保護。死ねなかった私が「再生」するまで。』(イースト・プレス)を上梓した小林エリコさん。前編では生活に困っている人の相談支援活動を行うNPO法人ほっとプラスの代表で、『下流老人 一億総老後崩壊の衝撃』(朝日新聞出版)や『貧困クライシス 国民総「最底辺」社会』(毎日新聞出版)の著書もある社会福祉士の藤田孝典さんと、精神障害者をめぐる状況や生活保護の実情について語ってもらった。後編では、現代の貧困問題や当事者の意識について踏み込む。 (前編はこちら) ■3割がケースワーカーの資格を持たないまま働いている ――小林さんの担当のケースワーカーさん(福祉事務所や児童相談所といった公的機関で働く人)はまったく親身になってくれない方と著書にありましたが、

    「私は悪いことはしていない」——生活保護から抜け出した女性が訴えたいこと
    akihiko810
    akihiko810 2018/01/30
    『この地獄を生きるのだ うつ病、生活保護。死ねなかった私が「再生」するまで。』(イースト・プレス)を上梓した小林エリコ
  • 『家族最後の日』植本一子の見えすぎる目 - HONZ

    書を読み終えたとき、自分を取り巻く世界が、ただただ愛おしく思えてならなかった。読後の深い余韻に浸りながら、ふとカレンダーに目がいった。 もしかしたらこの時点でもう、年間ベスト級の作品に出合ってしまったかもしれない。そう感じたのだ。 植一子は、荒木経惟に才能を見出され、写真家としてのキャリアをスタートさせた。荒木が「私写真」という独自の世界を築いたように、近年の植は文筆家としても才能を発揮し、「私ノンフィクション」とでも呼ぶべきジャンルを切り拓きつつある。 植の夫は、25歳近く年の離れたラッパー、ECDだ。ECDはわが国におけるヒップホップ黎明期から活動しているアーティストで、書き手としても『失点イン・ザ・パーク』のような優れた私小説を発表している。 ヒップホップ界では一目置かれる存在ではあるものの、広く一般に売れているわけではなく、現実はアルバイトをしながらつましく暮らしている。

    『家族最後の日』植本一子の見えすぎる目 - HONZ
    akihiko810
    akihiko810 2018/01/25
    読んでみたいが、時間がない… >植本の夫は、25歳近く年の離れたラッパー、ECD 義弟にはカメラマンになる才能やセンスはなかったのだ。
  • 月収12万の私が自覚してなかった貧困の真実

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    月収12万の私が自覚してなかった貧困の真実
    akihiko810
    akihiko810 2018/01/23
    『精神病新聞』の作者だったのか>『この地獄を生きるのだ うつ病、生活保護。死ねなかった私が「再生」するまで。』小林エリコさん。以前、ミニコミ誌の『精神病新聞』も出されて
  • 【Book Review】制作と批評が織りなすドキュメンタリーの公共性——金子遊『ドキュメンタリー映画術』text 中根若恵 - neoneo web

    【Book Review】制作と批評が織りなすドキュメンタリーの公共性——金子遊『ドキュメンタリー映画術』text 中根若恵 « Previous 世界との回路としてのドキュメンタリー 昨今のドキュメンタリー映画界が見せる活況についてはことさら論じるまでもない。世界中で多くのドキュメンタリーが生み出され、劇場や映画祭でそれらを目にする機会も増えた。個々の作品に目を向けてみれば、つくり手が対象と距離をとる観察的なドキュメンタリーや、逆に制作者が対象に介入していく作品、そしてときには虚構と現実の境界を曖昧にした表現など、その幅の広さにも目を見張らされる。 量的・質的にかつてない高まりを見せるドキュメンタリーは、カメラによって切り取られ、編集によって再構築された「現実」を提示する。そこで私たちが目にするのは、大自然の驚異や異国の紛争、そしてときにはある家族の過ごす親密な空間など、この世界のどこか

    【Book Review】制作と批評が織りなすドキュメンタリーの公共性——金子遊『ドキュメンタリー映画術』text 中根若恵 - neoneo web
  • 2018 新たな時代へ “君たちはどう生きるか” - NHK クローズアップ現代 全記録

    8日は成人式。新たに大人の仲間入りをする若者たちの間で、いま静かに広がり続けている漫画がある。「君たちはどう生きるか」。80年前、吉野源三郎によって書かれた小説を原作とするだ。なぜ戦時中に書かれた物語が、2018年を生きる若者の心をとらえるのか? 番組では、「君たち〜」押しの若者に人気のタレントや各界の著名人たちと共に作品の魅力とメッセージを紐解き、2018年を生きる“処方せん”を考える。 出演者 小芝風花さん (女優) 池田エライザさん (モデル・女優) 池松壮亮さん (俳優) ベッキーさん (タレント) 羽賀翔一さん (漫画家) 池上彰さん (ジャーナリスト) 志波芳則さん (東福岡高校サッカー部総監督) 高橋源一郎さん (作家) 武田真一 (キャスター)

    2018 新たな時代へ “君たちはどう生きるか” - NHK クローズアップ現代 全記録
  • カラテカ・矢部太郎と大家さんの幸福な関係~『大家さんと僕』インタビュー - wezzy|ウェジー

    ひとり暮らしは、さみしい? 気楽? 家族はあったかい? ウザい? どっちの気分のときもあるでしょうし、「絶対こっちがいい!」なんてルールはありませんよね。ただ、2015年の国勢調査によると、現在の日では老若男女問わず、単身世帯が増加中のようです。とりわけ割合が多いのは、高齢の女性のひとり暮らし。夫に先立たれてひとりで暮らすケースが多いようです。一方、男性はというと20~30代が単身世帯のほぼ4割。 そんな「おひとりさま高齢女性」と「おひとりさま男性」が、ひとつ屋根の下――といっても二世帯住宅型のアパート――で暮らし、交流している日々を描いたマンガ『大家さんと僕』(新潮社)が爆発的に売れています(なんと現段階で7刷15万部!)。作者は吉興業に所属する芸人・カラテカの矢部太郎さん(40)。矢部さんは、大家さんである88歳の老婦人と、約50歳近いジェネレーションギャップを味わいながら、“芸人

    カラテカ・矢部太郎と大家さんの幸福な関係~『大家さんと僕』インタビュー - wezzy|ウェジー
  • 借金は600万円あるが、彼女は公務員だからだいじょうぶ 『はたらかないで、たらふく食べたい』 - エキサイトニュース

    でも、現実にそんなことは可能なのか? 働くのは当たり前のことで、私たちは何の疑問も持たず労働にいそしみ、日々を生きている。そこに揺さぶりをかけてくるのが、今回紹介する『はたらかないで、たらふくべたい 「生の負債」からの解放宣言』(タバブックス)だ。 著者の栗原康は、アナキズム研究を専門とする政治学者。書は、アナキストの大杉栄とその内縁ので女性解放運動家の伊藤野枝、一遍上人、はたまたクエンティン・タランティーノなどの思想や作品を軸に自身の労働観や恋愛観を綴った、ちょっと風変わりなエッセイ集である。 「はたらかざるもの、うべからず」を疑え! こののベースにあるのは、「今の世の中、生きにくいよね」という不満だ。1970年代初頭に起こった第一次石油ショック以降、日が福祉国家から新自由主義への転換を図っていく過程で、労働倫理も変化していったという。「仕事は辛いが、正社員として頑張ればちゃ

    借金は600万円あるが、彼女は公務員だからだいじょうぶ 『はたらかないで、たらふく食べたい』 - エキサイトニュース
    akihiko810
    akihiko810 2018/01/05
    栗原康は、アナキズム研究を専門とする政治学者
  • [書評] 隷属なき道(ルトガー・ブレグマン): 極東ブログ

    ブログが長く休止状態だった昨年だが、その休止を挟む10月22日に実施された衆院選挙に関連して、私はポリタスに『たぶんあなたは採用しない「3つの投票方法」』(参照)という寄稿をした。この寄稿には自分ではいくつかのモチーフがあった。一つには、日風のリベラルと保守の対立は党派的すぎて、もし来のリベラリズムがあるのなら、ごく簡単な原則を基的な要素として重視するはずだという指摘がしたかった。これに実質的にはアイロニカルな含みが生じるのはわかっていた。いわゆるリベラル派が党派性のために来のリベラリズムを二次的なものにしていることへの批評である。 しかしこうした私の主張は、批評的アイロニーの想定内であるように、あまり顧みられることはなかった。私としては、リベラリズムの倒錯的な状況よりも、もっと来のリベラリズムが何を主張すべきなのかという指標を描くことが重要だと思っていた。そのとき、おそらく指標

    akihiko810
    akihiko810 2018/01/05
    ベーシックインカムの導入
  • 頭がおかしくなるほどおもしろかった──《アイアマンガー》三部作 - 基本読書

    堆塵館 (アイアマンガー三部作1) (アイアマンガー三部作 1) 作者: エドワード・ケアリー,古屋美登里出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2016/09/30メディア: 単行この商品を含むブログ (17件) を見るエドワード・ケアリー《アイアマンガー》三部作が先日発売の『肺都』によって完結したが、これが当に凄い物語だった。奇しくも『肺都』が昨年最後に読了したとなったけれども、そんなことは無関係に問答無用で『肺都』が17年のベストだ。それどころか《アイアマンガー三部作》は、人生においてこれ程の熱量の物語にあと何度出会えるのだろうか……と考え込まずにはいられない、破壊的な小説作品なのだ。 人間を突き動かさずにはいられない特異なリズムがこの物語全体を貫いている。劇作家でもある著者による台詞、会話劇は一つ一つの発言が声の大きさ、息の吐く音まで聞こえてきそうな(凄まじい翻訳の力もあるの

    頭がおかしくなるほどおもしろかった──《アイアマンガー》三部作 - 基本読書
    akihiko810
    akihiko810 2018/01/01
    エドワード・ケアリー《アイアマンガー》三部作
  • 書評『学校へ行けなかった私が「あの花」「ここさけ」を書くまで』感想 岡田麿里の脚本の原点がここに! - 物語る亀

    亀爺(以下亀) 「今回は久々の書評といくかの」 ブログ主(以下主) 「アニメと映画大好き人間だと思われているかもしれないけれど、小説も好きなんだよ! ただ最近は読めていないだけで!」 亀「映画は手軽じゃからな。大体が2時間前後で終わってくれるし、書きたいことがたくさんある、内容の詰まった作品も出て来やすい。小説はもちろん作品にもよるが……最近注目の『蜂蜜と遠雷』などは、それなりに時間がかかるからの」 主「面白いんだけれど、2段組のノベルス形式で何百ページもあるとちょっと気後れしちゃうところがあるよね。まあ、それでも何十冊もあるような大長編作品に比べると大分楽なんだけれど…… 今回紹介するのように比較的軽く読み切ることができる作品ばかりなら、こちらとしては嬉しいけれど」 亀「今回は岡田麿里の自伝的エッセイということで、アニメを語ることの多いこのブログ向きの1冊ということもできるじゃろう」

    書評『学校へ行けなかった私が「あの花」「ここさけ」を書くまで』感想 岡田麿里の脚本の原点がここに! - 物語る亀
  • [書評] ごまかさない仏教(佐々木閑・宮崎哲弥): 極東ブログ

    仏教学者の佐々木閑に、仏教者と称する評論家・宮崎哲弥が、仏教とは何かといったことを問うという、出版社あるあるの対談書だろうと、『ごまかさない仏教(佐々木閑・宮崎哲弥)』(参照)について予断をもっていた。というのも、宮崎について、もうずいぶん昔になる、というか曲がりなりにも小林よしのりのゴーマニズム宣言を読んでいたころのことだ、宮崎が仏教者であることがその漫画でおちょくられていた。小林に共感しない私ではあったが、宮崎の仏教観もヘンテコなものだなと思ったものだった。人の宗教観というのは存外に変わらないものだから、宮崎のそれも同じだろうし、佐々木も最近の国際的な仏教学を知識を淡々と語るくらいかな、いずれ私が読むような対談でもあるまいと思っていた。『ゆかいな仏教 』(参照)みたいなかなと。 が、この『ごまかさない仏教』は、そうでもなかった。おもしろい。読み進めるにつれ、勉強になってしまうのであ

  • 「あなたの聴き方を変えるジャズ史」 トーク・イヴェント・レポート

    3人の音楽評論家が2時間超に及び語ったジャズ〜アメリカン・ミュージックの歴史。 2017年9月16日四谷のジャズ喫茶 いーぐるに於いて「あなたの聴き方を変えるジャズ史」の発売日に、著者、村井康司氏が原雅明氏と高橋健太郎氏をゲストに招いて、アメリカ音楽を聞きながらそれについて語っていくというイヴェントが開催され、2時間を超える深く滋味溢れる鼎談となった。 村井:今日は「あなたの聴き方を変えるジャズ史」の発売日なんですが、私の大好きな音楽批評家の方お二人をお呼びして、このの話というよりはアメリカ音楽の音を聞きながら話していきたいと思います。今日のゲストをご紹介します原雅明さんと高橋健太郎さんです。(場内拍手)。このJazz Japanという雑誌で6年ほど連載していたものと、ジャズ・ヴォーカル・コレクションという隔週刊の雑誌でヴォーカルの話を1年間連載したものに書き足した物を加えたもので

    「あなたの聴き方を変えるジャズ史」 トーク・イヴェント・レポート
  • 権利闘争、開発秘話、任天堂、伝説のゲームの裏側──『テトリス・エフェクト―世界を惑わせたゲーム』 - 基本読書

    テトリス・エフェクト―世界を惑わせたゲーム 作者: ダン・アッカーマン,小林啓倫出版社/メーカー: 白揚社発売日: 2017/11/01メディア: 単行(ソフトカバー)この商品を含むブログを見る今年はゲームとともに歩んだ人生録である『ゲームライフ――ぼくは黎明期のゲームに大事なことを教わった』やセガと任天堂の覇権戦争の裏側を描いた『セガvs.任天堂――ゲームの未来を変えた覇権戦争』などゲームの体験記であったりゲーム業界秘話的ながめっぽうたくさん出たように思うが、その流れに連なるのが書『テトリス・エフェクト―世界を惑わせたゲーム』、いうまでもなくテトリス戦記である。 僕もゲームボーイでやったり、ガラケーでったり、スマホでやったりと、様々な媒体でテトリスをやってきた。はたからみているとそんなにおもしろそうに見えないのだけど、やってみると意味がわからんぐらいハマってしまう。テトリスはそんな

    権利闘争、開発秘話、任天堂、伝説のゲームの裏側──『テトリス・エフェクト―世界を惑わせたゲーム』 - 基本読書
  • 『男をこじらせる前に』湯山玲子さんインタビュー 「文化にハマって”競争”を飼い慣らそう!」|ガジェット通信 GetNews

    映画音楽ファッションなどを題材に雑誌・書籍のコラム執筆やテレビでのコメンテーターとして活躍している湯山玲子さん。『女装する女』(新潮新書)や『四十路越え!』(角川文庫)など、一貫して女性の生き方に関しての考察を続けているほか、大音量でクラシック音楽を聴く『爆クラ』や、自ら寿司を握る『美人寿司』といったイベントも主宰しています。 そんな湯山さんが、最新刊『男をこじらせる前に 男がリアルにツラい時代の処方箋』(角川書店)では、これまで遡上に乗せてきた女子と対となる男性について正面から取り上げ、その生態や問題点を喝破する内容が話題に。「マツコ・デラックスはなぜ何を言っても許されるのか」といったことから「日男性がなぜマザコンなのか」といったことまで、さまざまな事象を巡っています。 ここでは、そんな湯山さんに『男をこじらせる前に』についてのインタビューを敢行。特に、高度成長期からバブル期以

    『男をこじらせる前に』湯山玲子さんインタビュー 「文化にハマって”競争”を飼い慣らそう!」|ガジェット通信 GetNews