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bookとBookに関するakihiko810のブックマーク (528)

  • 欅坂46から櫻坂46へ。解散じゃないけど淋しい。『推し、燃ゆ』の卓越した文章、推すことの「救いと絶望」を推す - QJWeb クイック・ジャパン ウェブ

    欅坂46から櫻坂46への改名発表に複雑な気持ちになりながら、新三島賞作家・宇佐見りん『推し、燃ゆ』を、書評家・豊崎由美が熱く推す。ここまで推しの心理を抉った純文学小説は初めてなんじゃないだろうか。 「ワクワクしますね。初心を思い出してやるしかない」 (菅井友香/欅坂46  2020年9月28日『ENCOUNT』) 推す気持ちの乱高下が身にこたえる 10月12、13日のラストライブをもって欅坂46としての活動を休止し、櫻坂46と改名。絶対的エースにして楽曲の持つメッセージ性の体現者でもあった平手友梨奈(様←こうした原稿では呼び捨てにするのが通例だけれど、どうしても呼び捨てにできない心情をお察しください)が脱退したときからファンはグループの存続を危ぶんではいたわけで、解散ではなく「改名」ですんだのは慶事というべきなんだけど、でも、10月14日以降このグループからは平手(様)の“匂い”は一掃され

    欅坂46から櫻坂46へ。解散じゃないけど淋しい。『推し、燃ゆ』の卓越した文章、推すことの「救いと絶望」を推す - QJWeb クイック・ジャパン ウェブ
  • 金子タカシ:寄せの手筋200

    金子タカシ:寄せの手筋200 このの詳細をAmazonで見る 評価:S 対象者:10級~四段 発売日:2010年4月 アマ竜王戦優勝など強豪として名を馳せた金子タカシ氏が、専門誌「将棋ジャーナル」の付録として手がけた必死問題が好評を博したことを機に、1988年に刊行された「寄せの手筋168」。 現在に至るまで数々の必死問題集が刊行されましたが、初級者から高段者までが参考になる必死問題をこれほど豊富に、かつパターン別にカテゴライズしたものはほとんどありませんでした。 そんな名著にも関わらず、随分早い段階で絶版となってしまい、それ以降はご存知の方も多いと思いますが、オークションやAmazonのマーケットプレイス(古市場)で5000円~という非常に高価な値段で取引されていました。 復刊を望む多くの将棋ファンの声は金子タカシ氏にも届いていたようで(書の前書きを参照)、この度ようやく浅川書房か

  • 10年代SF傑作選から『サハリン島』まで、多数の傑作SFが刊行されたてんこ盛りな2020年を振り返る - 基本読書

    アンソロジーが記憶に残った年 今年を振り返って記憶に残ったのは、やはり10年という区切りの年だったこともあってか優れたアンソロジーが多数刊行されたこと。たとえば、『なめらかな世界と、その敵』の伴名練が編者に入った『2010年代SF傑作選1・2』(大森望・伴名練編)は野崎まどの笑撃作「第五の地平」から小川一水による数学SFの傑作「アリスマ王の愛した魔物」、ベテランから新鋭まで幅広く取り揃えたアンソロジーだ。 2010年代海外SF傑作選 (ハヤカワ文庫SF) 作者:ピーター トライアス,郝 景芳,アナリー ニューイッツ,ピーター ワッツ,サム・J ミラー,チャールズ ユウ,ケン リュウ,陳 楸帆,チャイナ ミエヴィル,カリン ティドベック,テッド チャン発売日: 2020/12/17メディア: 文庫今年は海外編も前回の年代別傑作選から十八年ぶりに『2000年代海外SF傑作選』、『2010年代海

    10年代SF傑作選から『サハリン島』まで、多数の傑作SFが刊行されたてんこ盛りな2020年を振り返る - 基本読書
  • 大塚英志が語る、日本の大衆文化の通史を描く意義 「はみ出し者こそが権力に吸収されやすい」

    太平記から漫画、模型、アニメ、ボーカロイドまで、日の大衆文化の通史を一冊ので描き切った日文研大衆文化研究プロジェクトによる書籍『日大衆文化史』(KADOKAWA)。 大塚英志氏 このでは、漫画の鳥獣戯画起源論など、現代の日文化が中世や近世にルーツを持つとする説は、戦時下に政治的に必要とされて「創られた伝統」だと退けた上で、それとは別に一貫して存在してきた運動を描いていく。 「お約束」や共通前提(歌舞伎でいう「世界」)を踏まえながら新要素(同じく歌舞伎でいう「趣向」)を入れて作品が生み出されていくという、二次創作的とも言える仕組みこそが「文化」であり、それは有象無象の大衆=民俗学者の柳田國男がいう「群れとしての作者」が担ってきた、という見立てのもとで見えてきた「日」「大衆」文化史の姿とは――主筆を務めた国際日文化研究センター教授・大塚英志氏に訊いた。 『日大衆文化史』は通史を

    大塚英志が語る、日本の大衆文化の通史を描く意義 「はみ出し者こそが権力に吸収されやすい」
  • 塩田武士さん「デルタの羊」インタビュー 「40歳目前でアニメにハマった」作家が描く「日本アニメ」のリアル|好書好日

    文・写真:吉村智樹 塩田武士(しおた・たけし)小説家。 1979年 兵庫県生まれ。関西学院大学社会学部卒業後、神戸新聞社に入社し、2012年まで10年に亘り新聞記者を続ける。10年『盤上のアルファ』で第5回小説現代長編新人賞を受賞し、小説家としてデビュー。19年『歪んだ波紋』で第40回吉川英治文学新人賞。代表作は昭和最大の未解決事件を扱い映画化もされた『罪の声』。著作に『騙し絵の牙』『女神のタクト』『ともにがんばりましょう』『拳に聞け!』などがある。 Facebook アニメに開眼、新しい扉が開いた ――新刊『デルタの羊』はアニメーション制作現場の様子が生々しく描写されていますね。「当の話なのかな?」と思うほど、アニメを愛するクリエイターたちの想いが現実味を帯びて伝わってきました。 『デルタの羊』を書くために「鬼滅の刃」のプロデューサーであるアニプレックスの高橋祐馬さんや、「ポプテピピッ

    塩田武士さん「デルタの羊」インタビュー 「40歳目前でアニメにハマった」作家が描く「日本アニメ」のリアル|好書好日
  • 「アニメ業界の闇を暴こう」と挑んだはずが…40代でアニメにはまった塩田武士さんが「デルタの羊」で描く日本アニメのリアル(好書好日) - Yahoo!ニュース

    アニメ映画鬼滅の刃」が大ヒットを記録しているさなか、アニメ業界の内幕を描いた小説が発売され、話題となっている。それが『デルタの羊』(KADOKAWA)。著者は『罪の声』『騙し絵の牙』など社会派小説で知られる塩田武士さん。主人公はアニメ製作プロデューサー。念願だったSF小説テレビアニメ化に着手するが、声優のスキャンダルなど次々と襲い掛かるアクシデントにより、窮地に追い込まれる。一方、もうひとりの主人公であるフリーアニメーターは“前代未聞のアニメ”への参加を決意する。アニメに懸けるふたりの男の人生が交差し、遂に逆転劇が幕を開ける。日のアニメの“リアル”に迫る塩田さんに、お話をうかがった。 【動画】今年No.1ヒットのアニメ映画鬼滅の刃 無限列車編」のクライマックス、煉獄vs猗窩座(あかざ)の死闘 アニメに開眼、自分のなかの新しい扉が開いた――新刊『デルタの羊』はアニメーション制作現場の

    「アニメ業界の闇を暴こう」と挑んだはずが…40代でアニメにはまった塩田武士さんが「デルタの羊」で描く日本アニメのリアル(好書好日) - Yahoo!ニュース
    akihiko810
    akihiko810 2020/12/14
    >調べても調べても、吸い上げたお金なんて、どこにもない。そもそも儲け自体が出ていない。
  • 西加奈子が書く、肯定の世界。完璧じゃない自分を認めて生きたい | CINRA

    小説家・西加奈子が書く物語には、多様な人物が登場する。多くが欠点を抱え、時には逃げるし弱音だって吐く。「私自身も辛いと逃げてしまうタイプなので、自分を肯定したいから書いているところもあります」と話す西は、人生の主人公になれていない彼らをやさしい眼差しで見つめ、圧倒的な肯定感で包み込む。 2005年に発表、西にとって長編小説2作目となった『さくら』が映画化されることになった。普遍的にみえる家族と一匹の犬を通して描かれる、生きることの意味や人同士の結びつき。一人ひとりの日常は決して画一的でなく、葛藤し模索する日々は、今に必要な物語だと感じる。西自身も、作品に葛藤を抱いていたと話す。でも、完璧じゃないあの頃の自分も認めたい。そんな西の願いを『さくら』にのせてお届けする。 (メイン写真:©西加奈子/小学館 ©2020「さくら」製作委員会) 生きていく以上は、死ぬまで自分を肯定するしかない。 ―『さ

    西加奈子が書く、肯定の世界。完璧じゃない自分を認めて生きたい | CINRA
    akihiko810
    akihiko810 2020/11/20
    「さくら」
  • ゴールデンカムイに触発されて明治四十三年に書かれたアイヌのヒロインと不死身の豪傑が旅する講談速記本を24000文字くらいかけて解説することにした - 山下泰平の趣味の方法

    ゴールデンカムイが面白い 明治娯楽物語における北海道の扱い 源八郎とヒロインの出合い 殺し合いの後で友達になろう 源八郎がロシア人になった理由 シャマケンは源八郎のため奔走し源八郎はロシアへ渡る 学習漫画的側面 苦学生という存在 源八郎とシャマケンの旅 もうひとつの似ている点 ゴールデンカムイが面白い 人からゴールデンカムイが面白いとお勧めされたので読んでいる。グルメ漫画だと思い込んでいたんだけど、実際は人の皮を集めるみたいな話だった。少しビックリしたものの、確かにものすごく面白い。 今は石川啄木が出てきたあたりで、私は文学が基的に好きだからちょっと嬉しい。そのうちアイヌと啄木つながりで金田一京助や知里幸恵、グラフ誌の関係で国木田独歩あたりが出てくるのかなと、楽しみにしている。国木田独歩がビリヤードをしていたら最高だと思う。 その他にゴールデンカムイの世界で活躍できそうな明治期の文学者と

    ゴールデンカムイに触発されて明治四十三年に書かれたアイヌのヒロインと不死身の豪傑が旅する講談速記本を24000文字くらいかけて解説することにした - 山下泰平の趣味の方法
  • ゲームとフィクション、重ね合わせの意味と効果 - 『ビデオゲームの美学』から -|西川 圭祐

    この記事では書籍『ビデオゲームの美学』 についての私見を述べます。(2020.08.31) 初見の方はぜひ自己紹介とまえがきもご覧ください。 書籍紹介 松永伸司氏の『ビデオゲームの美学』を紹介する。もともとビデオゲームについて考えることが好きだったが、このをきっかけに、より深い沼に入ることとなった。ずぶずぶである。 書は分析美学(芸術の哲学)の視点から、ビデオゲームのならではの特徴を明らかにすることを通じて、ビデオゲームを理解するための道具立てを提案している。(分析美学についてはこちらを参照。)その内容は学術的な厳密さがあり、難解なので、稿ではかなりざっくりとした概要と、書の意義について私見を述べるにとどめる。より突っこんだ内容については、細かいトピックに分けて後日改めて書いてみたい。 概要までということもあり、稿は、こうしたゲーム研究、とくに人文学的な領域に馴染みのない方にも読

    ゲームとフィクション、重ね合わせの意味と効果 - 『ビデオゲームの美学』から -|西川 圭祐
  • 新しいデザインの教科書

    【ご挨拶】 / 【目次】 / settings / 解釈が変わる写真 / ラインスケッチ / 感覚の変換による観察 / 蓋の分類 / 新しい分け方の基準 / バランスによる新しい価値 / 約束事を共有することで、読みとけるようになる四コマ漫画 / 丸を取り出す / キリトリムシ / レイアウトが解釈を生み出す / モノをコントロールするための身体言語 / space / 「解釈が変わる写真」野中大

    新しいデザインの教科書
  • 『日本沈没2020』は何を描いたのか? 賛否呼んだ同作の狙いを、原作との比較から考察

    Netflixアニメ『日沈没2020』(湯浅政明監督)が賛否両論、というか批判が多い。 1973年に発表されべストセラーになった小松左京『日沈没』が原作だ。同年にはわりと小説に忠実な映画版(森谷司郎監督)もヒットした。それらではまず天才科学者が列島水没を予測し、大地震や火山噴火が頻発するなか、日は国民の避難をどう進めるのか、首相を含め計画関係者の側から描かれた。 一方、『日沈没2020』は、一家族に焦点を絞る。危機から逃れようと家族が西へ移動する姿を追う一方、政府の対策はほぼわからない。後半で自衛隊が現れ、海外への避難が進められる様子が出てくるが、むしろ右往左往する庶民でしかない主人公のグループがどんな道を選ぶのか。それを主題にしている。 『日沈没2020』は、第1話から首を傾げる展開が相次ぐ。陸上選手で中3のヒロイン・武藤歩は、大地震による建物の破壊や多数の死傷者に動揺し、瀕死

    『日本沈没2020』は何を描いたのか? 賛否呼んだ同作の狙いを、原作との比較から考察
  • 本は読まずに積んでおくだけでいい? 『積読こそが完全な読書術である』永田希インタビュー

    『積読こそが完全な読書術である』というチャレンジングなタイトルのが刊行された。著者は書評家の永田希氏。「買ったけど読まずに積んである」にはどこか後ろめたさを感じがちだが、著者はむしろ積極的に積めばいいのだ、と言う。 大量の情報が流通する現代社会においては、放っておいても広い意味での未読・積読が溜まっていく。そんな情報の濁流に抗って生きるためにこそ、主体的・積極的にを積んで自らの砦、拠り所とするべし――一聴すると不可思議な主張をするこのだが、なぜ永田氏はそんな考えに至ったのか? を溜め込みすぎてゴミ屋敷状態のなか暮らしたこともあるという著者のバックグラウンドを掘り下げながら、積読と罪悪感の関係に迫ってみよう。(飯田一史) 読めるは全部読みたいけれど、は多すぎる ――「書評家が積読についてのを書いた」と言っても「どんな書評家なんだ?」と思う方も多いでしょうから、ふだんどんなジャ

    本は読まずに積んでおくだけでいい? 『積読こそが完全な読書術である』永田希インタビュー
    akihiko810
    akihiko810 2020/04/18
    『積読こそが完全な読書術である』というチャレンジングなタイトルの本が刊行された。著者は書評家の永田希氏。
  • 2010年代とは何だったのか? 日本からではわからない世界の激変(柴 那典) @gendai_biz

    世界を変えた“黄金の10年” 「ポップ・カルチャーは、社会を映す鏡である――。」 田中宗一郎と宇野維正による共著『2010s』の帯には、こう書かれている。このコピーを見て、あなたはどう思うだろうか? 意外に思うだろうか。当たり前だと感じるだろうか。そして、この言葉に込められた“裏の意味”に気付くことはできるだろうか? 同書は、北米を中心にした2010年代のグローバルなポップ・カルチャーを論じた一冊だ。俎上に載せられているのは、音楽映画テレビシリーズ。 ある章ではレディー・ガガやビヨンセなどのポップ・ミュージックについて、ある章ではMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)などの映画作品について。ある章では『ゲーム・オブ・スローンズ』のようなテレビドラマシリーズについて、それらのシーンの動向とそれぞれの作品の意味合いと重要性が批評されている。またある章ではSpotifyやNetfli

    2010年代とは何だったのか? 日本からではわからない世界の激変(柴 那典) @gendai_biz
    akihiko810
    akihiko810 2020/02/18
    田中宗一郎と宇野維正による共著『2010s』
  • 『禅と福音 仏教とキリスト教の対話』を読む - 関内関外日記

    禅と福音: 仏教とキリスト教の対話 作者: 南直哉,来住英俊 出版社/メーカー: 春秋社 発売日: 2016/08/22 メディア: 単行(ソフトカバー) この商品を含むブログを見る 南 キリスト教の場合、「神がこの世界をつくった」とか「最後の審判がある」ということが神の言葉として聖書に出てくる以上、これを否定したらキリスト教にならない。ところが仏典は、どこからどこまで読んでも、悟った瞬間どうなったかといった話はない。ニルヴァーナがどういう状態なのか、ニルヴァーナが何であるか、まったくわからない。 結局、一番肝心要のことは読んだ人間が想像して解釈するしかない。その真偽を判定する根拠はパーリ経典のどこにもない。テーラワーダの人が何を言っても「あんたはそう思うのね」以上の話にはならない。 おれは仏教をいろいろと読んでいたが、仏教徒と異教徒の対話というものは読んだことがなかった。山折哲雄と

    『禅と福音 仏教とキリスト教の対話』を読む - 関内関外日記
  • 『超越と実存「無常」をめぐる仏教史』を読む - 関内関外日記

    超越と実存 「無常」をめぐる仏教史 作者: 南直哉 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2018/01/26 メディア: 単行 この商品を含むブログ (1件) を見る 「超越と実存」と言われると、なにやら近現代西洋哲学(よくわからない)のような雰囲気があるが、実のところ「無常をめぐる仏教史」のなので安心してほしい。いや、おれが安心しただけなのだけれど。 とはいえ、もちろん、「超越と実存」は書の大きなテーマである。これをもとに著者が仏教史を突き刺している。 「超越」的存在は、時には「質」や「実体」などと呼ばれ、その存在を前提とすれば、無常の実存は「現象」とか「属性」などと規定される。 すなわち、私が思想には仏教と仏教以外しかないという言う意味は、「実存」と「超越」との関係で考えるのか(仏教以外)、「超越」抜きで考えるのか(仏教)どちらかだ、ということである。 その上で、さらに著者は

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  • SF界のみならず、文学界全体でも話題騒然のSF短編集『なめらかな世界と、その敵』著者・伴名練さんインタビュー | カドブン

    このに注目! 異例の発売前重版で話題となったSF短編集『なめらかな世界と、その敵』は、発売後も版を重ね、現在七刷。 文壇注目の覆面作家にお話をうかがいました。 ――変わったペンネームですね。 伴名:よくハンナ・アーレントからですかと訊かれますが、違います。元ネタはあるのですが、秘密にしています。学生の頃からあたためていた名前です。 ――その学生時代に小説を書きはじめたきっかけは? 伴名:京都大学のSF研究会に所属していたときに、会員がSFマガジンで賞を取り、雑誌に掲載されました。綾辻あやつじ行人ゆきと先生時代の京大ミス研ほどではないのですが、身近な人の受賞に刺激を受けてSF研でも創作が盛んになり、その機運に乗って自分も書き始めました。 ――ただ、デビューはSFの賞ではなく角川書店の日ホラー小説大賞です。 伴名:当時はSFの新人賞が存在せず、小林こばやし泰三やすみ

    SF界のみならず、文学界全体でも話題騒然のSF短編集『なめらかな世界と、その敵』著者・伴名練さんインタビュー | カドブン
  • BIを導入したら本当に人は働かなくなるのか?──『みんなにお金を配ったら──ベーシックインカムは世界でどう議論されているか?』 - 基本読書

    みんなにお金を配ったらー―ベーシックインカムは世界でどう議論されているか? 作者: アニー・ローリー,上原裕美子出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2019/10/11メディア: 単行この商品を含むブログを見るベーシックインカムという、最低限所得保障の考え方がこの世に存在する。簡単に説明すれば、一月3万なり10万なりを、制限をつけず全国民に配布しちゃいましょう、という考え方である。「え、毎月10万貰えたらメッチャ嬉しい、やったー!」と気分が沸いてくるが、実際には利点に関しても欠点に関しても様々な議論がある。 BIの想定される利点と欠点 たとえば、そもそも財源をどうするんだ、という問題がある。また、全国民に配分するということは、金持ちにも同様に配るわけなので、貧困者を狙い撃ちにしたほうがもっと効果的なんじゃない? 説もある。他にも、毎月10万も(仮に)もらえたとしたら、人々は働かなくな

    BIを導入したら本当に人は働かなくなるのか?──『みんなにお金を配ったら──ベーシックインカムは世界でどう議論されているか?』 - 基本読書
  • 「平成の八つ墓村」と報じられた村の本当のすがた ウェブから火がついた「つけびの村」が本に|好書好日

    ウェブサービス・noteで公開され話題になった「ルポ『つけびの村』」が、『つけびの村 噂が5人を殺したのか?』(晶文社)として書籍化されました。2013年7月21日に山口県周南市金峰(みたけ)地区で発生した山口連続殺人放火事件について取材したノンフィクション。犯人の保見光成・死刑囚は近隣の高齢者5人を撲殺し、2軒の家に放火しました。当時の金峰は12人の高齢者のみで構成された限界集落。小さな小さなコミュニティの中で起きた事件でした。 保見の自宅の窓には外から見えるように、「つけびして 煙り喜ぶ 田舎者」という意味深な川柳が貼られていました。彼は村八分にあっていたのだ、という報道も加わり、金峰は「平成の八つ墓村」とも呼ばれるようになりました。『つけびの村』で事件ノンフィクションの新しい形を提示した著者の高橋ユキさんに、取材や執筆の経緯などについて話を伺いました。 苦肉の策だったnote版「ルポ

    「平成の八つ墓村」と報じられた村の本当のすがた ウェブから火がついた「つけびの村」が本に|好書好日
  • 現代アニメ論が示す、アニメとガジェットの関係性ーー石岡良治『現代アニメ「超」講義』レビュー

    去る6月、批評家・石岡良治の新著『現代アニメ「超」講義』(PLANETS)が刊行された。単著『視覚文化「超」講義』(フィルムアート社、2014年)、『「超」批評 視覚文化×マンガ』(青土社、2015年)、そして映画批評家・三浦哲哉との共著による鼎談集『オーバー・ザ・シネマ 映画「超」討議』(フィルムアート社、2018年)に続く、石岡のいわば「超」シリーズ第4作である。 ポピュラーカルチャー・表象文化論研究の第一人者として、これまでも読者の圧倒的な支持を集めてきた著者は、『視覚文化「超」講義』では映画や現代美術、アニメ、ミュージック・ビデオ、ゲーム、ホビーといった視覚文化全般を、続く『「超」批評』ではマンガを、そして『オーバー・ザ・シネマ』ではおもに海外映画を縦横無尽に論じて/語ってきた。そして書では、満をじして、現在の著者がその批評活動の主軸としている「現代アニメの魅力について「超」講義

    現代アニメ論が示す、アニメとガジェットの関係性ーー石岡良治『現代アニメ「超」講義』レビュー
  • 現代中国最大のヒット作、『三体』が日本でも爆売れした理由。大森望×藤井太洋トークイベント採録|Hayakawa Books & Magazines(β)

    お盆休みの方も多いこの時期、大きな話題を呼んでおります『三体』を、ぜひこのタイミングで読もうとしている方もいらっしゃるのでは。欄では、7月に八重洲ブックセンター店にておこなわれた、『三体』翻訳者の大森望さんと、『三体』著者劉慈欣とも関係の深い作家・藤井太洋さんのトークイベントを再録します(SFマガジン2019年10月号掲載)。満員御礼だったイベントの貴重な採録、ぜひお楽しみください。 『三体』大森望×藤井太洋トークイベント採録 ■劉慈欣と中国SF 大森 日はたくさんの人に来ていただいてありがとうございます。キャンセル待ちも出ていたそうで。中国SFがそれだけ盛り上がっているということですね。 藤井 これほど『三体』が売れるとは、私も正直思っていませんでした。 大森 全世界で三部作2900万部が売れているという。とはいっても、中国語で書かれた格SFの長篇小説が日語に訳されること自体

    現代中国最大のヒット作、『三体』が日本でも爆売れした理由。大森望×藤井太洋トークイベント採録|Hayakawa Books & Magazines(β)